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高校3年生からの勉強で大学受験は間に合うのか?~特に部活引退後に間に合わせるには~

 

1度きりの高校生活、夢中になって部活に取り組むことはかけがえのない経験になると思います。しかし一方で大学受験も成功させなければなりません。高校3年生からで大学受験の勉強は間に合うのか?ましてや高3の部活引退後で間に合うのか?今までEDIT STUDYにも高3の夏頃まで部活を続ける生徒が多く在籍してきました。大きく分ければ

 

・春から塾・予備校に通いつつ、部活を続ける人

・夏の引退まで部活をやりきり、その後本格的に開始する人

 

の2種類に分かれますが、今回は後者のように「部活引退後から本格的に受験勉強を開始する人」について考えてみたいと思います。実際に高3からの勉強で大学受験は間に合うのでしょうか?ましてや高3の部活引退後でも間に合うのか?まず必ず確認しておきたいのは、部活引退後から受験勉強を開始するタイミングで、

 

①基礎学力があるのかないのか
 (=中学時代の内容が確実に身についているか)
②勉強習慣があるのかないのか
 (=1日3時間は机に向かって勉強できているのか)
③どのレベルの大学に行きたいのか

 

という点です。この問いの答えによって、選ぶべき環境は異なります。しかし、はっきり言ってしまえば、答えを聞くまでもありません。なぜならば、大学受験においては引退まで部活一筋でやってきている大半の人が「基礎学力なし、勉強習慣なし、少なくてもGMARCHレベルには行きたい」という状況であることがほとんどだからです。

 

①については「自分は基礎内容が分かっている」と思っている人も多いのですが、自分をよくよく客観的に分析してみてほしいところです。

 

基礎学力の定義とは

 

高校受験時に相当勉強をして準備した人なら自信を持っていいかもしれませんが、部活動に必死で取り組んできて夏から、大学受験に本腰を入れようとする人は概して英語の5文型すら理解できていない、基礎事項が抜け落ちている人が多いものなのです。目安としては部活動をやりながら高校1,2年生の時から1日3時間程度の勉強時間を確保できていれば「基礎が分かっている」としても良いと思います。つまり、中学時代の内容が確実に理解できていて、高1,2の積み重ねが出来ている前提です。

 

せっかくなのでもう少し詳しく「基礎学力」を定義しておきます。英語の”5文型”すら理解できていないと前述しましたが、5文型は中学2年で習う基礎知識です。ちなみにこの5文型は英語の基礎的な構造把握、つまり英文の基本的な読み方です。こちらの内容が理解できていない受験生は中3、高1,2の英語の内容を正確には理解できていません。この状態ですと、模試などで英語で6-7割を得点することは難しくなります。

 

逆に言えば、中学時代の英語の内容が確実に身に付いており、高1,2の内容もついていけている状態であれば、模試などで英語で6-7割は確実に得点が出来ます。つまり、目安としては模試で英語で6-7割取れており、5文型をはじめとする中学の内容が確実に身に付いている人は基礎が身に付いているとしても良いでしょう。

 

それでは大学受験において部活動に打ち込んできて「基礎学力なし、勉強習慣なし、少なくてもGMARCHレベルには行きたい」という人が夏から何をどうやって始めればいいのかを考える前に、一般的にそのような人が陥りやすい状況を紹介してみたいと思います。

 

 

パターンA)自学自習に走る

 

あくまでも過去に見てきた生徒からの印象でしかありませんが、部活をやり切った人はそれなりに根性があるというのは事実かなと思います。自分で決めたことを自分で実行できる人が比較的多いように感じます。

 

そのような特徴が影響してなのか、大学受験における受験勉強も自分で計画的にこなせるはずだと考え、自学自習で勉強を部活終わりの夏から開始する人がいます。

 

心意気自体は素晴らしいのですが、ハイレベルな進学校の人でもない限り、この手のタイプは失敗します。仮に計画的な行動ができる人だとしても大学受験における「正しい勉強方法」が分かっていないのです。

 

基礎学力も勉強習慣もないということは、つまり効率的な勉強方法も知りませんし、何にどの程度の時間がかかるかという全体像も見えていません。経験値が圧倒的に不足しています。この状態で膨大な知識を問われる大学受験で部活引退後の夏から志望校合格を自学自習で掴もうとするのはかなり難易度は高いです。

 

これは手探りで勉強を進めていく状態と等しく、大学受験において部活引退後の夏からで本番までの残り少ない時間でGMARCH相当の大学に合格するレベルまで学力を自分で引き上げることはほぼ不可能と言えます。

 

パターンB)塾・予備校に途中入塾する

 

自分で勉強計画を立てて進めていくことが無理だと自覚している人に多いのは、塾・予備校に途中入塾をするという選択です。既に塾に通っている友人から評判などを聞き、良さそうなところに入るというのがよくあるケースかと思われます。

 

ただし、普通の塾・予備校は4月から1年間分のカリキュラムが組まれています。そのため途中入塾を受け付けてもらえないか、途中から夏期講習などを受講して無理矢理合流するかたちで入塾するパターンのいずれかになるのが普通です。

 

途中から入れてくれないなんてケチだなと思う方もいるかもしれませんが、実は親切な対応をしているのは、この前者のほうです。途中入塾を簡単に受け入れてしまっているほうが不親切だと言えます。その生徒が部活動引退後の夏からで塾についていけるかどうか=成績向上が見込めるかという視点が欠落しているからです。

 

通年でカリキュラムが組まれている講座では、普通に考えて春などの初期に基礎的な知識を与え、その後応用的な内容に移行していくでしょう。途中合流するということは、その1番最初の大事な基礎事項がないまま応用事項に突入していくことになるわけです。

 

途中合流するにあたり、細かいサポートがあると謳っているところもあるようですが、授業の内容が途中からである以上、ついていけないリスクは大きいわけで、無駄なお金を投じて日々よく分からない授業内容に焦りばかりを募らせることになるかもしれません。

 

また大学受験の勉強の本質からは逸れますが、既に友達関係などのコミュニティが出来上がっているところに後から入っていくことが精神的なハードルとなる人もいるようです。

 

パターンC)イチから始められる映像授業塾・個別指導塾・家庭教師を使う

 

パターンBを自分自身で予測できている人がたどり着く先が、映像授業塾や個別指導塾といった1人1人に合わせた内容・進度で授業を受けさせてくれるところかと思われます。1つの手としてはありなのですが、こういった塾にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。それを理解したうえでの入塾であればよいかと思います。

 

メリット:自分のペースで進められる

 

今までのパターンAやパターンBを見てきてお分かりの通り、パターンCの一番のメリットは大手予備校などの衛星授業を自分のペース、つまり基礎の段階から受講できる点になります。個別指導や家庭教師もメリットとしては同じです。大学受験において部活引退後の夏から開始する人にとって基礎の部分から出来る点は間違いなくメリットになります。

 

デメリット:全範囲が終わらない

 

ここは見落としがちなのですが、冷静に考えれば衛星予備校も通常1年間で全て受講するカリキュラムが組まれ、その分の必要講座を動画で受講します。これを大学受験に必要な知識量、授業量を部活動引退後の夏から開始して全てこなすことはできるでしょうか?相当難易度が高いことがわかると思います。ちなみに部活動引退後の夏から開始してどのようなペースで復習、動画受講をすればよいかは全て自分で決めて管理する必要があります。

 

部活動に打ち込んできた生徒がそうした学習計画や管理を綿密にできるでしょうか?サポートしてくれるのは大学生のアルバイトの方、いわゆるチューターの方です。そうした大学生のアルバイトの方が部活引退後の夏からGMARCHレベルの上位大学に受かるための受講スケジュールや復習バランスの管理のアドバイスが的確に出来るでしょうか?仮にチューターの方が同じように部活引退後の夏からやった経験があるとして、開始時の基礎学力や学習習慣は皆さんと全く同じでしょうか?この時点で相当難易度が高いことは想像に難くありません。

 

また個別指導や家庭教師は個人の状況に合わせて、基礎から開始したり分からないところを何度も教えてくれますが、そのペースでGMARCHレベルなどの上位大学に必要な知識量が部活動引退後の夏から開始して終わるでしょうか?そして個別指導や家庭教師のほとんどが大学生のアルバイトの講師の方ですが、こうした大学生のアルバイトの方が、部活動引退後の夏から開始してGMARCHレベルに到達できる専門カリキュラムを生徒に合わせて作成できるでしょうか?

 

このような要因から衛星予備校でも個別指導や家庭教師のスタイルでも大学受験において部活動引退後の夏から開始してGMARCHレベル、日東駒専レベルに必要な知識量が受験本番までに終わらないということがほとんどです。

 

 

さて、パターンA、B、Cで見てきたように、引退後に本気で勉強を開始しようと思っても

 

・勉強方法が分かっていないため非効率

・受験までに必要な量と内容の全体像が見えていなければならない

・途中入塾は受け付けてもらえないことが多い

・受け付けてもらえても基礎事項を飛ばした途中からとなる

・映像や個別指導塾には種々のデメリットがある

 

という様々な難題があり、どうしていいか分からなくなってしまうと思います。完璧な環境はなかなか揃うものではないので、どこかで折り合いをつけなければならないのでしょう。

 

EDIT STUDYの「夏からコース」はこのような世の中の状況を見て、夏から頑張りたい受験生の助けになるべく開講に至りました。先に特長を挙げると

 

・7月下旬から新しく生徒を集めて開講するコース

・基礎学力がなくても大丈夫。カリキュラムは全教科完全にゼロからスタート

・少人数対話式授業で講師が生徒にフルコミット。勉強方法まで指示あり

・授業担当講師が週に1度の1on1面談で学習計画を最適化

・開講まで無料オーダーメイドカリキュラム作成&自習室使用サポートあり

 

という内容になっています。途中合流などではなく、7月下旬にゼロからスタートするコースです。私大文系3科目すべてをゼロからきちんと教えていきます。

 

 

EDIT STUDYの夏からコースの具体的なカリキュラム

 

 

英語:中2の基礎からMARCH以上合格まで

 

具体的なカリキュラムの内容としては、英語は「基礎≒中2の基礎文法」から実施します。前述した通りこの基礎が非常に重要で、英文の基本的な読み方の土台になります。受験生の大半がこの基礎が疎かな状態、つまり正確に英文を読めていない状態で応用に入ってしまい、結局読めないという状況に陥ります。

 

もちろん基礎から丁寧に開始した上で、GMARCH以上合格に必要なレベルの読解まで定着をさせます。実際に12月中に英語の授業でGMARCH以上合格に必要な英文読解が終了し、年内時点で定着させるところまでカリキュラムで到達する内容になっています。そこからは丁寧に受験本番まで読解や演習に取り組んでいきます。

 

カリキュラムから置いていかれないように、1日おきに授業があり、必ず中日は前日の授業の復習をするカリキュラムになっています。また授業内容が理解できたかどうか、確認の復習テスト(授業内容からしか出題されない)もあるので何度も反復し中2の基礎からGMARCH以上合格までに必要な英語の基礎的な知識を固めていきます。

 

選択科目:ゼロからセンターレベル9割まで到達

 

また次に選択科目は7月末に入塾し授業が開始した際に歴史科目で言うと教科書の1ページ目から開始し、11月中に全範囲を終了させます。これは公立高校のほとんどが全範囲が最後まで終わらない、終わったとしても1月の入試直前などがほとんどなのに対しかなりのアドバンテージになります。

 

もちろん、ただ単にハイペースで進めるのではなく、選択科目は基本的に暗記科目なので丁寧に反復作業を中心に進めていきます。具体的には英語と同じく復習テストを何度も反復することです。例えば歴史科目は教科書の全範囲を28範囲に切り分けますが、各範囲を2周、3周と繰り返しテストを実施します。またセンター演習などを10年分実施し、さらに解き直しの復習テストも実施することで、反復回数を徹底し記憶の定着をはかります。こうしてカリキュラムを完遂するとセンターレベルで満点や9割以上、そしてMARCH以上の個別試験でも9割以上を取ることが出来るようになります。

 

国語:時間をかけず足を引っ張らないレベルまで

 

最後に国語ですが、ただでさえ夏からの開始で時間がありませんので、必要最低限の時間を割き、足を引っ張らないレベルまで引き上げていきます。具体的には現代文に関しては授業内で要点をおさえ、読み方・解き方の型を定着させ、センターレベルや個別試験で7割程度は安定して取れる状態に持っていきます。そのためにも現代文の暗記領域である漢字や現代文キーワードは自習課題で設定し反復を実施してもらいます。

 

また古文も苦手としている受験生が多いですが、実はイメージの問題で古文は基本的に①単語(300単語ほど:英単語がGMARCH以上合格に3000~5000単語必要と言われています。)②文法事項(動詞の活用・助動詞・敬語表現)の基本をおさえれば十分GMARCH以上の試験で得点は取れます。こちらも授業内容の復習テストなどで反復して定着を図り、7割から7割5分が取れるように仕上げていきます。

 

つまり国語も勉強時間を最小限に抑えつつ、足を引っ張らないレベルまで構築し3科目トータルでGMARCH以上の合格を掴み取れるようにカリキュラムが設計されているわけです。

 

授業担当講師が実施する1on1で自習計画を最適化

 

また夏からの開始の場合、残された時間が限られているため「勉強時間」が非常に重要なことはお分かりいただけたと思いますが、勘の鋭い方はその中でも「自習時間」が重要なことにお気づきだと思います。もちろん授業も大事ですが、科目バランスはもちろんやるべき内容も非常に重要になってきます。

 

そこでEDIT STUDYでは週に1度授業を直接担当している講師が生徒と1on1を実施して自習計画の最適化を図っていきます。なぜ授業担当講師課というと授業の様子や理解度を把握できている講師の方が、生徒の得意や苦手を把握しているので的確に自習計画やバランスを練ることが出来るからです。

 

だからこそEDIT STUDYでは少人数対話式反転授業という授業スタイルにもこだわっています。1クラス10名前後でかつ質問をしながら常に生徒に「なぜその答えにしたか」を確認します。こうすることで授業内の理解度を生徒・講師が明確に把握できるのです。さらに1on1の際には日々の授業の内容からしか出ない復習テストの結果はもちろん、日々の学習記録も見ながら各科目のバランスまで最適化していきます。

 

EDIT STUDYでは入塾後にstudyplusというアプリで学習記録をつけてもらい、日々の勉強時間や科目ごとのバランスを見える化し、復習テストの結果だけでなくプロセスにもフォーカスし、ポジティブな部分に焦点を当てて褒めて認め、モチベーション維持・向上に寄与します。また当たり前のことですが、ソフト的な部分を把握している授業を担当している講師が客観的な数字データも活用することで科目バランスや内容なども細かく見ることが出来るので、大学受験において重要な勉強時間の各科目のバランスや内容の最適化を図ることが出来るのです。

 

 

<まとめ>

 

大学受験で部活動引退後の夏からでGMARCHレベルや日東駒専以上の上位大学を狙いたい、と受験勉強を本格的に開始する人は、まず最初に基礎学力や勉強習慣など自分の状態を冷静に見極めましょう。そのうえでよく考えて自分に必要な環境づくりをしていきましょう。ただし「急がば回れ」ということは肝に銘じておくことが非常に重要です。

 

もしご興味がございましたら、現在EDIT STUDYで「夏からMARCHコース」を募集しています。お一人おひとり丁寧に指導させていただく観点で、1クラス10名の少人数定員制で先着順となっております。無料個別相談・体験授業のご予約を承っておりますので、是非お早目にご検討下さいませ。

 

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