2022.3.14
立命館大学政策科学部進学!H・Aくん(高校非公開)
・合格校
立命館大学 政策科学部
立命館大学 産業社会学部 人間福祉専攻
講師)久しぶり!元気そうだね!
Aくん)そうですね。まあ元気は元気です。
講師)合格おめでとう、という感じでもない?
Aくん)うーん、今は悔しい気持ちが7割、塾に対する感謝3割というところですね。
講師)そうだよね。ずっと3人で頑張ってきたから一緒に来てもらったけど、やっぱり悔しいよね。今日は上手くいったことも上手くいかなかったことも大いに語ってもらえればと思います。よろしくお願いします。
◇ 悔しい気持ちが7割
講師)まずは7割を占める悔しい思いから聞いてもいいですか。
Aくん)はい。それは早稲田を目指してずっと頑張ってきて、過去問演習だと手が届くかもというところまできていて、いま立命館に進学することになっている現実ですね。本当に悔しいです。
講師)Aくんが頑張っていただけでなく、実際に模試でも演習でも高得点を取り続けていたのを知っているからこそ私も悔しいです。ここに来るまでにいろいろあったと思います。高校時代から振り返ってもらえますか。
◇ 二人で間違えていた高校時代
Aくん)僕はS・Aくんと同じ偏差値60くらいの公立高校で、高校では特に何か熱中していたものがあったわけではなく、高2の最初にサッカー部を辞めて、勉強はそこそこという感じでした。
講師)偏差値60の公立高校の真ん中くらい?
Aくん)そうですね、そんな感じだったと思います。国語はなんとなくできていて、日本史は好きだったので高3では一応一番上のクラスになってS・Aくんとも一緒でした。
講師)そうだよね。去年ここに面談に来たときに話では国語と日本史は得意ということでした。英語はどうだったの?
Aくん)英語は苦手というか全然わかってなかったですね。わかってなかったんですけど、単語とか文法問題とかは記憶力でごまかしていました。
講師)高校の定期テストくらいまでだとなんとかごまかせるよね。大学受験に向けての勉強という点ではどうだったの?
Aくん)高3の夏からS・Aくんと一緒に学校の自習室で勉強を始めたんですけど、なぜか僕らは共通テスト枠でMARCHに合格する戦略を立ててまして、僕は英語が全然取れなくて無理でした。
講師)まあそうなるよね。MARCHを共通テスト枠で狙いに行けるのは超上位層だけだよね。
Aくん)そういう今となっては当たり前のことも、当時はわかってなかったんですよね。
講師)それはやっぱり高校が国公立メインで指導してるから?
Aくん)それもあるんですけど、なんですかね、単純に二人で間違ってましたね(笑
講師)微笑ましくもありますね(笑
そういうことで浪人することになったわけですが、S・Aくんと一緒にEDIT STUDYで頑張るということに迷いはなかった?
◇ 授業で成績は上がらない
Aくん)うーん、迷ってはないですね。僕も四谷学院は説明を聞きに行って実績とシステムは理解できたんですが、実際に勉強を進めていく具体的なスケジュールがわからなくてあまりピンときませんでした。
講師)ほう。具体的なスケジュールとは?
Aくん)僕は授業で成績は上がらないと考えているんですね。なので、授業を受けて、その確認がどのようにスケジュールされているのかを重視して予備校を検討しました。
講師)なるほど。それで2日に1回レギュラーテストがあるEDIT STUDYを選んだと。
Aくん)そこもあります。もうひとつ僕にとって大きかったのは、体験授業を受けて英語が伸びるという確信を持てたのも決め手でした。
講師)最近ではここみたいに文法からきっちり積み上げるスタイルは珍しいのかな。体験授業で驚かれることはわりとありますね。
Aくん)高校までは全部フィーリングで読んでたので、あ、英語ってこうやって読むんだ、という発見がありましたね。最初に塾に対する感謝3割と言ったのは、一年勉強を続けて英語が伸びて、好きになったからです。
講師)それはよかった。英語はこれからも勉強を続けてね。
ではEDIT STUDYでの一年を振り返ってよかったことや悪かったこと、きつかったことなど印象に残っていることがあれば教えてください。
◇ 英語が読めるという感覚
Aくん)楽しかったことは、やっぱりこの3人でいる時間は充実してましたね。休憩時間だったり、コンビニで話したり、そういう小さいことが勉強を続けていくモチベーションを支えてくれたのはあったと思います。
講師)本当にいつも一緒だったね。
Aくん)勉強仲間は大事だとあらためて思いました。あとは英語が読めるようになったことですね。年度途中からあきらかに英語が読めるという感覚があって、そこからは楽しくなりました。
講師)共通テストリーディング演習では90点くらいまで上がってたよね。きつかったことはなかった?
Aくん)ありましたね。朝が弱くて起きるのがつらいときは何回もありました。バスに乗り遅れると1時間後とかになってしまうのでそこは頑張りました。
講師)そうだったんだ。たまに朝いないなと思うことはあったけど、毎朝戦ってたんだね。
ではAくんも結局レギュラーテストはほぼ100%に近い合格率で入試を迎えたわけだけど、手応えはどうだったの?
◇ ガチガチに緊張した受験初日
Aくん)ガチガチに緊張しました。特に個別入試初日だった明治大学情報コミュニケーション学部の試験前日はS・Aくんと同じ部屋に泊まってたんですけど、前の日から緊張がやばかったです。
講師)え、二人は同じホテルの同じ部屋に泊まってたの?仲良すぎでしょ(笑
Aくん)そう、一緒だったんですけど緊張すごかったです。僕みたいなタイプは全然志望校じゃない大学でも事前に一度受けといた方がいいですね。
講師)「前受け」というやつですね。そこまで緊張するタイプだったとは意外です。
Aくん)とにかくあの日はガチガチでした。まず英語読めない病を発病して、何回も何回も同じところを読んでは意味がわからず。国語は読んだことある文章が出たんですけど、そのせいで問題をあまり深く考えずに解いてしまって大失敗。絶対落ちたと思いました。
講師)英語読めない病はよく聞くね。
Aくん)はい。まったく読めず、マークシートを塗る手がブルブル震えてました。
講師)そうだったのか。一生懸命準備してきたからこそ緊張してしまったんだね。そこから切り替えはできたの?
Aくん)そうですね。その後の試験では最初の明治ほど緊張はせず、実力は出せたと思います。ただ、法政大学の入試は自己採点で7割を大きく越えていたので余裕で合格したと思ったら落ちていて発狂しました。
講師)あれはなんでだろうね。得点開示してみるのは一手かもしれないね。
Aくん)そうですね。もういいんですけど(泣
◇ 1on1での雑談でモチベーション維持
講師)不運なところもあったけど、一年最後までやりきって立命館に進学なので立派です。よく頑張ったと思います。では、一年EDIT STUDYで勉強してみて良かった点や気になった点があれば教えてください。
Aくん)僕は週に1回、1on1面談があったのがありがたかったですね。メンタルが弱いところがあるのでモチベーション維持に効きました。
講師)Aくんは勉強の進捗自体は問題なかったから、結構雑談に使う時間が多かったね。Aくんは高校までピアノをずっと続けていて、その共通点があったUさんの話とかもしたね。あれからUさんとピアノの話はした?
Aくん)いや、してないです。
講師)あ、そう。話しかければよかったのに。好きな作曲家は誰ですか、とか私が仲介になって話してたのも思い出した。
Aくん)ありましたね。あんな感じのちょっとした雑談と日々のレギュラーテストが合わさって管理してもらってる実感がありましたね。
講師)そうだね。終わってみればあっという間の一年だったけど、振り返るといろいろあったね。
Aくん)そうですね。あ、あとは塾自習もよかったです。塾がやるべき勉強量をコントロールしてくれているので、空いた時間は心置きなく自分の勉強が進められるというのもEDIT STUDYのいいところだと思います。
講師)君たち三人は過去問演習もたくさん解いてたね。じゃあ最後になるんですが、悔しい思いもしたAくんからこれからの受験生へのアドバイスをもらえますか。
◇ 得意科目ばかりやらない
Aくん)そうですね。カリキュラム通りやる、継続と復習が大事だというのは他のふたりと同じなんですけど、日本史が得意だった僕だからこそのアドバイスとしては「日本史の沼に落ちないように」ですかね。
講師)その心は?
Aくん)日本史が得意なので日本史やると気持ちよくなるんですよね。だからつい日本史の勉強が多くなってしまいます。だけど、得意な科目というのは伸びしろが少ないとも言えるわけで、得意な科目ばかりやらないというのは意識した方がいいと思います。
講師)実感がこもったアドバイスありがとう。
最後に私からもアドバイスをさせてください。二十歳前後といえば自分の意識としては十分に大人でしょうし意志の働きも明瞭で、善悪の判断もつきます。なので、大人です。それでいてなお「成長期」でもあります。Aくんも今現在進行形でどんどん成長している時期です。悔しい気持ちもあると思いますが、前を向いて進んでいきましょう!
夏休みとかで福岡に帰ってきたら教室にも寄ってね。一年間お疲れ様でした!