2016.9.18
ES卒塾生講師イケダの受験回想録 −第1回−浪人生活スタート
はじめまして。
EDIT STUDY 吉祥寺校専任講師の池田です。
私は現在、吉祥寺校の夏からコースの英語、日本史、国語を担当しています。
このブログではDS卒塾生である“私自身の受験回顧録”をテーマに
受験時にEDIT STUDYでどのように過ごしていたか
当時何を考え、どんな生活を送っていたか
現在講師の立場になって今生徒に伝えたい事
など、基本的には当時を振り返る形で書いていこうと思います。DS塾生向けの内容になってしまうと思いますが、保護者様、弊塾にご興味をお持ちの方にも雰囲気が伝わると思いますので参考にしていただけたら幸いです。
講師紹介文にプロフィールの記載がありますが初回ですので自己紹介も兼ねて、自分の生い立ち(高校時〜DS入塾まで)を書いていきたいと思います。
□ 高校時代
新潟県の普通科の公立高校(偏差値48程度)でサッカー中心の生活をしており、全く勉強の習慣がない生活を送っていました。テスト期間以外勉強をした覚えがないほどです(笑)それで食べていける程の才能があったわけでもないのによくあれほど部活に打ち込めたなと今は思います。好きという純粋な気持ちのみで何かに打ち込めたのは高校生だったからこそかもしれません。
高校3年の夏まで部活をやり、引退後自分のこれからの人生を考えた時にどうして良いか分からず2か月程ただ学校に通うだけの何もしていない期間を過ごしました。
10月くらいになり三者面談が始まりました。当時の担任から言われた“やりたいこと、好きなことが今見つからないのだったらとりあえず大学に行って4年間考えてみれば”という言葉から大学進学を決めました。また、大学に行けば人生の選択肢が広がるのではないかと考えていました。当時18歳の自分にとっては、いい意味でも悪い意味でも将来の選択肢が少なくなってしまうような「専門的な道」(専門学校、就職など)に進むということは考えられなかったのです。講師になり生徒と話していて日々感じますが、高校卒業時の進路選択は本当に難しいと思います。
そんな経緯で受験を決意したのですが、全く勉強をして来なかったので何をどのくらいやればいいのか分からず、また田舎でしたので予備校、塾などもなかったのでネットの情報を頼りに自己流で勉強しそのまま受験に突入。MARCHはもちろん全滅、辛うじて後期試験で日大に引っかかったのみでした。受験が全て終了し、どうしてあの時やれなかったのだろう、、、自分の人生がかかっているのにたった3か月しかやることができなかった、と後悔だけが残りました。その後、どうしてももう1度やりたい、1年間だけ死ぬ気になってやろう、この1年で自分の人生を切り開いてやる、との思いで浪人を決意しました。両親と相談し、1年間全ての誘惑を断ち勉強にのみ集中できる環境で浪人したいことを伝え、東京で浪人させてもらえることになりました。
□ 浪人時代
東京に上京しEDIT STUDYにて浪人生活を始めました。塾に近い荻窪にて一人暮らしを始め、テレビ無しネット環境無し、当時はスマホなど存在しない、狭い1ルームの部屋に唯一あったのは机のみ、という修行僧のような環境でスタートしました(笑)1年を通して友人と遊ぶ事もなく、実家への帰省もない、なかなかストイックな1年間だったと思います。
当時はわざわざ地方から上京してDSで浪人をする生徒がほとんどいなかったのを覚えています。そんな中、私がDSを選んだ経緯について書いておきますと、ネットで塾長のブログ、HPを見たのがきっかけでした。やる気、根性だけは人一倍自信がありましたが、そもそも勉強自体のやり方がわからなかったので、毎回細かく指示をし、小さな目標(レギュラーテスト)を設定してくれれば合格まで辿りつけるのではないかと思いました。
最初の体験授業では対話式の授業スタイルに触れ、これなら授業に集中、参加できる、1年を通して怠けることなく継続できると感じました。高校時は授業に集中したことが皆無でノートを取ることが“目的”になってしまっており、一番大切な“内容”は頭に入っておらず定期テスト前になって慌てることの繰り返しでした。DSでの授業の“とりあえずその場で覚える”という作業は、自分の勉強、授業への考え方、取り組み方を変えました。その場で出来る限り処理をするということは今まで考えてもみなかったのです。
大手予備校も検討し体験授業に参加したのですが、講師が一方的に話すだけで、高校の授業となんら変わりがなく、また質問をするためにも時間がかかり、自分で全てを処理できるような進学校卒の方でないと難しい環境だと感じました。
また、ゼロの状態から難関と言われるMARCHに入りたい、よりレベルの高い大学に行き選択肢を広げたい、と考えていた自分にはDSの「ゼロからMARCH」というのはすごく魅力的でした。さらに講師との距離が近く、1人の講師が授業から生活面まで一貫してサポートしてくれるところもDSに決めた一因です。
このような経緯でDSに入塾し、濃い1年間を過ごし、無事に中央大学に進学することができました。今回は入塾までのことが中心になってしまったので次回からは塾生時代の事をより具体的に書いていこうと思います。
これから月に1度のペースで更新していきますので、よろしくお願いします。