読解に特化した文法理解―接続詞・関係詞

前回のコラムではなぜ五文型が読解を行う上で最も重要かについてご紹介しましたが、今回は接続詞・関係詞の重要性について詳しくご紹介したいと思います。

接続詞・関係詞とはなにか

突然ですが、以下の例文の意味はとれますか。

① I know that she is pretty.

非常にシンプルな形の英文ですので、なんとなく読めてしまうかと思います。意味は以下のようになります。

① 私は、彼女がかわいいことを知っている。

では、以下の英文はどうでしょう。

② I don’t know if he loves me.
③ You should do your best, if you want to succeed.

少し戸惑い始めた方もいらっしゃるかもしません。ポイントは”if”ですが、なんとなく学校の授業を受けているだけでは読めない英文かもしれません。意味は以下のようになります。

② 私は、彼が私を愛しているかどうかわからない
③ あなたは、あなたのベストを尽くすべきだ。もしあなたが成功したいなら

“if”の意味を「もし~なら」しか知らないと、極めて初歩的な語彙レベルであるにもかかわらずその時点で②の文章が読めなくなってしまいます。

では、次は、どのような意味になるでしょうか。

④ The reason why I was late is that I had to do a lot of things.

もはやお手上げになってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。または、「その理由のせいで、私は遅刻してしまった。私は多くのことをしなければならない。」のように、構造を無視して単語だけを拾うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは一見些細なことではありますが、英語が読めなくなる最大の原因なので気を付けてください。意味としては以下のようになります。

④ 私が遅刻した理由は、私が多くのことをやらなければならなかったからだ。

単語だけ覚えてもなんとなくでしか読めない

DIET STUDYでは、10カ月でMARCH以上の大学受験に合格するために、英語を「書いてある通りに読む」ことが最も重要であると考えています。普通の高校生であれば、上記例文に使用されている単語を知らないということはほとんどないと思います。ですが、単語を知っていたとしても英文としては読めないということは十分にあり得るのです。

では、その事実を踏まえて、どのような勉強法で接続詞・関係詞を学習していけばよいのでしょうか。

接続詞・関係詞の学習のポイント

接続詞・関係詞は大きく分けて三つの節を作ります。
① 名詞節             ―文中で名詞としての働きをする。
② 形容詞節         ―文中で形容詞としての働きをする。
③ 副詞節             ―文中で副詞としての働きをする。

例えば、前回のコラムで取り上げた例文の① I know that she is pretty.では、that節はknowの目的語となり名詞節になっています。また、② I don’t know if he loves me.でも同様にif節がknowの目的語となり名詞節になっています。一方で、③ You should do your best, if you want to succeed.のif節は目的語となっておらず、副詞節として働いています。この辺りはテキストで習うよりも先生に教わった方がわかりやすいところですので、ここでは詳しい説明は省きます。

重要なことは、文構造によって節が判断でき、何節になるかによって意味が変わるということです。

どの節になるかで意味が変わる

なぜ読解に特化した文法として接続詞・関係詞を学ばなければならないかというと、名詞節・形容詞節・副詞節のどれになるかによって意味が変わってくるということにあります。上の”if”を使った文章を例にとると、

② I don’t know if he loves me. (if節=名詞節:knowの目的語)
③ You should do your best, if you want to succeed. (if節=副詞節:コンマで区切られている)

上記二つの文章は同じ”if”という接続詞を使った文章ですが、接続詞”if”は名詞節であれば「~かどうか」、副詞節であれば「もし~なら」になるため、それぞれの英文の意味が、

② 私は、彼が私を愛しているかどうかわからない
③ あなたは、あなたのベストを尽くすべきだ。もしあなたが成功したいなら

となるのです。
接続詞・関係詞を処理するポイントは、それぞれの接続詞・関係詞が名詞節・形容詞節・副詞節のどれになっているのか、しっかりと見極められるようになるということにあります。そして、この処理のためには前提として五文型の知識が必要となります。

接続詞・関係詞にはthatやifのほかにもwho, which, why, whether, what, because, since, beforeなど多数ありますが、判別が必要、かつ、頻出のものに限れば十数個しか存在せず、本気で取り組めば大した労力はかかりません。それでいて重要性は極めて高いため、英語学習の初期段階できちんと押さえておきたい文法事項です。

いかがでしたでしょうか?
接続詞・関係詞を押さえることがなぜMARCH以上の大学に逆転合格するために必要か、ご理解いただけたとしたら幸いです。

次回は、大学受験の英語の勉強の中でも、読解に特化した文法のひとつであるTo不定詞について、ご紹介していきたいと思います。

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