2018.11.5
ゼロからの英語学習で意識すべき2つのこと
巷にあふれる受験攻略サイトに目を通すと、「英語の学習は単語からやるべきだ」「いや、文法からやるべきだ」「構文把握こそ英語の根幹だ」などと異なる見解のものが多く、何が正しい勉強法で、どのように勉強法を選べばよいのかわからないという方が多くいらっしゃると思います。このコラムではそんな方々に、EDIT STUDYの考える最も効率のいい英語の勉強法について、その理由も明確にしてご紹介します。
◇そもそもなぜ数多くの英語の勉強法が存在するのか
そもそもなぜ世の中には数多くの英語の勉強法が存在するのでしょうか。それは、一言で言えば、勉強法を求める人々の目的が様々であり、紹介する側の動機も多様だからです。大学受験、特に10カ月という短期間での逆転合格に特化したEDIT STUDYと、中学生・高校生全般を対象に教育サービスを提供する塾では「何を・どのように・何から教えるべきか」、その前提が大きく違ってきます。また、ブログ広告によって収入を得ようとするサイトでは、執筆者が教育サービスに携わるものかどうかもわかりません。これから受験英語を学ぼうとする方々は、この情報の海の中から自分に合った情報を探さなければならない状況にあります。
◇目的は10カ月でセンター試験英語180点以上
では私たちEDIT STUDYの考える学習法が目的としているものは何か。このコラムでは、センター試験英語・私立大学入試英語に特化した、EDIT STUDYの考える最も効率の良い英語学習法についてご紹介していきます。この勉強法が目指すところは、10カ月でセンター試験英語180点以上を安定して取り続ける実力を付けることにあります。いきなりセンター試験で180点=9割以上を目指すと聞いて、自分には無理だと途方に暮れる方も多いかと思います。しかし、EDIT STUDYで逆転合格を果たしてきた生徒は、入塾時の偏差値に関係なく実際にこの水準まで英語の得点をのばしているという事実があります。(合格者インタビュー)
◇180点以上を目指す意味
現在、EDIT STUDYが目標とするMARCH以上の大学ではセンター利用入試を採用しており、英語・国語・社会の3科目平均で8割以上を得点すれば高確率でMARCH以上の大学に合格することができます。当塾では社会の平均点が9割を越えているという特殊な事情があり、英語で180点以上を獲得することができれば、極端な例では国語は50%前後の得点率でもMARCH以上の合格が狙えるということになります。また、過去のデータと照らし合わせると、センター試験で安定して180点取れる実力が身につけば、MARCH以上(早稲田・慶應・上智・ICU含む)の大学の一般入試にも十分通用する受験英語の実力がついていると判断することができます。
以上のことから、EDIT STUDYでは10カ月でセンター試験英語180点以上を一つの目標としています。
◇EDIT STUDY式勉強法の対象者
高校三年生・浪人生の方を主な対象としつつ、大学受験を予定している高校一年生や二年生の方にもわかりやすいように工夫しています。また、首都圏外の方々が独学でも役立つように詳細な勉強法を掲載していきます。
◇ゼロからの英語学習で意識すべき2つのこと
まず前提として、私たちEDIT STUDYの英語学習法は、センター試験・大学入試において近年顕著に要求されている「長文」の「正確な速読」に重きを置いていることをご承知おきください。それを踏まえて、ゼロからの英語学習で意識すべきことは大きく分けて2つあります。
その①―読解に特化した文法理解
読解に特化した文法理解とは具体的には五文型・接続詞関係詞・To不定詞・分詞を確実に把握できる状態のことを指し、これを「構造把握ができる」と言います。文法問題用の文法、単語帳の丸暗記などは高校三年生からで十分間に合いますので、高校二年生以下の方は英語を正確に読むために必要な五文型・接続詞関係詞・To不定詞・分詞の用法を徹底的にマスターするようにしましょう。
学習の進め方としては、ひとつひとつの英文について五文型・接続詞関係詞・To不定詞・分詞の用法を全て明らかにしたうえで、「書いてある通りに読む」ということを意識しましょう。学習初期の段階でいわゆる意訳に頼ってしまうと構造が取れていないことに気付かないままになり、結果として伸び代がなくなってしまいます。
全ての英文の構造が把握でき、また、書いてある通りに意味を取れるようになれば、文法理解としては完成です。
その②―速読練習・多読
構造把握ができ、書いてある通りに読めるようになったら、次は文法事項を意識しないでも完璧に使いこなせるようにする作業が必要になります。そしてこの型を身に付けるための作業が、一度完璧に文法的に精読した英文を音源を聞きながら繰り返す速読練習、「読み込み」です。
次回以降は「読解に特化した文法理解」「速読練習・多読」について、それぞれより具体的にご紹介させていただきます。