2024.9.12
大学受験~志望校・決め方~
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こんにちは、EDIT STUDYです。今回の記事では『大学受験~志望校・決め方~』というテーマでお話していきたいと思います。EDIT STUDYに通う生徒の中にも『志望校が決まっていない』『将来やりたいことが決まっていないので大学や学部の決め方が分からない』という受験生が少なくありません。
今回の記事ではそうした悩める大学受験の受験生にオススメな志望校の決め方をご紹介していきます。EDIT STUDYではどんな出願戦略で受験生の志望校の決め方をサポートしているかも含めて詳しく紹介していきたいと思います。
志望校の決め方
では具体的に『大学受験~志望校・決め方~』とはどのように決めていけば良いのでしょうか。当たり前ですが、これは『将来やりたいことがあるかどうか』で大きく分かれます。例えば「将来の夢」が”教育に携わること”とします。次に考えるのは「職業」ですが、これが”学校の先生”だとします。具体的には小学校教諭だとすると、「学部」は”初等教育の教員免許が取得できる学部”に絞られます。そして最終的にどの大学で学びたいかで大学が決まってきます。
ここまで明確に『大学で学びたいこと』と『将来やりたいこと(職業)』が繋がっている場合は、志望校の決め方で迷うことはないと思います。大学受験の受験生で大学や学部が決まらない人の多くは『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』が明確でない状態だと思います。ですので今回は後者の明確に決まっていない人に向けて、おススメの志望校の決め方に関してご紹介していきたいと思います。
注意点!安易な先入観で選択肢を狭めるな!
まず最初に押さえておきたいのは『安易な先入観で選択肢を狭めるな』ということです。具体的にどういうことかというと、高校3年生や浪人生のまだ社会経験をしていない状態の”なんとなく”の先入観で『経済学部が良いかな』『経営について学んでみたいな』『福祉系の学部は興味がないな』という安易な”なんとなく”の先入観で大学や学部を絞らないことです。
理由としては将来的な選択肢の拡がりが圧倒的に変わってしまう可能性があるからです。具体的にどういうことかというと、例えばAくんはGMARCHの中で『経済学部』に絞って6校全てを受験するとします。その場合、GMARCH6校全ての過去問対策が必要になり、それぞれの大学で傾向は違いますので、対策が異なってきます。これはシンプルに対策難易度は高くなりますよね?
一方でBさんは『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』が明確ではないので、GMARCHの中でも比較的難易度の高い上位大学である明治大学と比較的難易度が低い学習院大学の2校に絞りそれぞれ3学部づつ無理のない日程でピックアップして2校で6学部受けるとします。その場合、2つの大学で学部が違えど、それぞれの大学の中で傾向は似ておりますので、Aくんと比較して対策難易度は低くなります。
上記の具体的な例を見て分かる通り、どちらの方がGMARCH以上に合格しやすい志望校の決め方になるかは一目瞭然だと思います。だからこそ『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』が明確でない場合は、安易に”なんとなく”の先入観で選択肢を絞らない方が賢明というわけです。
学歴や就職・年収が全てではない
こうしたお話をすると『大学では学びたいことを学ぶべきだ』『学歴や就職が全てではないだろ』というご意見が聞こえてきそうなので、補足しておきます。結論から言うとEDIT STUDYも決して『学歴至上主義』や『就職(年収)至上主義』では全くありません。あくまで一石を投じたいのは『学びたいこと』が明確ではない状態で『選択肢を絞る危険性』です。
『百聞は一見に如かず』という言葉が示す通り、世の中”やってみないと分からない”(実際に自分の目で確かめないと分からない)ことは非常に多いです。そんな中、イメージのみで学部を絞って受ける等は合格可能性、そして将来の選択肢を狭める危険性があるからです。上述した具体例で見れば、Aくんは『経済学部』にこだわったため、GMARCHの合格が1校も取れず東洋大学の経済学部の合格で留まり、Bさんは興味はなかったものの明治大学の農学部の合格が勝ち取れたとします。
選択肢を絞らなかったBさんは興味がないが明治大学農学部という選択肢が3月の進路決定で残っていますが、Aくんは興味はあるつもりだが、東洋大学経済学部しか選択肢がないという状況です。誤解のないように言っておきますが、東洋大学経済学部が悪いという意味では全くありません。安易に選択肢を絞らなかった結果、GMARCHという選択肢が残るか残らないか、将来の選択肢を拡げることが出来るか出来ないかという話です。
統計上の客観的なデータを知っておく
前提として上述した通り、学歴や就職・年収が全てではありませんが、客観的な数字データは知っておくべきです。下記は各大学ごとの一部上場の大手優良企業への就職率と各大学出身者の平均年収になります。
※大学毎の平均年収(私大のみ抜粋)
もちろん繰り返しお伝えしている通り、世の中学歴や就職・年収だけではありません。ですが、将来の自身のやりたいことを拡げるために資金や大手企業での人脈はかなり有効です。つまり受験生の勉強時間にはそれだけの価値がある可能性があるということです。
受験勉強は頑張れば結果を伴いますので、必然的に上位大学には頑張れる人間の比率が高くなる傾向にあります。その結果、例えばEDIT STUDYに前職が生涯年収ランキング2位のキーエンス(8億5768万円:全体の平均は2億2684万円)だった者が在籍しておりますが、採用に学歴が関係ないはずのキーエンスの同期がすべてGMARCH以上だったということに学歴の重要性や価値が集約されている気がします。
またAくんとBさんの例を出しましたが、2人は平均年収で100万円近い開きが出る結果となっています。繰り返しお伝えしている通り、学歴や就職、お金が全てではありません。ただ上記の通り、客観的な数字データでの差異が生まれることを知った上で、志望校を決める際に”なんとなく”のイメージで志望校に関して学部を絞る危険性を知っておいて損はないということです。
今は学部横断がほとんどの大学で可能
また今の大学ではほとんどの学部で授業や講義の横断が可能となっており、学部で定められている範囲の卒業に必要な単位取得で学部や学科を横断して受講が出来、単位取得に繋がる大学・学部がほとんどです。少子高齢化が加速する中、大学側も優秀な学生を多く集めたい背景もあり、柔軟に対応できるように変革しているからです。
具体的には受験生に敬遠されがちな学部として『福祉系学部』が挙げられますが、例えば立教大学のコミュニティ福祉学部では福祉系の学問のみならず、社会学、政治学、経済学、社会福祉学、地方自治、社会開発、公共哲学、いのちの倫理学といった学際的で幅広い視点を学ぶことができます。ですので、Aくんのように”なんとなく”のイメージで『経済学部』と言っていたタイプの受験生が立教大学コミュニティ福祉学部を選択肢から外してしまうのはもったいない可能性があるわけです。
ちなみにBさんが合格した明治大学農学部でも、実際には最も基礎的で重要な「食料」と「環境」をめぐる諸問題について、経済学、社会学、政策学、経営学、会計学、開発学などの社会科学の側面から総合的に考究していますので、十分経済に携わった学習が進められる環境は整っています。
というわけで上記の通り、『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』が明確でない場合は大学や学部を変に絞ったりせず、視野を拡げて将来の選択肢の可能性を拡げる志望校の決め方をオススメします。とは言え、少しでも『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』を明確にしたい人には、下記の5つのstepで自身の『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』を明確にするやり方をご紹介しておきます。
志望校・決め方で迷ったらやるべき5つのstep
1.自身のモチベーションの上がる条件を整理する
2.自身のモチベーションの下がる条件を整理する
3.他人から見た自分はどう見えるのか調べる
4.ザックリで良いので将来どうなりたいかを考えてみる
5.上記4つの項目を比較的実現しやすい大学・学部を調べてみる
1.自身のモチベーションの上がる条件を整理する
1つ目のstepは『自身のモチベーションの上がる条件を整理する』です。なぜなら、この条件をまずは把握して少しでもそうした環境が整っている志望校に決めれば、入学後に後悔する可能性が低いからです。例えば、海外など知らない場所に行くこと、スポーツ観戦や高校の文化祭、集団で何かを成し遂げる時、1人で黙々と作業を進めている時、などザックリの箇条書きで構いません。
スマホのメモ機能やノートに乱文や箇条書き程度で良いので、5-10個程度書き出してみてください。そうすることで『自身のモチベーションが上がる条件』つまりやりたい事が少しづつ見えてきます。その上で、どの大学・学部がその条件を満たしそうか考えてみましょう。
2.自身のモチベーションの下がる条件を整理する
2つ目は『自身のモチベーションの下がる条件を整理する』です。なぜなら、この条件をまずは把握して少しでもそうした環境がなさそうな志望校に決めれば、入学後に後悔する可能性が低いからです。これはほんの些細なことからで構いません。例えば、高校や中学から宿題や課題が苦手だった、人前での発表は苦手、大勢の集団で何かをするのは気が引けるなど、ざっくばらんで構いません。
スマホのメモ機能やノートに乱文や箇条書き程度で良いので、5-10個程度書き出してみてください。そうすることで『自身のモチベーションが下がる条件』つまり少しでも避けたい環境や条件、やりたくない事が少しづつ見えてきます。その上で、どの大学・学部だったらstep1を満たしつつstep2を避けられるか考えてみましょう。
3.他人から見た自分はどう見えるのか調べる
3つ目は『他人から見た自分はどう見えるのか調べる』ことです。これは、意外と近しい他人の方が自分自身のことを客観的に理解してくれていて、自分自身の好きなことや得意なことを把握してくれているからです。例えば高校の友人やクラスの担任の先生、部活動の顧問の先生などに聞いてみましょう。
もちろん、両親や兄妹でも構いませんが、身内だと近すぎて自分自身を客観的に見れないのと同じで、俯瞰して判断できないこともありますので、出来る限り多くの人に印象値で良いので聞いてみて下さい。そうすると自身では気付かない『得意なこと』や『好きなこと』が出てくることがあります。
これはなぜかというと自分自身の得意なことや好きなことは『当たり前過ぎて』意外と自覚できていないことがあるからです。なので普段から接する機会が多い、友人や担任の先生、部活動の顧問の先生など広く聞いて、意見が重なるものが出てきたら、それがご自身の気付いていない『得意なこと』や『好きなこと』の可能性があります。そして、それらを実現しやすい環境が整っている大学や学部を検討すると良いでしょう。
4.将来どうなりたいかを考えてみる
そして4つ目はザックリで良いので『将来どうなりたいかを考えてみる』です。これは本当にザックリで構いません。例えば、漠然と具体的な職業は分からないが、海外で働いていたい、英語など日本語以外の言語を使えるようになっていたい、今興味のあるアニメや漫画に携わりたい、スポーツが好きだからスポーツに関わることがしたい、など本当にザックリで構いません。
その上でスマホのメモ機能やノートに書き出してみて、実際に将来どうなりたいかをイメージしたら、それに繋がる経験や学びが出来そうな大学や学部を探してみましょう。海外で働きたいなら留学制度や海外でのインターンシップのサポート精度がある大学も良いでしょうし、アニメや漫画に興味があれば、映像や日本のサブカルチャーを学ぶ学部なども良いかもしれません。
こうした将来像から逆算して大学や学部を調べてみると、知らないだけでリンクするような大学や学部は意外とあったりするものです。その一歩目としてザックリで良いので将来どうなっていたいかを乱文や箇条書きで良いので、まずは書き出して自身で把握してみましょう。
5.上記4つの項目を比較的実現しやすい大学・学部を調べてみる
上記4つのstepが終わったら、自分自身への取材が終わったようなものです。自分自身の『モチベーションの上がる条件』『自身のモチベーションの下がる条件』『他人から見た自分はどう見えるのか』『将来どうなりたいか』が把握できたはずなので、これ全てでなくて良いので、比較的実現しやすい環境が整っている大学や学部を探してみましょう。
もちろんその際は大学のHPで調べたり、通っている塾・予備校の先生に聞いたり、学校の進路指導の先生に相談したり、オープンキャンパスに参加したりするのも良いでしょう。この5つのstepを通せば、漠然としていた志望校の決め方も明確になるはずです。少しでもご自身の『大学で学びたいこと』や『将来やりたいこと(職業)』を明確にしたい方は、このやるべき5つのstepを参考にしてみてください。
EDIT STUDYの出願戦略とは
では最後により具体的にEDIT STUDYでどのように志望校を決めていくのか出願戦略に関してご紹介しておきます。
将来の選択肢を最大限拡げる
上述した客観的な数字データや統計データをもとに生徒の視野を拡げるお手伝いを週に1度の1on1面談で実施したり、11月から始まる4回に及ぶ出願戦略面談で個別で実施していきます。また個別の面談はもちろんですが、授業やクラス単位でもおススメの併願校などをクイズ形式で出題するなど、視野を拡げるお手伝いを実施していきます。
もちろん当たり前のことですが、最終的なご判断は生徒様・保護者様、つまりご家庭でのご判断を尊重させていただいておりますが、上述した通り視野を拡げ、将来的な選択肢の可能性を拡げるお手伝いを出願戦略では実施していきます。
各生徒の個別学力状態から具体的に算出する
またEDIT STUDYは出願戦略面談を実施するSS(先生)が全て正社員で、出願戦略面談も全社員が厳しい研修を受けています。その年その年で更新される入試情報を全社員が同クオリティで提案できるように研修後のチェックテスト等も設けて日々研鑽を積んでいます。
その上で担当のSS(先生)が生徒の受験科目3科目全ての成績を把握しているので、客観的な数字データ(日々の学習時間の記録や年間600回に及ぶ各科目の復習テストの結果や塾内模試の結果、各大学の過去問演習などのデータ)をもとに各大学の科目配点で生徒の特性に合った受験校や併願校などの志望校の決め方を生徒と作戦を練りながら決定します。
他にも英検などの外部検定試験スコアの利用や、2科目受験、小論文など本人の適性に合わせて志望校を一緒に決めていくスタンスで寄り添いつつ視野を拡げるお手伝いを実施しています。このように研修を受けた正社員のSS(先生)が感覚だけでなく、客観的な数字データをもとに3科目全ての成績を把握しているからこそ、将来的な選択肢の可能性を拡げる志望校の決め方のお手伝いが出来ると自負しています。
まとめ
志望校の大学や学部が決まらずに悩んでいる人は、あらためてご自身の『大学で学びたいこと』と『将来やりたいこと(職業)』を考えてみてください。その上で『大学で学びたいこと』と『将来やりたいこと(職業)』が明確ではないなと感じたら、是非視野を拡げ、なんとなくで大学や学部を絞ってしまうのではなく、最大限ご自身の将来の選択肢の可能性を拡げるようにしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事が大学受験を控える受験生のみなさんの志望校の決め方の参考になれば幸いです。
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