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高校3年生までにやっておきたいこと

ここではお問い合わせを多くいただいている「高校3年生までにやっておきたいこと」について書いておきます。本当に受験に即応した細々とした知識は高校3年生時に勉強すればいいとして、それでは逆に、高校2年生までにやっておくべき勉強とは何なのか。この点がはっきりせず不安な方も多いと思います。そこで、今回はできるだけ具体的に教材を紹介しながら科目毎に書いていきたいと思います。

【英語】

◇やっておくべきこと
・読解に特化した文法理解
・速読練習・多読

文法問題用の文法、単語帳の丸暗記などは高3からで十分間に合いますので高2までは英語を正確に読むために必要な文法事項の総復習、具体的には五文型、接続詞関係詞、To不定詞、分詞を確実に把握できる状態にし、それを踏まえたうえでの速読練習・多読をお薦め致します。

読むための文法に関しては簡潔にまとめたテキストを書いておきました。一通り読んで理解した後、実際に英文を読みながら逐一確認していく作業が大切です。学習の進め方としては、ひとつひとつの英文について五文型、接続詞関係詞、To不定詞、分詞を全て明らかにしたうえで、書いてある通りに読むということを意識しましょう。学習初期の段階でいわゆる意訳に頼ってしまうと構造が取れていないことに気付かないままになり、結果として伸び代がなくなってしまうことが多いです。

五文型テキストリンク

このようにして全ての英文の構造が把握でき、また、書いてある通りに意味を取れるようになれば型としては完成です。あとはこの型を意識しないでも完璧に使いこなせるようにする作業が必要です。この型を身に付けるための作業が「読み込み」です。

読み込みという英語勉強法自体がそれほど一般的ではありませんので先に説明しておきますと、読み込みとは一度完璧に文法的に精読した英文をCD音源を聞きながら繰り返し読むというシンプルな勉強法です。

当塾ではこの読み込みを非常に重視しています。というよりも、読み込みを行わない生徒がMARCH以上の難関大学に合格する可能性はほとんどないと考えております。その理由としまして、現行大学入試における速読の重要性が挙げられます。センター試験が顕著ですが、私立大学個別入試でも特に2000年代後半以降は英語を速く読むというスキルが受験生に求められています。この点に関して実験的に生徒たちに時間無制限でセンター試験の過去問を解かせてみたことがあるのですが、そのときは普段110点~140点程度しか取れない生徒も含めてほとんどが180点前後の点数を取ることができました。しかし、彼らが本番でも180点を取れたかというとそうではありません。やはり制限時間に泣かされて本番では普段と同様の点数しか取ることができませんでした。

以上のことから、現行大学入試の英語では特に速く読む訓練が求められると結論付けています。逆に言えば、いかに語彙を鍛え文法を正確に学習しようとも、速く読めない受験生はそれだけで門前払いされてしまうという現実があります。

そして、英語を速く読むために以下の学習が必要だと考えています。

1. 語彙

当然ながら単語・熟語を知らなければ英語は読めません。したがって語彙強化型の受験勉強は遥か昔から変わらず行われているわけですが、特に速読という観点から語彙の問題を考えた場合、単語・熟語への反応速度を上げるという形式で学習を進めておくことが望ましいでしょう。反応速度を上げるには反復練習が最も効果的です。

2. 前から読むための文法

英語を速く読むという観点でとらえたときに、後ろから英語を訳しあげるという読み方は最悪と言えます。これは説明するまでもないかもしれませんが、英語を後ろから訳しあげて読むということは一度英文を最後まで読んで、その後に意味が発生するというふたつのステップを踏んでいるということになり、前から読む場合に比べて明らかに二度手間です。これに関しては全英文を見た後でなければ正確な構造は掴めないという反論もあるとは思うのですが、前から読むための文法というのは100%の正確さを捨てる代わりに98%程度の正確さでとにかく速く読むことを目的としています。ここで全てを説明することはできませんが、例えば、普通に勉強している受験生なら”The fact that…”ときた場合、このthat節はおそらく同格のthat節と考えます。あるいは”the ability to bring up…”とくればこのTo不定詞の用法はほぼ確実に形容詞的用法、”anything that…”ときた場合はたぶんこのthat節は形容詞節、他にも”When we watch animals…”ときたらこの英文は5文型になるのではないか、など100%そうなるとは確信できないまでも英語という言語の性格上「たぶんこうなるだろう」という予測をしながら読んでいきます。これはある程度以上英語が得意な方はすでに無意識に行っている作業ではありますが、英語が苦手という段階から逆転合格を目指すためには意識的に鍛えていかなければならない能力です。

3. 英語を読むこと自体に慣れる

“Practice makes perfect.”という諺もあるように、多少の誤差はあるにせよ、簡単に言えば「これまで読んだ英文の総量=英語力」と言えます。中学で習う英文法程度の知識がある方であればあとは大量に英語を読んでいくうちに自ずと英語は読めるようになります。これは不思議なことではありますが、まぎれもない真実です。”This is a pen.”をわざわざ「これはSVCの第二文型。ゆえに、S=Cが成り立つ。したがって、This=a penを表す」などと文法的に解釈しながら読む人はいないように、最終的には文法はほとんど意識しないで、かつ、正確に読めるようになるのですが、そのためにはまず正確な型を身に付け、その後に大量の英文に触れて英語に慣れる必要があります

以上3点を意識して学習を進めるために最も効率のよい方法が読み込みなのです。

読み込みは1回2回ではなく数十回、数百回単位で行うものですので、読み込み用テキストに出てくる単語・熟語はほとんど見た瞬間に意味が頭に浮かぶレベルまで反復学習することができます。その際、前から読むという意識を持って読み込みをしていくことで予測能力も同時に鍛えることができます。さらに、CD音源と合わせて読み込むことでおおよそ1分につき150語程度の英文量に触れることができ、単純計算でいくと60分で9000語、3時間あれば27000語分の英語に触れることができます。センター英語の総語数が現在4000語前後ですので、これは3時間の学習でセンター試験約7回分の英文量を精読できているということになります。仮にセンター試験を7回分精読するとしたら一週間かけても終わりませんので、それほどの学習量をCDを聞きながら読み込むだけで実現できる読み込みは圧倒的に手軽で効率的な勉強方法と言えます。

まとめます。
読み込みは

1. 語彙強化ができる
2. 前から読む文法、予測能力を鍛えられる
3. 慣れを養える
4. 手軽に効率よく実践できる

英語勉強法で、古典的文法問題(センター第二問)以外には全てに対応できる万能性を備えています。納得したらとにかく読み込みましょう。

英語に関しては長くなってしまいましたが、最上位校を狙う場合、大学受験では英語は「できて当たり前」ですので、高2までの勉強としては確実にメインになります。

◇参考文献

速読英単語入門編

一通り文法事項を確認したあとに入る読解用テキストとしてオススメしておきます。英文は相当簡単ではあるのですが、ここで手抜きをすると後々困ることになるのでとにかく正確に大量に読み込むことが大事です。

ペーパーバック

上記「速読英単語入門編」できちんと型を身に付けた後は、どんどん知らない英文にチャレンジしてみましょう。図書館などに行けば子ども向けの簡単な英語書籍(ペーパーバック)が置いてありますので、これをとにかく大量に読んでいく、いわゆる「多読学習法」です。ポイントは3つあります。

① 辞書はひかない
② わからないところは飛ばす
③ つまらなくなったらやめる

要するに、勉強という感覚ではなく、あくまで読書として楽しむことがコツです。

【社会】

◇ やっておくべきこと
大枠・流れの把握
”どうでもいい”知識との戯れ

選択科目に関わらず、高2までの社会は受験モードの暗記とは別物と考え、漫画や小説、実況中継などで「大枠の理解」と「科目に対する興味」を増やす方向性で考えるとよいと思います。社会は教科書中心で覚えていくのが一番効率がよいのですが、教科書には「骨」部分しか記述されておりません。ところが、人は一見どうでもいい「肉」部分がある方が物語を覚えやすいのです。なので、今は楽しみながら勉強しておきましょう。高3になったら暗記モードです。

◇参考文献

(世界史)

学研まんが世界の歴史(全15巻)

学習漫画 世界の歴史[全面新版] 全20巻+別巻2 全巻セット

学習漫画 中国の歴史 全10巻+別巻1 セット

青木の世界史実況中継

ナビゲーター世界史

(日本史)

学研まんが日本の歴史シリーズ 全18巻

学習まんが少年少女日本の歴史

石川の日本史実況中継

ナビゲーター日本史

ポイントは、不思議に思うかもしれませんが、覚えようとしないことです。あくまで高2までの社会は遊び感覚で適当に楽しみましょう。

【国語】

(現代文)

真正面から論理力を鍛えるということも可能ではあるのですが、高校2年生段階で、かつ、独学で進めるとなると負担が大きすぎると考えます。ですので、まずは現代文という科目がどのようなものであるかを大まかに把握し、広く知識を身に付けていく必要性を知るところから始めておきましょう。

(古文)

どこの学校でも行っている助動詞表の暗記、品詞分解までを完璧にできるようにしておき、上述の社会同様、一見どうでもよさそうな学校の先生のお話を聞いておくことが結局は古文上達の最短距離になります。

◇参考文献

現代文の勉強法をはじめからていねいに

漫画ですが、現代文という科目がどのようなものであるかを簡潔に示してくれています。最初はここから始めましょう。そのうえで、以下のコラムで現代文という科目がもつ不思議な一面も詳しく説明しておきますので、今後の勉強の参考にしていただけたら幸いです。

[コラム] 同じ勉強量を重ねても受験結果が異なるのはなぜか?

最後に、科目に対するエネルギーのかけ方は
英語>>>>>>現代文>社会>古文
というイメージで、つまり、高校2年生段階で真面目にやる必要があるのは英語のみです。

到達目標としては
高校2年生冬のセンター同日模試で英語120点(慶應志望なら160点)
を目指すと基礎固めとしては理想的だと思います。
長々と書きましたが、お役に立てれば幸いです。

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