2018.11.26
受かる生徒はこう勉強する!
今回は受験勉強で優位に立ちやすい考え方について書いてみます。
まず、成績上位者の人々は勉強をする際に「その知識・テクニックに意味があるのか」「実際に使えるのか」、より突き詰めれば「それは点数に絡むのか」「仮に点数に絡むとしても費用対効果は得られるのか」ということを非常に重視しています。特に費用対効果は受験生にとっては死活問題で第一に考えるべき点だと思いますが、あれもこれもと手を広げては自滅していく受験生が多いのはとても不思議なことです。
前置きが長くなりました。
今回のテーマは「受かる生徒はこう勉強する!」でいきましょう。状況としては4月から全授業にサボらず出席した生徒の学力を想定します。塾生にしか分からない部分も出てくるかもしれませんがその点は御容赦ください。
まず、英語に関しては単語・文法ともにある程度は押さえている状況で、英単語帳と英文法問題集の細かいところにやや難がある。読解力自体は焦っても伸びないと判断し、とにかく読み込みだけは毎日続け、英文法問題集は1日か2日丸々時間を作って一気に暗記し直す。塾では何ページずつと区切っているが、チマチマやるのは逆に面倒くさいのであれは確認用として使う。あとは問題慣れを養うためにマーク模試問題集を片っ端からやっつける。とはいえ、回数に頼るのではなく演習で一番大事なことは根拠を持って解くことと、間違ったところを次回以降は根拠を持って確実に解けるようにすること。
世界史は100題に入って細かい知識補充が増えた。これはひとまず置いておいて、費用対効果の面からまず教科書を完全に押さえて『センター試験への道』を完璧にする。教科書は塾で五周目までやってくれているが、あのペースは無視して一気に終わらせてしまおう。目標は年明けの塾内模試で世界史満点。用語問題集の方は教科書との重複も多いから気になる事項だけ教科書に書き込んでゴミ箱に投棄。直前期の見直し用テキストは少ないほどいい。センター後から1ヶ月間で100題を重点的にやっつけてしまえば最後は国語演習に時間を回せるはず。
国語に関して現代文はなんだかんだいってどうにも演習量が決め手のような気がする。授業で過去問は扱うようだからセンター現代文はそこでなんとかコツを掴む。背景知識重視の読解はどちらにせよ厳しいだろうから最後は受験する大学の過去問だけを解きまくって人並み+αでまとめられれば必要十分。テクニック系は使えるか分からないうえに習得に時間もかかりそうだから不採用。古文は品詞分解からの解釈、それと単語だけなら確実に押さえられる。自分で押さえられるところは早めに始末して、MARCHの過去問を見て具体的な対策はまたその後に考えよう。
基本的に塾はペースメーカー。
やるのは自分。
いろいろ書きましたが、受験に強い生徒の共通点は最後の一文に集約されています。
参考になれば幸いです。