2018.11.10
【第一回】「合格保証」の選び方―偏差値40台から逆転合格するために
このコラムをご覧の皆様は、現在高校生で大学受験を控えていたり、浪人をしてMARCH以上の大学に逆転合格をしようと考えていて、塾や予備校の情報を集めている方が多いと思います。そんな中で自分に合った塾・予備校の探し方がわからない、といった方々に向けて今回のコラムでは、塾・予備校選びの一つの基準にできるであろう「合格保証」制度についてご紹介したいと思います。
※塾・予備校選びのさらに詳しい方法は大学受験塾・予備校「ホントに正しい」選び方をご覧ください。
そもそも「合格保証」制度とは
「合格保証」を簡潔に表現すれば、各塾・予備校の課す一定の条件を満たした場合の志望校合格を保証し、かつ、万が一合格できなかった場合には授業料返金などの特典が得られる制度になります。増田塾や城南予備校などの塾・予備校で実施されている制度であり、私たちEDIT STUDYでもこの制度を取り入れています。
「合格保証」制度のメリット
合格保証のある塾・予備校に入ることのメリットは大きく分けて三つあります。
① 学習のモチベーションを保ちやすい。
「合格保証」というだけあって、この制度の対象者になっているということ≒志望校に合格できることを意味します。各塾・予備校は合格保証対象者の条件として小テストなどを課しますが、目の前のテストに合格することが志望校への合格につながっていると感じられることは、日々、先の見えない受験生活を送っている受験生にとって大きなモチベーションになります。一方、生徒個別対応の少ない大手予備校などに通っても成績が上がりにくいのは、そこで勉強をすることと志望校合格のつながりをしっかりとイメージする機会を得られないことが大きな原因と言えるでしょう。
② 過去の実績から塾・予備校の質を検討しやすい。
これは現在、塾・予備校を検討されている方にとっては特に重要な項目になります。塾・予備校の選択は、親御さまからすれば百万円単位でお金のかかる大きな買い物であり、高校生・浪人生の方からすれば自分の人生を大きく左右する学習の場を選ぶ行為です。「合格保証」という制度を取り入れているくらいですから、その塾・予備校の過去の合格実績から全体の何%が合格保証の対象者になり、そのうちの何%が実際に合格を果たしているのかを確認できることは、とても大きな助けとなります。逆に言うと、合格保証をうたいながらこの数字を確認できない塾・予備校は制度設計に難があると考えて差し支えありません。
③ 万が一、志望校に合格できなくても再チャレンジできる。
志望校に合格できなくとも授業料返金あるいは翌年の授業料免除となれば、経済的な面では大きなメリットになります。ただし、あくまでも志望校に合格できなかったことが前提なので、この「不合格保険」の意味合いでの合格保証はそれほど重視すべきではないかもしれません。
次回のコラムでは、このような「合格保証」をうたっている塾・予備校を選ぶ際に、しっかりと確認しておきたい点についてお話させていただきます。