2018.8.30
私立大入試の「文系3科目」で入試のチャンスを広げる方法
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私立大文系を中心に入試が難化
私立大学の合格者絞り込みを背景に私立大の中には、入試偏差値が上昇した大学が出始め、この2、3年で私立大学の入試が難化しています。そのような入試環境の中、同レベルの入試偏差値の私立大ばかりに出願した結果(例えば、MARCHだけに出願)、大学に1つも合格できず、進学先が決まらなかったという受験生の声もきかれるようになりました。そのような入試環境での対応策として重要になるのが「出願戦略」です。
「出願戦略」とは
「出願戦略」とは、実力を最大限発揮するため、どこの大学を、どのようなスケジュールで、どう併願して受験するか考える計画立てのことです。受験スケジュールにおいて入試偏差値の低い大学を前半に、高い大学を後半におき、入試「慣れ」による第一志望大入試での実力発揮を狙う戦略などが一例です。今回は、「出願戦略」のなかでも、「入試のチャンス拡大」と「強みの発揮」にしぼって、大学入試をすこしでも有利に運ぶ方法をお伝えします。
文系3科目で受験できる国公立大への出願も選択肢に入れて「入試のチャンスを拡大」する!
文系3科目で受験できる入試は私立大にかぎったことではありません。文系3科目でも受験できる国公立大への出願を検討することで「入試のチャンスを拡大」させることができます。厳しさを増す私立大入試を戦い抜くことは大切ですが、同時にチャンスを広げることもまた重要です。文系3科目で受験できる国公立大 学部学科 の一部を以下に紹介します。
・首都大学東京 法(法) ・横浜市立大 国際総合科学(国際教養)
・都留文科大 文(比較文化) ・山梨県立大 国際政策
・埼玉大 経済 ・お茶の水女子大 文教育(人文科学)
・東京外国語大 国際社会 ・信州大 人文(人文)
・高崎経済大 地域政策 ・群馬県立女子大 国際コミュニケーション 等
※2018年度の各大学の入試要項を参考に一部の学部学科を抜粋しています。受験する方は、必ずご自身が受験する年度の入試要項をご確認ください。
得意科目を活かせる入試で「強みを発揮」する!
受験生から、「文系3科目にしぼったのに英語は得意だが、国語の成績は安定しないし、社会の知識も身についておらず不安」といった声を聞くことがあります。もちろん、自分のニガテ、弱点を直視し、克服に努めることが大前提ですが、自身の強みを発揮できる、「得意科目を活かせる」入試がある大学への出願を検討することも一つの考え方です。英語のみで受験できる私立大 学部学科 の一部を以下に紹介します。
・専修大 文(英語英米文学) ・文教大 情報(情報社会)
・獨協医科大 看護(看護) ・大東文化大 法(政治)
・独協大 外国語(英語) ・二松学舎大 国際政治経済(国際政治経済)
・大妻女子大 家政(ライフデザイン)
・亜細亜大 経営(ホスピタリティ・マネジメント) 等
※2018年度の各大学の入試要項を参考に一部の学部学科を抜粋しています。受験する方は、必ずご自身が受験する年度の入試要項をご確認ください。
「MARCH以上の入試偏差値の大学にいきたい」という強い希望があっても、私立大文系入試の難化にともない、挑戦校(合格可能性20-30%)、実力相応校(合格可能性40-60%)、安全校(合格可能性80%以上)のバランスを考えた出願先の検討が重要性をましていますので、入試について調べることも大切です。
日々の努力を積み重ねながら、入試で合格を勝ちとるチャンスを広げ、自分の得意を活かせる入試戦略を立てることで、志望大の合格可能性を高めることができます。自分の志望大をふまえた「出願戦略」を考え、学校の先生や塾の先生に相談してみるとよいでしょう。
「EDIT STUDY」では、生徒一人一人の希望を叶えるための出願校選びも、親身になって相談に応じています。これは、生徒との対話を重視した、1クラス平均10人の「少人数制予備校」だからこそできる、懇切丁寧な個別対応です。EDIT STUDYの講師は英国社の3教科を全て担当します。つまり各生徒の3教科の成績バランスをよく把握したうえで、一緒に出願戦略を考えることができるのです。受験生をとりまく入試環境は大きな変化の時期を迎えています。変化の激しい大学入試においても、入試での「戦い方」を一緒に真剣に考えてくれる講師の存在が生徒の学習を後押しします。