2021.6.30
【2024年8月更新】専修大学に合格するために必要な勉強
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こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では日東駒専の筆頭である専修大学に1年間の受験勉強で合格するために必要な勉強時間と勉強法(専修大学に合格するために必要な勉強)に関してお話ししていきたいと思います。
※コラムの最後に専修大学の具体的な英語の問題形式や対策を記載してあります。
今年度の専修大学の入試は難化するのか?
ではそもそも専修大学に合格するために必要な勉強時間や勉強方法を具体的にお話しする前に、今年度の専修大学の入試はどうなるのか?についてお話したいと思います。昨年度の入試は新入試元年やコロナウイルスの感染拡大など外的要因で私立大学の志願者数が激減しました。主要な私立大学全体(早慶上智・GMARCH・関関同立など)では一般入試で対前年比86%と大幅に減少しました。
マクロな視点でみるとこの傾向は今年も続きそうですが、気を付けておきたいのはミクロな視点で見た時に私立大学の一般入試で良く起こる「隔年現象」です。これは例年、各大学で倍率の減少率が高かった学部の翌年の倍率が高くなる(各受験生も狙い目と見て出願が集中してしまうため)という傾向です。特に専修大学の中で昨年度減少率の高かった3学部をピックアップしたので、こちらの学部は昨年度に比べ出願者数が増加する可能性が高く、昨年度の入試難度に比べ難易度が上がる可能性がありますので、検討している方は要チェックの学部になります。
◇昨年度減少率の高かった学部3選
経営学部:▲13,6%
商学部:▲14,3%
国際コミュニケーション学部:▲40,9%
というわけで、専修大学の入試難易度がどうなるかに関しては、全体としては昨年度と大きくは変わらない可能性はありますが、そもそも都内の私立大学の定員厳格化の影響で難易度は高くなっている状態ですので、その難易度が昨年同様継続する可能性が高く、かつ上記「隔年現象」が起こる可能性が高い学部は入試難易度で考えると気を付けておくべきだと思います。
必要な勉強時間
では専修大学に合格するために必要な勉強時間や勉強方法を具体的にお話ししていきたいと思います。まず勉強時間ですが、これは個人差が大きいため一般化することは難しいですが、ある統計によると専修大学に合格するための年間勉強時間→約1940時間程度とされています。当然スタート時点での学力にもよりますし、無意味に時間だけかければいいというものではありませんが、「4月~本番までの約10か月間、毎日平均6時間半程度は受験勉強に費やしている」と考えると学力云々に関係なく、過去にEDIT STUDYからGMARCHはもちろん専修大学以上に合格していった人たちは最低限それくらいの勉強はしていたように思います。
ただし重要なのは「10か月間モチベーションを保ち、使える時間を全て受験勉強に費やす意識」であり、「限られた時間の中で何の勉強をどう行うか」であって、上記の1940時間という数字にはさほど大きな意味はありません。そのため特に現役生の方々にとってはいきなり1日6時間半と言われたところで、学校等もあり中々現実的ではないかもしれませんが、その点は安心して頂ければと思います。
専修大学に1年で合格する勉強方法とは
さて、今回は後者の「方法論」について書いていきたいと思いますが、最も重要なことは「基礎を徹底的に完成させること」です。
専修大学の入試は学部によって傾向と対策が多少異なるのですが、全ての学部に共通することとして「基本問題を徹底的に取る」ということです。そんなことは当たり前だとお思いでしょうが、ここで大事なことは「基礎問題」と「難問」と「奇問」を分けて考える必要があることで、専修大学の入試に関しては一定数「難問」や「奇問」と言われるような出題がなされることがあります。
この辺りを一緒くたに考えている人は意外と多く「意外と専修大学の問題は難しかった」「今年は難易度が上がってダメだった」という感想が吐き出されることになります。しかし、大学入試の定員厳格化で私立大学入試の難化は確かにありますが、それは受験者層の上位層の生徒が日東駒専まで受けているだけで、基本的な専修大学の入試問題自体の難易度は大きくは変わっていません。その上で大まかな問題構成は下記のようになっています。
・基礎知識で解答できるもの→80%~90%
・基礎知識を応用する必要があるものや難解な知識を問うもの→5%~10%
・奇問やカルト問題と呼ばれるようなもの→5%未満
専修も出題の大半は「基礎問題」
私大入試の難化に伴い難関大学のGMARCHにも近い難易度とされている日東駒専の筆頭である専修大学といえども、難問だけで入試が構成されているわけではなく大半は基礎的な知識の問題で構成されています。これは地歴公民で顕著で学部によっては8-9割基礎問題とも言われていますが、英語や国語に関しても同様の傾向があると言えます。そして専修大学の合格最低点は学部により多少の違いはありますが、6割-7割と言われています。つまり賢明な人はもうお気づきだと思いますが、上記の中で5%未満の奇問・カルト問題については正解する必要はありません。
難関私大志望者はこの奇問対策に労力をかけようとする傾向があるのですが、本当に大事なことは「全体の80%以上を占める基礎問題を確実に完答すること」です。これについても当たり前だと思われるかもしれないのですが、「基礎問題を確実に完答」の部分を当たり前に出来ている人は世の中的には意外なほど少ないです。
私大入試の難化傾向のあおりを受け、難関私大のGMARCHに近づきつつある日東駒専の筆頭である専修大学の試験ではリアルに1点を争う勝負となります。そのため基礎問題を6割正答程度の習熟度では全く話にならず、文字通り「完答」レベルまで持っていくことが専修大学合格の必要条件になります。
基礎の完成は10-11月を目安に
この「基礎の完成」は時期としては10月~11月頃を目安にしましょう。専修大学の入試は学部によって傾向と対策が多少異なるため、過去問演習を重ねることも必要です。
ただし、過去問演習を繰り返したからと言って成績が爆発的に上がるわけでもありません。過去問対策はあくまでもアウトプット対策であって、引き続き基礎知識のインプットは並行して続けていきましょう。
専修大学に限らずある程度の難関大学では「思考力」を問うような出題も見られます。演習を行う際は勿論のことですが、常日頃から「なぜそうなるのか」を考える習慣を意識しましょう。
英語に関して
早く正確に読む
専修大学に限らずほとんどの大学に言えることですが、まずは「速く正確に読む」ことを目指さなければなりません。具体的には共通テスト(旧センター試験)のリーディングで6割が基準となります。異論もあるかもしれませんが、上記のリーディングは基本的に「読めれば解ける」問題です。
専修大学の英語問題は「読めても解けない」や「読むこと自体が難しい」文章がほとんど出題されず、問題の構成としては「読める」レベルで「読めれば解ける」問題で多く構成されます。この「読めれば解ける」性質の問題で6割程度も取れない様ではまだ専修大学を受験できる状態ではありません。
中には英単語や熟語、文法問題集を使ったインプット作業に偏りすぎた勉強をしている人もいますが(いかにも受験勉強という感じがしますね)、特に私立文系においては「読む」ことを重視していかなければ専修大学の突破はできません。
重要な「文法事項」について
さて、「読む」ことを重視はしますが、その前にまずは最低限の文法事項を確認しましょう。ここで大事なことは「読むための文法事項」と「文法問題用の文法事項」をざっくり分けて考えることです。例えば仮定法過去を知らなくても英文の大意は読み取れますが、To不定詞や分詞を知らない場合は英文の解釈に著しく支障をきたします。この「読むための文法事項」については、当塾ではかなり基礎的な部分も含めて4月の上旬に扱っていきます。
ある程度文法を押さえたらあとはひたすら読みましょう。語学の基本は慣れです。具体的な素材としては『速読英単語』シリーズがオススメで、必修編から始めるのがよいです。
基礎の徹底
専修大学をはじめとした私立文系志望者だといきなり上級編から始める人もいますが、余程ベースが出来上がっている人以外は必修編からの方が無難です。掲載されている単語や文章のレベルは確かに共通テストレベルではありますが、「基礎の穴を徹底的につぶす」ことが非常に重要ですので、通常はここから始めていきましょう。実際の専修大学の入試問題レベルも共通テストレベルに近いものですので、必修編からで十分です。
要点は「文法的な観察眼をもってとにかく量を読み込む」ことです。ただ単語の拾い読みをしているだけでは、ほとんど意味はありません。また、構造をほとんどとれないような状態も、結局は単語の拾い読みとなってしまい意味がありません。ではどうすれば良いか?弊塾でおススメしている勉強方法が「読み込み」という勉強方法になります。
上述した「読むための文法事項」に必要なのは五文型、接続詞・関係詞、To不定詞、分詞という4つの基礎文法です。この4つの基礎文法を理解できていると全ての英文の構造が把握できます。そして書いてある通りに意味を取れるようになれば「読むための文法事項」の型が完成します。あとはこの型を意識しないでも完璧に使いこなせるようにする作業が必要です。この型を身に付けるための作業が「読み込み」という勉強法です。
読み込みという英語勉強法自体がそれほど一般的ではありませんので先に説明しておきますと、読み込みとは①「一度完璧に文法的に精読した英文」を②「音源を聞きながら繰り返し読む」というシンプルな勉強法です。
上記の「読み込み」は毎日行います。まじめに2~3か月もやれば、かなりのスピードで英文が読めるようになっているはずです。単語も大体覚えているころです。理想は夏頃にはコンスタントに共通テストで6割~7割程度取れるようになっていることで、そうなるとかなり専修大学合格には近づきます。
英単語帳は定番のものであればお好みでよいと思いますが、専修大学はじめ日東駒専レベルまで目指すのであればシステム英単語くらいのレベル感がおすすめです。どの単語帳を使うにしろ、大事なことは1冊をやりこむことです。現役生でシステム英単語などの単語帳に手を出すほど余裕がないという人は、上記読み込みで『速読英単語』シリーズの単語がある程度マスター出来れば日東駒専レベルに関しては十分です。
ちなみに上記クラスの単語帳を完璧に覚えたとしても、専修大学をはじめ日東駒専の入試問題でも見たことのない単語に遭遇することもあり得ます。そのためある程度「意味を推測」しながら読む必要があり、その辺りは訓練と慣れですがベースは上記の「読み込み」作業の延長線上にあります。
日東駒専志望で時々単語王などのやや難易度の高い英単語帳を使っている人を見かけますが、少しオーバーワーク気味だと思いますのでお勧めしません。上述の大学受験用の単語帳を完璧に仕上げましょう。
過去問演習について
専修大学は英語の難易度も共通テストレベル(旧センター試験レベル)で非常にオーソドックスになります。各設問、問題文のレベルも平易~標準レベルで使われる語彙・イディオム・構文もそこまで難しいものはありません。また学部ごとの違いは多少なりともありますが、基本的な問題構成や難易度は大きくは変わりませんので、基礎レベルを丁寧に仕上げていけば対応できます。出題形式は文法・語彙・長文読解とバランス良く出題されますので英語の基礎的な総合力が試されます。
例えば全学部入試を例にとると、大問は5問構成、全問選択問題で、試験時間は60分です。2017年の全学部入試問題を参照すると、以下のような形式で出題されていました。
大問1:長文読解 (設問形式)(11問)
大問2:長文読解 (設問形式)(11問)
大問3:文章読解 (適語穴埋め形式)(6問)
大問4:文法・語彙問題 (会話文空所補充形式)(6問)
大問5:語彙問題 (適語解答形式)(6問)
ただし、大問3問以降は2017年以降毎年出題形式が変わっているので一概に上記が全てとは言えません。基本的には大問1,2のような長文の読解形式の問題は出ないということです。ここ数年の出題を見るに、文法は出題範囲にしても形式にしてもバラエティに富んでおり、基礎的な知識は万遍なく押さえておく必要はあるでしょう。ただ奇問は少なくオーソドックスな問題が多いです。長文に関しては難易度は平易~標準ですが、60分でこの長文含めた問題量で考えると試験時間に余裕はありませんので、先述した「早く正確に読む」チカラは必要になってきます。
また過去問演習は専修大学合格のためには必ず必要な要素ですが、一方で過去問演習のみしていても合格できるわけではありません。例えば過去問演習を通じて、よく使われるフレーズ、熟語、会話表現などのインプットを積み上げていきましょう。インプットとアウトプットのバランスを適切に取りながら勉強に取り組んでいくことが専修大学合格に繋がります。
〇〇大学に合格するための勉強法
※下記に大学ごとでリンクを貼ってありますので、気になる大学は是非ご覧ください。
EDIT STUDYでは生徒が適正なタイミングで復習を実施し、そこから課題を抽出し、自習に繋げられるような取り組みやシステムが構築されており、日々生徒の自習計画を最適化し、成績向上に寄与しています。せっかくなので最後に簡単にその取り組みやシステムをご紹介しておきます。
少人数対話式反転授業だから理解度が高まる
大抵の受験生の多くが「自分が何が分からないのか分からない」「どこからどのくらい始めれれば良いか分からない」という悩みにぶつかってしまいます。こうした生徒が正確に自身に最適な参考書や課題を選ぶことが出来るかと言えば難しいですよね。
EDIT STUDYではそうした数多くの生徒を10か月でMARCH以上合格に導くために「少人数対話式反転授業」という授業スタイルを実施することで10か月という短い期間で生徒の理解力を圧倒的に高めています。EDIT STUDYの「少人数対話式反転授業」には生徒が理解力を高めるための重要な4stepがありますでの各stepを順にご紹介しておきます。
1.Question
1クラス平均10名の少人数クラスで、講師が生徒一人ひとり名前を呼んで、質問を投げかけます。「誰が、いつ、何を、どう、あてられるわからない緊張感」の中だからこそ生徒の集中力が最大化されます。
2.Conversation
生徒は講師に当てられ回答した際、常に「なぜ、その回答にしたか?」根拠を問われます。講師から「なぜ?」という質問を受け続けることで、生徒は「回答と根拠をセットで考える」というクセがつき、入試に必要とされる思考力・判断力が自然と身につきます。
3.Positive Focus
正解、不正解だけではなく、正しい解答へのプロセス、チャレンジする姿勢など、ポジティブな要素に焦点を当て、褒める、認めることで生徒の意欲を高めます。ポジティブな空気はクラス全体のモチベーションを高め、質問しやすい雰囲気を生み出します。
4.Presentation
最後に授業内容をインプットする時間をとった後、その内容をプレゼンしてもらうことで「人に教える経験」をしてもらいます。なぜならラーニングピラミッド理論では「人に教えること」が最も学習効果が高いと証明されているからです。ただ、生徒がすべてを人に教えるということはハードルが高いため、プレゼンでは講師が生徒に質問サポートをし、生徒には対話を通して「人に教える経験」をしてもらいます。対話式授業の中で「人に教える経験」を積み重ねていくと、復習する時も「人に教える」つもりで勉強することが習慣化し、学習効果が自然と高まります。
だからこそ生徒の理解力が10カ月という短い期間でMARCH以上に合格出来るレベルまで高めることが出来るのです。またこうした授業内に対話があるので、生徒も講師も生徒自身の得手不得手を明確に把握できますし、対話を通して生徒との信頼関係が出来てきます。
授業担当講師が実施する1on1で自習計画を最適化
またEDIT STUDYでは週に1度授業を直接担当している講師が生徒と1on1を実施して自習計画の最適化を図っていきます。なぜ授業担当講師課というと前述した通り授業の様子や理解度を把握できている講師の方が、生徒の得手不得手を把握しているので的確に自習計画やバランスを練ることが出来るからです。
さらに1on1の際には日々の授業の内容からしか出ない復習テストの結果はもちろん、日々の学習記録も見ながら各科目のバランスまで最適化していきます。EDIT STUDYでは入塾後にstudyplusというアプリで学習記録をつけてもらい、日々の勉強時間や科目ごとのバランスを見える化し、復習テストの結果だけでなくプロセスにもフォーカスし、ポジティブな部分に焦点を当てて褒めて認め、モチベーション維持・向上に寄与します。
また当たり前のことですが、ソフト的な部分を把握している授業を担当している講師が客観的な数字データも活用することで科目バランスや内容なども細かく見ることが出来るので、大学受験において重要な勉強時間の各科目のバランスや内容の最適化を図ることが出来るのです。このように少人数対話式反転授業で生徒の得手不得手を把握し、把握した授業担当講師が週に1度の1on1で個別課題を提示できるので生徒の成績が最大化するわけです。
こうしたサポート体制がEDIT STUDYにはあり、悩み多き受験生の皆さんを支えるシステム、仕組みになっています。こちらの記事が少しでもご覧いただいた皆様のご参考になれば幸いです。