天才の勉強法

今回はタイトルで攻めてみました。まずは集中力の話から入ります。「勉強は集中」、これはみなさん学校で塾で予備校で耳にタコができるほど繰り返し言われてきたと思います。「あいつは集中力が違う」「僕は集中力に自信があります」。どこかで聞いたような言葉です。みなさんが使っているような意味での「集中力」(おとなしく机に向かっている能力ですよね)、これもたしかに重要です。というより、これがないと何も始まりません。

さて、本当に重要なのはもっと違った意味での集中力です。頭の使い方といった方が正確かもしれません。頭の良さ、ではなく頭の使い方です。集中力を誤解するあまり、この辺りが疎かになっている人がほとんどです。

事例1:
先日、試しにたった2日前に行った古文の全く同じ品詞分解をやらせてみたところ、できない人が多数いました。全く同じもの、しかもきっちり時間を使って説明したもので、そのときには全員できていたにも関わらず、たった2日後に解けない。これが何を意味しているかといいますと、全く頭を使っていないということです。決して頭の良し悪しではないです。みなさんの「勉強」は、私から見れば勉強でもなんでもありません。ただ机に向かって椅子に座っているだけです。

事例2:
私は小学校6年生のときに若竹塾という中規模の学習塾に通い始めました。ここに通っていたとき頑張って一番上の塾長クラスまで這い上がったのですが、そのときの塾長の言葉がその後の私の学習スタイルの根幹を決定しました。

曰く、
「プリントは必ずその場で覚えなさい。そして、覚えたら捨てなさい」。

これは衝撃的でした。あれ以来、私は習ったことを確実にその場で処理する習慣を身に付けまして、その後の私の成績は信じられないくらい上がりました。

事例3:
知り合いに京都大学を卒業して公認会計士になっている方がいるのですが、その彼も同じような勉強のやり方をしていることが最近判明しました。その彼は公認会計士に加えて旧司法試験にも合格し、天才との呼び声も高いそうです。さて、その天才の勉強法はどのようなものでしょうか。以下、抜粋です。極私的な日記ですので砕けた文体・関西弁はご愛敬ということで(本人の承諾は得ています)。

「僕、多分勉強している時ってにやにや半笑いで勉強していると思うねん。特に法律とか。一区分(1ページくらいかな)テキストを読んで、頭の中でどういう話だったかを組み立て直して納得して条文番号も思い出したら次に行くねんけど、その組み立ての時っていつも半笑いでどこかを見つめているということに最近少し気が付いた。だから楽しそうに勉強していると思われるねんけど客観的に見ると異様なまでに不気味w」

これが天才の実態です。つまり、一回見たものを即座に覚えるとかいう離れ業ではなく、地道な頭の使い方が非常にこなれているのです。

以上、3つの事例をもちまして私は勉強における集中とは「いかに頭を使うか」、より具体的に言えば「いかに思い出す作業を自分で行うか」と結論付けたいと思います。参考書を睨んでいるだけでは成績はミリ単位でしか伸びません(お分かりのように、一応、爪と同じペースで伸びるのが甘い罠です)。大抵の人にとって目的地は、あの山の頂上、とかなのですが。

人間の知能はチンパンジーとは明確に異なり、圧倒的な潜在能力を秘めています。みなさんは元々、生まれながらにしてとんでもなく頭はいいのです。お世辞でも奇麗事でもなんでもありません。端的な事実です。頭の良し悪しについて悩むのは大学院以降、学者レベルになってからで十分でしょう。少なくとも大学受験において重要なのは頭の使い方、ただこの一点です。

難しいことを簡単と言うのは詐欺師ですが、これは誰にとっても簡単なことです。今後は一回覚えたつもりになったら、プリントをひっくり返して目を閉じて、プリントの内容を頭の中で思い出してみましょう。思い出せたら勉強はうまくいっています。

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