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「浪人」するか、「滑り止め」に進学するか悩んでいる方へ

こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では『「浪人」するか、「滑り止め」に進学するか悩んでいる方へ』というテーマでお話ししていきたいと思います。第1志望群に不合格になった私大受験生にとって、3月初旬は様々な気持ちが渦巻く時期です。

 

見事、第1志望群に合格して春からのキャンパスライフに気持ちを躍らせる私文受験生いる一方で、受験時にはじめてキャンパスに訪れた大学、興味があまりない大学(滑り止めの大学)しか合格していない私大受験生もいます。私立大学の定員厳格化による私文の超難化により、そんな思いをしている受験生も少なくないはずです。

 

 

そんな中で出てくるのが「浪人」というキーワードかと思いますが、たとえ浪人しても第1志望群に合格できる保証はありません。「滑り止め」に進学するか、「浪人」するか、塾・予備校の選び方まで含めて今回の記事で検証してみましょう。

 

浪人してまで大学に行く意味(メリットとは)

 

では今回の記事の大前提として浪人するメリットに関してお話していきましょう。浪人してまで逆転合格するメリットはなんでしょうか?それは「将来の可能性を拡げる」だと思います。例えば下の表を見てください。

 

※大学毎の平均年収(私大のみ抜粋)

 

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もちろん世の中お金だけじゃないと思いますが、将来の自身のやりたいことを拡げるために資金や大手企業での人脈はかなり有効です。つまり受験生の勉強時間にはそれだけの価値がある可能性があるということです。つまり言い換えれば平均年収が高い≒大手企業への就職が可能≒やりたいことを選択できる可能性が広いという図式で考えると、単純にお金が全てと言っているのではなく、選択肢の広がりがより難関大学の方が広いというのが分かると思います。

 

受験勉強は頑張れば結果を伴うから必然的に上位大学には頑張れる人間の比率が高くなる傾向にあります。その結果、例えば弊塾に前職が生涯年収ランキング2位のキーエンス(7億3687万:全体の平均は2億3683万)だった者が在籍しておりますが、採用に学歴が関係ないキーエンスの同期がすべてMARCH以上だったということに学歴の重要性や浪人する価値が集約されている気がします。

 

浪人するか、進学するか確認すべき3つのポイント

 

では大前提として浪人してまで大学に行く意味やより志望度の高い難関大学にチャレンジするメリットが分かった上で「浪人」するか、「滑り止め」に進学するか悩んだ時に”なに”を基準に決めれば良いか、それ自体が分からず迷う方が大半だと思います。そこでまずは「浪人」するか、「滑り止め」に進学するか悩んだ際に見極めるべき3つのポイントを紹介します。

 

1.経済面
2.時間的問題
3.滑り止めの合格校を見極める

 

では上記3つのポイントをそれぞれ1つづつ見極めていきましょう。

 

1.経済面

 

まず当然の話ですが、浪人はタダではできません。ましてや滑り止めの大学に支払っている入学金等がある場合は、授業料は返還されますが入学金は返金されませんので経済面をどうするかは必ず確認しましょう。前提として宅浪やアルバイトをしながらというのは、かなり難易度は高くなりますので注意が必要です。

 

EDIT STUDYでもアルバイトをしながら逆転合格を掴んでいる生徒は複数いますので、絶対にダメというわけではありませんが、アルバイトと浪人生活を両立できるサポートが受けられる環境を考えるべきです。浪人の塾・予備校代(平均的に浪人生の予備校費用は100万円以上と言われています。)受験費用(共通テストや2月試験を考えると平均的に30-50万と言われています)を考えると全額を自己負担のアルバイトで賄うとなると、勉強よりもアルバイトの比重が高くなる可能性がありますので、気を付けるべきです。

 

また宅浪も相当難易度が高いです。例えば、今年EDIT STUDYにGMARCHに合格しているにもかかわらず、どうしても早慶上智に合格したく無料個別相談に来た生徒(現役時は別の塾・予備校に通っていた生徒)が一旦宅浪を選択しましたが、5月過ぎに再度相談に来て最終的に大学を休学してEDIT STUDYで浪人して慶應文学部に合格するという事例もありました。

 

ここで重要なのは、現役でGMARCHに合格できるだけの、基礎学力や学習習慣、自己管理能力がある受験生でも宅浪に限界を感じて、最終的に休学してEDIT STUDYを頼ったという事実です。宅浪というのはこれくらいハードルが高いので、自己管理能力に相当な自信がない限りはしっかり浪人で塾・予備校に通う経済面はどうか確認するべきでしょう。

 

2.時間的問題

 

2つ目は時間的な問題です。これはどういうことかと言うと具体的には志望校合格から逆算した時間です。例えばEDIT STUDYでは受験学年の高校3年生や浪人の1年間を前提に生徒様をお預かりしていますが、例年多くの生徒様がゼロからGMARCHに合格したり、早慶上智に逆転合格を決めています。

 

ですが、滑り止めの合格もなく、基礎学力も全くと言っていいほどない状態の生徒が仮に東京大学を目指したいとなった場合は現実的に考えて1年間ではかなり可能性は難しいでしょう。そういった意味で浪人に費やせる”時間的余裕”があるかは重要です。

 

また既に多浪をしており、次が3浪目になると就職活動で”新卒扱い”をされなくなるケースもありますので、そうした側面を含めて”時間的余裕”があるかは重要な確認ポイントの1つだと言えます。

3.滑り止めの合格校を見極める

 

そして最後3つ目が合格校を見極める作業です。多くの人は、滑り止めで合格した大学・学部の情報を正確には把握できてないはずです。まずは進学することを前提にその大学・学部の情報を集めましょう。

 

具体的にはHP・パンフレットなどから、その大学・学部で獲得できるモノ(学問領域・キャリア支援・就職実績)を調べて、知人が在籍している場合は話を聞いてみましょう。そして通学イメージを湧かせるために、キャンパスに足を運んで、雰囲気を確かめてみましょう。3月は大学が春休みのため学生自体は少ないかもしれませんが、サークル活動の様子など見れる機会もあるかもしれません。

 

その際に重要なのは第1志望学群の大学と現時点で合格出来ている滑り止めの大学との最終学歴の差を自身がどこまで重要視するかです。もちろんお金や学歴が全てというつもりは一切ありません。ただ上位の大学との就職実績や生涯年収など将来の可能性を拡げるという視点で大学群で差があるのは事実です。

 

※日東駒専とMARCH以上で平均で年収で50-100万円近く差が出る、大手企業への就職率は日東駒専だと全学生の約1割に対しMARCH以上だと約3割で、こうした実績で差が出るのは事実です。

 

こうした実情を逆転することが出来るというのが浪人するメリットになります。浪人するデメリットはメリットのまさに逆で、逆転合格が出来る保証や、ましてや現在合格している大学に再度合格する保証がないという点です。その上でどの予備校に通うにせよ、100万円以上の費用がかかるのは簡単な話ではありません。

 

また浪人で上手くいくタイプというのもあります。皆さんが想像する以上に浪人生活はツラく、自分を律しなければなりません。だからこそ「最後までやり抜く力」「折れない心」が非常に重要になります。浪人で上手くいくタイプを簡単にまとめると、どの予備校に通うにせよその予備校の方針に純粋についていける、そして最後までコツコツとやり抜くことができるタイプだと言えます。そうすれば現状の学力よりも伸ばすことはでき、逆転できる可能性があるからです。

 

こうした内容を踏まえてどうしても第1志望群の大学に行きたいという想いが強くなり、「浪人」するか、「滑り止め」に進学するかで『浪人』を選んだ場合は次のステップに進みましょう。

 

浪人する際にやるべき2つのポイント

 

1.塾・予備校に通って浪人する場合、保護者さまと交渉する
2.10ヵ月通う塾・予備校を選ぶ

 

1.塾・予備校に通って浪人する場合、保護者さまと交渉する

 

塾・予備校に通って浪人する、となると、(私文で全科目受講した場合)年間100万前後の授業料がかかります。授業料を支払うのは保護者さまのケースがほとんどで、生徒のみで浪人するか否か決定するのは難しいというのが現実です。過去、弊塾にて浪人した生徒の中には、受験費用を夏頃までアルバイトで貯金していた生徒もいましたが、授業料全額をアルバイトしながらというケースは、ほぼありませんでした。ご家庭の経済事情などを踏まえて保護者さまとしっかり話し合う機会を設けましょう。

 

ちなみに「偏差値55以上(日東駒専は合格)+鋼のメンタルを持った生徒」以外は自宅浪人(通称:宅浪)するのは避けましょう。みなさんが想像する10倍くらい、宅浪で志望校に合格するのは「自己管理」という視点で難しいことなのです。「勉強プログラムを1人で組む」「質問できる相手がいな状態で勉強内容をすべて理解する」「プログラムの進捗管理・修正を正確に行う」「1人の力でモチベーションを保ち、勉強を10ヵ月継続する」というハードルは非常に高いです。

※GMARCHに合格している状態ですら難しかった事例を先述した通りです。

 

この生活を10ヵ月の間、志望校合格から逆算して明確にイメージできる生徒が「偏差値55以上(日東駒専は合格)+鋼のメンタルを持った生徒」に該当します。大人にとっても自己管理が必要な「ダイエット」「英語」を継続することは非常にハードルが高いと言えます、というのもRIZAP(ダイエット・英語)に多くのビジネスパーソンが安くないお金を払って通うのは、知識のあるコンサルタントに管理してもらえて、アドバイスをもらえる環境がないと正しい努力が継続できないからです。保護者さまから浪人OKが出たら次のステップに進みましょう。

 

 

2.10ヵ月通う塾・予備校を選ぶ

 

 

「大学受験塾・予備校「ホントに正しい」選び方に一般的な選び方は記載していますので、本コラムには浪人生に特化したカタチで「浪人生の大学受験・塾の選び方-3つのポイント-」として書いていきます。

 

 

 ポイント1 午前9時開始のカリキュラムとなっているか

 

 

朝方生活をベースに朝から勉強を開始できる環境があることは、質も高い勉強を継続するためにとても大切です。

 

 

入試が午前から始まるため、午前に頭が働くよう調整していくことはもちろんのこと、勉強時間を確保するという視点でも朝から勉強することは、とても効率的です。浪人して失敗する多くの原因は、夜遅くまでスマホでゲームをしたり、SNSを見てしまって夜型生活になり、午後の授業時間から塾・予備校に行くという悪いサイクルを繰り返すことです。また浪人生には授業時間以上に自習時間が大切ですので、自習室が9時から開室している環境は必須と言えます。そのような理由で、午後から開室して現役生と一緒に授業を受ける塾・予備校は浪人生にとっては不向きといえます。もちろんEDIT STUDYのカリキュラムは9時開始となっており、自習室も9時から使用できます。

 

 

ポイント2 授業の出欠席の連絡はあるか

 

 

言い換えれば、サボることができない環境になっているかどうかは親子両者で確認しておいたほうがいいポイントです。浪人生は時間の自由があるため、仲間からの遊びの誘惑に負けそうになるときもあります。

 

 

生活リズムは乱れやすくなります。しかし言うまでもなく、決められたカリキュラムに沿って勉強を進めていかなければ成績は上がりません。また、1度サボってしまうと、自分の中で欠席に対するハードルが下がり、2度3度とサボりが常習化していくのが普通です。

 

そのとき大人がそれを把握し、指摘し、モチベートできるかどうかという点は大きな抑止力となります。

 

システムとしてタイムカードのような出欠確認があったり、塾・予備校と保護者さまのやりとりが密に取れているような塾・予備校はその点で安心できると言えます。淡々とルーティンで受験勉強を進めていくということは意外と難しいことです。EDIT STUDYでは生徒・保護者さまが出欠状況・テストの合否を24時間web上から確認できます。

 

ポイント3 移動時間・第1志望群合格に妥協しない

 

現役時代の塾・予備校選びは何かしら妥協して決定しているケースが多々あります。本当は、自分に合ってるか分からないけど、「学校の部活、行事、定期テストの都合」「家-学校塾-塾・予備校(三角形)の距離」などの事情で決めざる得ないのが現役生の塾・予備校選びです。現役生の塾・予備校選びの軸は「限られた時間の中で、質の高い授業を受けること」と言うことが出来ます。

 

 

一方、浪人生には学校も、部活も、行事も基本的にはありませんので、時間に制約されず、第1志望校群の合格から逆算したゴールだけを考えて、(現役生より多くの選択肢を持って)塾・予備校選びをすることができます。

 

 

多くの塾・予備校には入塾時にクラス分けテスト(or 現役時代の模試結果を参考)を実施し、大学群別のクラス編成(早慶クラス、MARCHクラス、日東駒専クラスなど)になります。入塾開始時点からレベル別の授業進行となるため、入塾時の成績が高い生徒ほどレベルの高い授業を受けるため、理論上、入塾時の学力は拡がる可能性が高いということが出来ます。また一部の塾・予備校によっては成績が上がってもクラス替えはないため、所属しているクラスの大学群までしか合格できないということになりますし、一般的には大学群別のクラスの中で、その該当大学群に合格できる人はあまりいないと言われています。(大手予備校で早慶合格者を出しているのは東大クラスの生徒がメイン層です)そのため入塾時したら、自分がどのクラスからスタートする可能性が高いかは確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

 

EDIT STUDYは、現役生より浪人生の方が多い大学受験塾・予備校です。あとは浪人というリスクテイクをして、成功を掴みにいくかどうか。浪人生だからこそできる妥協のない塾・予備校選びをして、必ず志望校合格を掴み取りましょう!

 

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