2017.3.19
EDIT STUDYで浪人生が逆転合格できる理由【後編】―講師の熱意とクラスの一体感―
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◇“ゼロから”指導と対話式授業の相互作用
村山)英語読解のポイントは長文を読む際に文法事項を「正しく使って」ということ。
これは独学だとどうしてもズレや無駄が発生してしまうので、EDIT STUDYでは対話式授業で細かく修正をかけながら教えていく。
小路永)それから生徒には前から読むことも意識させています。
ひとつひとつ生徒に訳してもらうので、各生徒の訳し方の癖もよく分かり、個別でアドバイスがしやすい授業スタイルですね。量としても年間150個(現役クラスは100個)の長文を扱うので、文法事項を正しく使って読むということが体に染みつくカリキュラムになっています。
村山)指示通り勉強してくれればちゃんと成績に直結するように教えている自負はある。逆に、指示通り勉強してくれない場合、特に英語は10ヶ月でゼロからMARCH以上には届かないと思う。
小路永)そうですね。
だからこそ、しっかり指示通り勉強してもらうために、1クラス10人前後で1人1人当てながら対話式授業で丁寧に指導する必要があります。論理的に導かれた指導内容、生徒の弱点を把握しつつモチベーションも管理できる授業スタイル、授業理解を確認するレギュラーテスト、そして量。万全だと思います。
村山)で、いったん基礎ができてしまえば、あとは音源を使って英文を何度も読み込んでもらえば成績が上がるという仕組みだね。
◇「読み込み」という勉強法
小路永)音読とかシャドーイングとかは勉強法として有名ですが、「読み込み」という勉強法は言葉として一般的ではありません。
村山)読み込みはね、それも理屈から話せば長くなるけど、ごく簡単に言えば英語に「慣れる」ために何回も同じ文章を読むという勉強方法だね。突然だけど、英語を100万語読んで英語が全く読めないって人はいると思う?
小路永)100万語がどれくらいかパッとイメージできないですが、全く意味のわからないものを100万語分も読むことはできないので、全く読めない人がいるかいないかという話なら、いないと思います。
村山)そうなんだよ。
やっぱり読解に関しても量は質よりものを言うところがあって、読んだ量が膨大であれば、なんだかんだで英語は読めるようになる。より正確には、確実に読みやすくなっていく。これも実際にやってみればわりとすぐに実感できるし、多読という勉強法を調べてみても納得できると思う。
小路永)読めば読むほど、英語は読みやすくなる。まあ普通にそうでしょうね。ある意味で当たり前というか。
村山)そうだよね。
EDIT STUDYは奇抜なことをやってるように思われることも多いんだけど、よくよく見てもらうと本当に当たり前のことしかやってない。
小路永)僕は元塾生ですし、今は教えてる立場なのでそれはよくわかります。EDIT STUDYでは特別なことやマニアックで高度な知識を教えているわけじゃありません。ただ、英語も社会も国語も、当たり前のことを当たり前にやるということを徹底しています。
村山)英語の場合は、その“当たり前”を受験に即した形で、最大限効率化を図った勉強方法が「読み込み」、というのがもっとも簡単な説明になる。詳細は塾長ブログを読んでもらいたいけど、エッセンスはそういうこと。
小路永)了解です。
長くなったのでまとめておくと、ESでは英語学習の根幹として『五文型』『接続詞・関係詞』『to不定詞』『分詞』をまず徹底的に指導する。その後、それらを実際に使いながら対話式授業を行うことで、英語を「書いてある通りに読む」勉強を重ねていく。並行して、読み込みを行うことで英語に対する「慣れ」を培っていき、質・量両面から生徒の英語力向上をサポートしていくという流れですね。
村山)その通り。
こういう感じで理詰めで基礎からきっちり積み上げたカリキュラムで、趣旨を理解してくれる人には概して好評なんだけど、一方で、単語帳暗記のようないわゆる一般的な受験勉強をあまりオススメしていない理由は何なのかってのもよく聞かれるんだよね。
小路永)そうですね。僕もよく聞かれます。
村山)だよね。なんて答えてるの?
小路永)センター試験が分かりやすいですが、英語の入試は基本的に長文の配点が高く作られており、偏差値が上がるほど長文重視の傾向が強くなっていきます。その点を考慮すると、正確さももちろん重要ですが、速さはそれ以上に重要だと思います。速く読むためには英語への「慣れ」が絶対に必要です。
村山)まさに。模範回答だね。
それなのに速く読む訓練、英語に慣れる訓練って学校や予備校であまり強調して教えられていないのは大きな問題だと思う。EDIT STUDYでは正確に読む訓練を対話式授業でやって、速く読む訓練、慣れを養う練習は読み込みでやってもらう。
小路永)そして、読み込みをしっかりしているかどうかのチェックは読み込み確認テストで行うという流れですね。
小路永)このテストは授業で扱った長文の中から文をランダムに抜粋して単語の意味を50問書き込むテストで、ポイントは制限時間が5分30秒に設定されていることです。きちんと読み込みをして、単語を見た瞬間に意味が浮かぶレベルで学習しておかないと制限時間5分30秒には間に合いません。
◇モチベーションを維持するための合格保証
村山)だから単語テストではなく、「読み込み確認テスト」と呼んでいるんだよね。これを午前コース・午後コースともに年間約100回以上実施して、既卒なら90%、現役なら85%以上合格した生徒にMARCHの合格を保証している。
小路永)音読よりきつくはないかもしれませんが、たぶん読み込みってなかなか大変だと思うんですよね。僕もESの生徒時代に読み込みを1日最低3時間はやってましたが、やっぱりきつく感じたこともありました。だからこそ、それを合格保証と絡めることで、読み込みを生徒にしっかり実施してもらうという仕組みになっています。
村山)そう。本当は理屈に納得してもらうのが一番だけど、納得しようがしまいが、いずれにせよきちんと勉強してもらう強力な仕組みになっていると思う。
小路永)ざっくりまとめると、
「読み込み」をする⇒レギュラーテストに合格する⇒英語の成績が上がる⇒MARCH以上合格、というプロセスですね。
村山)そうだね。
今は読み込みの重要性について話してきたけど、その土台には対話式授業がある。文法事項を正しく使って前から正確に書いてある通りに読むことができる状態にした後に読み込んでもらうから成績が上がる。どちらか欠けていたら成績の伸びは鈍化する。
小路永)だから1クラス約10人の対話式授業ということに強いこだわりをもって授業をやっています。
◇本気の人間が持つ力、熱量
村山)今回は最も重要な英語だけ取り上げて話したけど、社会や国語もそれぞれ同じようにゼロから勉強するための理詰めのカリキュラムを練っているわけで、それを10ヶ月の期間で全てやり遂げるには指導する人間の手助けが不可欠だと思う。
小路永)そうですね。
うちのカリキュラムを見てもらうとわかると思うんですが、「授業をしない」とか絶対あり得ないですね。僕らは熱い気持ちを持って授業をし続けます。そうじゃないとゼロからMARCHには届かないと考えているからです。
村山)「考えているから」というよりは、「わかっているから」の方が正確だと思う。
受験勉強はやっぱり大変だしみんな人間だし、機械のようにただ作業をこなしてハイ合格、というわけにはいかない。その意味では、「強制自習」とかもあり得ないね。
小路永)そうですね。
世の中にはいろいろな考え方があっていいとは思いますが、逆転合格ということを日本で一番真剣に考えているのはEDIT STUDYだと思いますし、僕がキーエンスを辞めて戻ってきた理由もそこにあります。本当に良いもの、困っている生徒の役に立つものを広めたいという想いは強いです。
村山)EDIT STUDYの強みはそこだよね。
ひとりの講師が全科目を教えて、進路指導や勉強相談なども全て担当する。そこに必然的に生まれてくるのは講師側には責任感、生徒側には一体感だと思う。
小路永)そうですね。そろそろまとめます。
EDIT STUDYは理詰めで組まれたカリキュラムに、講師と生徒が熱い気持ちを持って取り組んで逆転合格を実現する塾です。本気で合格したい人はぜひ検討してみてください!