2017.9.21
早稲田大学教育部進学!関岳遼くん(桜美林高校)2017
〇今年度合格校
早稲田大学教育学部教育学科地理歴史専修!(2017.2.27)
辻井)早稲田現役合格おめでとう!すばらしいね!
まずは今の気持ちを聞かせてもらえるかな?
関くん)ありがとうございます。
MARCHも國學院も全滅で、もう一年お世話になると思っていましたが、なんとか念願の早稲田大学に合格できてよかったです。
MARCH全滅の苦しい受験
辻井)そうだよね。苦しい受験でした。
実力は十分に早稲田レベルまで到達してたと思うけど、苦戦の原因は何だったの?
関くん)自分でもいくつか考えてみたんですが、やはりまずひとつは受験学部を文学部系統に絞っていたことで、センター枠を押さえられなかったことだと思います。
辻井)関くんは行きたい学部がはっきりしていたから、その点はある程度仕方ないよね。
関くん)はい。
進路指導面談でも何度か相談させていただいて、「これでいく」と自分でも納得していたことなので、後悔はありませんでした。
辻井)他には何かある?
関くん)もうひとつは、塾の授業が終わって入試期間に入った頃にちょうどインフルエンザにかかってしまい、数日間ダウンしていました。直前の追い込みができず、試験当日も頭がボーっとして集中力に欠けたことがきつかったですね。
辻井)そうだったんだね。
なかなか合格報告が来ないから心配していましたが、インフルエンザとは。。
関くん)でも結果オーライですね。
早稲田は試験日が遅かったのでその頃には体調も回復して、実際に手応えもそれなりにありました。
辻井)意外と下位大学は全滅して、早稲田だけとか明治だけ合格という話は聞くんだよね。それはまぐれというわけではなくて、やはり日々の積み重ねのおかげだと思うよ。関くんは浪人生と同じかそれ以上勉強してたもんね。
逆転合格の秘訣とは
関くん)やると決めたからにはちゃんとやろうと思ってました。
辻井)それができるのがすごいよ。
何か心の支えみたいなものはあったの?
関くん)山本五十六の「男の修行」ですね。
あれを日本史の教科書の裏に書いて、苦しいときはいつもそれを見ながら勉強していました。
辻井)すごいのきたね!
具体的にはどんな文章だっけ?なんとなくでいいので教えてもらえれば。
関くん)全部暗記してます。言っていいですか?
『苦しいこともあるだろう。云いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。』
辻井)おお。渋い!
関くん)歴史が好きで、結構偉人の名言を読んだりするんですけど、今年はこれで乗り切りました。
辻井)乗り切りましたって。。
あの猛勉強の背後にはこういう強い気持ちがあったんだね。私も負けじと頑張ろうと思いました!
関くん)いや、そんな大したことじゃないです。
なんとなく自分には合ってました。
辻井)じゃあ、息抜きとかはあまりしなかった?
関くん)息抜きもしっかりしてました!
この一年はご飯が唯一と言っていい楽しみで、その辺を歩き回って美味しいものを食べるのが息抜きでした。
辻井)おお、今度はいきなり女子っぽい!
やっぱり普通の高校生なんだね。少し安心しました。
では勉強の話に戻って、なにか自分で工夫していたこととかはある?
決めたからやる
関くん)特にないですね。
とにかく塾のカリキュラム通りに淡々とこなすことを心掛けていました。EDIT STUDYに入るときに、河合塾と増田塾で迷ってたんですけど、体験授業を受けに来てその段階でここで頑張っていこうと決めたので。
辻井)思考回路が「決めたからやる」、なんだね。
さっきも言ったけど、それはすごい才能だと思います。
では、その淡々と勉強をこなす日々の中で一番苦しかったことと言えば何だろう?
関くん)それはセンター試験一週間前ですね。
それまで順調に伸びて180点以上は安定して取れていた英語で、突然120点を取ってしまったときは原因もわからず混乱しました。
辻井)あれはきつかったね。
ただ、他の生徒でも似たような事例はあって本番では問題なく取れていることが多いので、直前の乱れは「本番じゃなくてよかった!」で乗り切るのがいいと思うよ。なかなかその心の余裕は持てないんだけど。
関くん)そうですね。
でも「点数に一喜一憂しない」ということは伝えてもらっていたので、自分でもそう考えるようにはしていました。
辻井)精神的に大人だね。
そんな関くんを育ててくれた親御さんはどんな風に受験勉強を応援してくれてたの?
関くん)何にも言われなかったですね。
見守ってくれていた、という表現が適切ですかね。
辻井)なるほど。さすがというか。
塾の視点で言うと、親御さんとの間に信頼関係ができているといい結果につながりやすい傾向はあります。では、見事早稲田大学に進学する関くんだけど、将来の夢とかはあるの?
これからのこと
関くん)大学では歴史をしっかり学んでみたいと思っています。
辻井)日本史も細かいところまで知ってたしね。
関くん)小学校6年生のときに朝読書という時間があって、そこで歴史マンガを読んだところから興味が沸いて。それからずっと歴史は好きなんですよ。
辻井)好きなことを勉強できるのは最高だね!
では、最後に、これから受験生活を迎える人たちに何かメッセージをもらえれば。
関くん)特にはないんですが、自分が意識していたことを伝えるなら、「一番最初に行きたいと思ったところを曲げずに頑張れ!」です。
辻井)男の修行だね!
今日はありがとう。これからも関くんらしく頑張ってください!