2024.5.4
大学受験で現役生はなぜ伸びるのか~浪人生との違いとは~
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こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では『大学受験で現役生はなぜ伸びるのか~浪人生との違いとは~』というテーマでお話していきたいと思います。
大学受験においてよく現役生は伸びしろがある、浪人生は伸びしろがないと言われていますが、一体それはなぜなのか。実際に浪人生は2:6:2と言われて、2割は現役時よりも成績が伸びて、6割は成績が変わらない、残りの2割に至っては現役時よりも成績が下がるとまで言われています。
今回の記事ではそんな現役生と浪人生の違いをそれぞれ見ていきたいと思います。
現役生の成績はなぜ伸びるのか?
まずは現役生の成績が伸びると言われているのはなぜか?シンプルではありますが、2つ明確な理由がありますので、詳しく見ていきましょう。まず理由の2つは下記になります。
・履修範囲が浅いから
・モチベーションが維持しやすいから
ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
履修範囲が浅いから
まず1つ目の『履修範囲が浅いから』ですが、これは考えてみれば当然のことですが、大学受験の出題範囲、つまり高校の履修範囲すべてが対象になりますが、高校3年生の春の時点ではほとんど終わっていない状態です。
もちろん中高一貫のいわゆる超進学校の生徒は2年生までに大学受験の全範囲、つまり高校の履修範囲すべてが終わっており、高校3年生になると過去問演習や応用をメインに学校の授業が進行するケースもありますが、ほとんどの公立高校や私立高校ではまだ履修範囲が浅い状態です。科目によっては共通テスト直前でようやく全範囲が終わるなどもザラです。
つまり成績で言えば伸びしろがある状態になります。当たり前ですが、履修していないつまり知らない状態であれば得点できるわけがありませんが、履修して復習し定着すれば十分得点できるからです。これが現役生の成績が伸びる1つ目の明確な理由です。
モチベーションが維持しやすいから
2つ目の明確な理由で『モチベーションが維持しやすいから』というのが挙げられます。これは意外かもしれませんが、成績を伸ばすうえで非常に重要なポイントです。実は裏返せば、浪人生が成績が伸びにくい大きな要因の1つでもあります。
どういうことか、具体的に考えていきましょう。まずは1つ目の理由で挙げた『履修範囲が浅いから』というのも実はこの2つ目の『モチベーションが維持しやすいから』という理由と密接に関わっています。
伸びしろを感じられるから
現役生の場合は、履修範囲が浅い状態でスタートしますので、履修範囲が増えれば増えるほど、実際に自分自身の成績の伸びを感じやすくなります。そうするとモチベーションが維持しやすいのは当然ですよね?
実はそれ以外でも現役生は浪人生と違って『モチベーションが維持しやすい』環境が整っています。それは”学校”です。現役生の皆さんからすると『学校があるから受験科目ではない授業や部活動、学校行事で時間がとられてしまうからそんなことはない!』と言いたくなるかもしれませんが、まさにその環境が勉強のモチベーションが維持しやすい理由にもなります。
学校はモチベーションを維持するのにうってつけの環境
どういうことかというと、まず学校があるので基本的に月から土まで規則正しい生活を送ることができます。そして学校の授業や部活動や行事があるので、メリハリをつけて勉強をすることができます。良い意味での焦りやプレッシャーで勉強に充てる時間が少ないので、その分目の前の勉強に集中しますよね?これが”モチベーションが維持しやすい環境”というわけです。
ほかにも学校や部活動の仲間など一緒に目標に向けて頑張る仲間がいることはモチベーションを維持するのに非常に大きな存在です。また浪人生と比べてで考えると『失敗をしていない』というのもモチベーションが維持しやすい理由になります。こうした理由で現役生の成績は伸びやすくなっています。
浪人生はなぜ伸びにくいのか
では現役生の成績が伸びやすいメカニズムが分かったところで、浪人生はなぜ成績が伸びにくく、2:6:2とまで言われているのか、その理由を考えていきましょう。実は浪人生の成績が伸びにくい理由もシンプルで下記2点になります。
・モチベーション維持の難易度が高い
・自己管理のハードルが高い
ではそれぞれ2つの理由を具体的に考えていきましょう。
モチベーション維持の難易度が高い
こちらは先ほど現役生の時に述べた理由が丸々浪人生の難しさになってきます。現役生の際には学校生活がモチベーションを維持するのに最適な環境で切磋琢磨する仲間もいてモチベーションが維持しやすいと言いましたが、浪人生になれば、その環境がなくなるだけではなく、むしろモチベーションを阻害する要因になります。
どういうことかというと、まず現役生の時に一緒に切磋琢磨していた仲間たちは自分以外大学や専門学校など次の進路に進んでいる状態です。そんななか、自分だけ浪人生活を送っている状態で例えばGWの時期や夏休みに新しい進路に進んだ仲間が楽しそうな写真をインスタのストーリーなどにあげていたとします。それを見た時のご自身のモチベーションはどうでしょうか?
『自分は何をやっているんだ?』となりますよね。ましてや高校や地元の仲間から『たまには息抜きも大事でしょ!』と言って誘われて遊びに行き、そのあと罪悪感からモチベーションが下がるなど、モチベーションを下げる要因になりかねません。
浪人生は意外と孤独で高校や部活動など所属していた”場所”がなくなり、時間が膨大にあるように感じるので、その中でモチベーションを高く保ちつつ受験勉強に真摯に取り組み続けるというのは思いのほか難易度が高いのです。むしろこのモチベーションの維持さえできれば、浪人しても2:6:2の2割の成績が伸びて成功するパターンに入れると言っても過言ではありません。
自己管理のハードルが高い
2つ目の理由は『自己管理のハードルが高い』という点です。これは1つ目の理由にも密接に関わってきますが、現役生の時と違って学校がないため、朝からの生活リズムが構築できなくても誰も困りません。多少親御様が『朝起きるのが遅い』と叱ってくれるかもしれませんが、親御様もお仕事があるので毎朝起こすのも現実的ではありません。
そもそも上位15%と言われるGMARCHや上位1-2%と言われる早慶上智を目指しているにもかかわらず朝からの生活リズムや規則正しい生活を自力で構築できないようでは論外です。と言いつつ、実はこの生活リズムを規則正しい生活を自力で構築するのは非常に難易度が高いのも事実です。
浪人生はこの自由度の高さから、現役生の時以上に自己管理のハードルが上がってきます。GMARCH以上に合格する生徒も1日の平均勉強時間は10時間程度です。1日は24時間ですから、睡眠時間の7時間を除くと17時間あります。つまり1日10時間勉強に費やしてもそれ以外の時間が7時間あるわけです。
一見すると『1日10時間の勉強時間を確保するのっていけるじゃん!』と思うかもしれませんが、だからこそメリハリをつけて自分を律して規則正しい生活を自力で構築するのは非常に難易度が高くハードルが高いのです。
では最後にそんな現役生と浪人生でそれぞれの立場で志望校合格という成功を掴むために、EDIT STUDYではどんなサポートを受けることができるのか、最後に簡単にご紹介しておきましょう。
少人数対話式反転授業だから理解度が高まる
大抵の受験生の多くが「自分が何が分からないのか分からない」「どこからどのくらい始めれれば良いか分からない」という悩みにぶつかってしまいます。こうした生徒が正確に自身に最適な参考書や課題を選ぶことが出来るかと言えば難しいですよね。
EDIT STUDYではそうした数多くの生徒を10か月でMARCH以上合格に導くために「少人数対話式反転授業」という授業スタイルを実施することで10か月という短い期間で生徒の理解力を圧倒的に高めています。EDIT STUDYの「少人数対話式反転授業」には生徒が理解力を高めるための重要な4stepがありますでの各stepを順にご紹介しておきます。
1.Question
1クラス平均10名の少人数クラスで、講師が生徒一人ひとり名前を呼んで、質問を投げかけます。「誰が、いつ、何を、どう、あてられるわからない緊張感」の中だからこそ生徒の集中力が最大化されます。
2.Conversation
生徒は講師に当てられ回答した際、常に「なぜ、その回答にしたか?」根拠を問われます。講師から「なぜ?」という質問を受け続けることで、生徒は「回答と根拠をセットで考える」というクセがつき、入試に必要とされる思考力・判断力が自然と身につきます。
3.Positive Focus
正解、不正解だけではなく、正しい解答へのプロセス、チャレンジする姿勢など、ポジティブな要素に焦点を当て、褒める、認めることで生徒の意欲を高めます。ポジティブな空気はクラス全体のモチベーションを高め、質問しやすい雰囲気を生み出します。
4.Presentation
最後に授業内容をインプットする時間をとった後、その内容をプレゼンしてもらうことで「人に教える経験」をしてもらいます。なぜならラーニングピラミッド理論では「人に教えること」が最も学習効果が高いと証明されているからです。ただ、生徒がすべてを人に教えるということはハードルが高いため、プレゼンでは講師が生徒に質問サポートをし、生徒には対話を通して「人に教える経験」をしてもらいます。対話式授業の中で「人に教える経験」を積み重ねていくと、復習する時も「人に教える」つもりで勉強することが習慣化し、学習効果が自然と高まります。
だからこそ生徒の理解力が10カ月という短い期間でMARCH以上に合格出来るレベルまで高めることが出来るのです。またこうした授業内に対話があるので、生徒も講師も生徒自身の得手不得手を明確に把握できますし、対話を通して生徒との信頼関係が出来てきます。
EDIT STUDYの出願戦略とは
またEDIT STUDYの出願戦略も簡単にご紹介しておきます。EDIT STUDYでは11月から4回に分けて出願戦略面談を実施していきます。上記のような各大学の狙い目学部などを数字データから算出したり、私立文系に絞ってGMARCHを中心とした入試カレンダーを独自に作成したり、様々な情報を私立文系に特化させて出願戦略を練っていきます。また生徒個別の学力状況や将来のやりたいことを見据えた志望校選択ができる様々な仕組みやシステムがありますので、ご紹介していきたいと思います。
週に1度の1on1面談で将来の選択肢を最大限拡げる
上述した客観的な倍率や合格最低点などの数字データや統計データをもとに生徒の視野を拡げるお手伝いを週に1度の1on1面談で実施したり、11月から始まる4回に及ぶ出願戦略面談で個別で実施していきます。また個別の面談はもちろんですが、授業やクラス単位でも今回の記事のようなおススメの併願校や学部などをクイズ形式で出題するなど、視野を拡げるお手伝いを実施していきます。
もちろん当たり前のことですが、最終的なご判断は生徒様・保護者様、つまりご家庭でのご判断を尊重させていただいておりますが、EDIT STUDYでは様々な数値データなどを使って視野を拡げ、将来的な選択肢の可能性を拡げるお手伝いを出願戦略では実施していきます。
各生徒の個別学力状態から具体的に算出する
またEDIT STUDYは出願戦略面談を実施するSS(先生)が全て正社員で、出願戦略面談も全社員が厳しい研修を受けています。その年その年で更新される入試情報を全社員が同クオリティで提案できるように研修後のチェックテスト等も設けて日々研鑽を積んでいます。
その上で担当のSS(先生)が生徒の受験科目3科目全ての成績を把握しているので、客観的な数字データ(日々の学習時間の記録や年間600回に及ぶ各科目の復習テストの結果や塾内模試の結果、各大学の過去問演習などのデータ)をもとに各大学の科目配点で生徒の特性に合った受験校や併願校の選定を生徒と作戦を練りながら算出します。
※英検などの外部検定試験対策も充実しており、上述した600回のテストには英検対策も含まれています。そのほかにも必要に応じてスピーキング対策をオプションで設けており、入塾時に英検のスコアを準2級含めて持っていなかった完全にゼロスタートの生徒が夏に2級に合格し、秋に準1級に合格するなど順調に成績を上げられるカリキュラムを構築しています。
他にも英検などの外部検定試験スコアの利用や、2科目受験、小論文など本人の適性に合わせて志望校を一緒に決めていくスタンスで寄り添いつつ視野を拡げるお手伝いを実施しています。このように研修を受けた正社員のSS(先生)が感覚だけでなく、客観的な数字データをもとに3科目全ての成績を把握しているからこそ、将来的な選択肢の可能性を拡げる志望校選びのお手伝いが出来ると自負しています。
属人的に人に依存するのではなく、システム(正社員の研修でクオリティを担保し、週に1度の1on1面談や11月からの4回に及ぶ出願面談などサービスとしてシステムで固定します)に落とし込んでクオリティを維持しています。研修の中では具体的な数値データの使い方や入試カレンダーの使い方、狙い目の穴場学部の情報共有など全SS(先生)が同クオリティで提案できるように、研修などのシステムを充実させています。それを実現するためにも雇用形態的に全員正社員で雇用し、研修でクオリティを担保できるようにしています。