2022.3.18
法政大学文学部地理学科進学!K・Tくん(福岡西陵高校)
・合格校
法政大学 文学部 地理学科
中央大学 経済学部 公共環境経済学科
中央大学 経済学部 国際経済学科
武蔵大学 経済学部 経済学科
武蔵大学 経済学部 経営学科
武蔵大学 経済学部 金融学科
武蔵大学 人文学部 英語英米文化学科
武蔵大学 人文学部 ヨーロッパ文化学科
武蔵大学 人文学部 日本・東アジア文化学科
西南学院大学 経済学部
講師)久しぶり!合格おめでとう!
Tくん)ありがとうございます!念願のMARCH決められてよかったです!
講師)ストイックに頑張ってたもんね。今日はこの一年をどのように過ごしたか、教えてください。
Tくん)はい、よろしくお願いします。
講師)まずは率直に今のお気持ちを。
Tくん)そうですね、やりきった感はありますね。欲をいえば、もうひとつ上も狙いたかったですかね。
講師)たしかに成長スピードからするともうひとつ上まで受かっていてもおかしくない感じでした。では、まずはスタート地点の確認として高校時代の話から聞かせてください。出身の福岡西陵高校は偏差値60程度の中堅公立高校だけど、高校受験は頑張った?
Tくん)高校入試は面接だけだったんですよね。僕は中学からずっと野球をやっていて、そのスポーツ推薦枠のような形で入学しました。
講師)そうだったんだ。その手の話は結構聞くね。じゃあ高校でも野球部?
Tくん)はい。僕の学年はコロナで甲子園はなかったんですけど、高3の夏まで野球優先で部活をやりきりました。
講師)だいぶやりきったね。学業成績はどんな感じだったの?
Tくん)一学年300人いて、だいたい200番台でしたね。勉強できる方ではなかったですが、最下位というほどでもなかったですね。
講師)そうなんだね。それで、いつくらいから大学受験を意識し始めたの?
Tくん)部活を終えた夏くらいですね。最初は公募推薦を狙っていたんですけど、それに落ちてから本格的に取り組み始めた感じです。
講師)現役時代はどこで勉強してたの?
Tくん)主に家でやってました。現役の時は選択科目は政経で、西南か福大に行けたらいいかなあって感じでしたね。
講師)時間がない現役生なら政経選択がいいかもしれないね。塾とか予備校とかは行かず?
Tくん)はい、自分でやってました。英語は得意ではなかったんですが勉強は好きでしたし、政経は結構得意でした。
講師)そうだったんだ。それで現役の時はどこか受かった?
Tくん)いや、西南と福大だけ受けて落ちました。
講師)そうかー、現役生は時間が足りなくて苦戦するよね。そこから浪人するとなって、どういう軸で塾・予備校を検討したの?
◇ 塾・予備校選びの軸
Tくん)まず志望校としてはMARCHを目指そうと思いました。
講師)そうなんだね。現役で福大に落ちて1浪してMARCHというのはそれほど簡単じゃないと思うけど、そのあたりはどういう感覚だったの?
Tくん)たしかに高校の実績とかを考えるとMARCHに合格しているのは年に数人いるかいないかくらいで、自分の成績的には厳しい感じではあったんですけど、なんとなくいけるかなという自信はありました。
講師)部活でやりきった経験も自信につながっていたのかもしれないね。では、MARCHを狙える塾・予備校ということでどのあたりを検討したの?
Tくん)四谷学院と増田塾とEDIT STUDYの3つを候補に考えていました。
講師)去年はその3つで検討している方が多い印象でした(※増田塾は2022年に撤退)。そこからどう絞っていったのか教えてもらえれば。
Tくん)まず僕は運動する時間がほしかったのでガチガチに拘束される増田塾は候補から外しました。
講師)そういえば年度前半は熱心に筋トレしてたね(笑
Tくん)はい(笑
運動しないと調子悪くなるんですよね。それで四谷学院とEDIT STUDYに絞ったんですけど、四谷学院は体験授業がなくて。僕の中で一年通う塾・予備校の体験授業がないというのは考えられず、その点、ここは体験授業でも基礎から伸ばしていけるイメージがわいたので決めました。
講師)塾・予備校選びの段階からしっかり考えて決めたんだね。
◇ 選択科目を世界史に変更
講師)そんな風によく考えて始めた浪人生活だけど、選択科目を政経から世界史に変更することに抵抗はなかったの?
Tくん)なかったですね。たしかに政経は得意で偏差値60くらいまではすんなり上がったんですけど、自分でやっててもそこから先は厳しいかなという印象は持ってました。
講師)冷静に分析してたんだね。覚える量は世界史の方がずいぶん多いけど、覚えるだけで点数になる知識が多くて、最終的な完成形だけを考えたら世界史有利と言い切れます。
Tくん)そうですね。
そのあたりも実際にやってみて決めようと言ってもらえて、実際にレギュラーテストを2,3回受けてみたらめちゃくちゃ多いという印象はなくて、あ、これならいけるなと思いました。
講師)暗記に関しては一年を通して頑張ってたよね。
Tくん)決められたことをやるだけだったので、その辺は全然余裕でした。
◇ つらくて楽しかった世界史
講師)では、この一年を振り返って楽しいことやつらいことなどあったと思いますが、まずは楽しかったことといえば何ですか?
Tくん)これは世界史ですね。11月にセンター世界史の過去問演習の点数が急激に伸びて、一気に90点台で安定、良いときは100点近く取れるようになったときは充実してました。
講師)そうだったね。センター試験の追試の問題でも90点台を連発して、完全に武器にしたなという印象でした。
Tくん)入塾面談や選択科目変更時も「世界史は絶対に武器になる」と言われてたんですけど、11月で実感できたのは嬉しかったです。私大の過去問でもあの時点で悪くて7割、良くて8割取れてましたので、このまま続ければMARCHにいけるという感覚がありました。
講師)一生懸命取り組んでたもんね。では逆に、一番つらかったこと、大変だった時期といえば何か思い当たりますか?
Tくん)これも世界史ですね。
夏前くらいに世界史が週2回になるじゃないですか?あの頃はレギュラーテストの対策が大変で、遅いと深夜4時くらいまで勉強していた時期もありました。僕は基礎がなかったので人一倍やらなきゃと思って念入りに確認してレギュラーテストに臨んでいました。
講師)そうだったんだ。それは大変だったね。でも、そこでサボらずに努力を続けたから11月に急上昇したんだね。
◇ 早稲田のヤバさに衝撃を受ける
Tくん)そうですね。あと思い出したんですが、11月頭に解いてみた早稲田の過去問、あれも厳しかったですね。。
講師)あったね。あまりにもミスマッチでTくんの方から早稲田はやめておこうと思いますという話をしてきたよね。
Tくん)はい。まったく解けませんでした。秋までに英国社の3科目の基礎はだいぶ積み重ねた手応えがあって、センター試験や共通テスト演習でも高得点は取れるようになっていたからこそ早稲田のヤバさに気付くことができました。
講師)そうそう。早稲田はヤバいです。でも本気で受験勉強をやらないとそのヤバさにさえ気付けないので、あの時点で気付けたのはよかったとも言えます。
Tくん)僕もそう思ってます。あそこで引くところを引いたのは大きかったなと。以降はMARCHに集中できました。
講師)早稲田を目指し続けることで負担が大きくなり、結果的にMARCH合格を遠ざけるということもあり得ます。そのあたりは戦略的撤退も必要だよね。
◇ 滑り止めを効果的に押さえる
Tくん)そういう意味では戦略的にMARCHを決められてよかったです。
講師)じゃあ、そこから先は順調に合格まで一直線だった?
Tくん)いや、全然ですね。まず共通テスト前がきつかったです。あそこで滑り止めは絶対決めたい、できればMARCHも決めたいという欲が出てきて、決めたい、決めたいでプレッシャーがすごかったですね。
講師)そうなんだよね。届きそうなところまできているのが自分でもわかってるから力が入っちゃうよね。
Tくん)ですね。力みました。
講師)共通テストでは最低限の滑り止めしか決められなかったけど、その後の私大個別入試はどうだった?
Tくん)2月頭に武蔵大学、福岡大学、西南学院大学と滑り止めを受けたことでだいぶ慣れましたね。おかげで法政大学には緊張もプレッシャーもなく入れました。
講師)武蔵、福大あたりから出願したのは偉いよね。MARCHに進学するために10ヶ月追い込み続けて頑張ってきて、それでも最後はちゃんと親御さまとも話し合って調整して福大から出願。このあたりも戦略の勝利だね。
Tくん)そうですね。福大と西南に出しておいたのは気持ち的に大きかったです。万が一東京がダメでも福大、西南があるから大丈夫と思えたので、全力で臨めました。中央経済とかは試験を受けている段階で絶対に合格したと思ってました。
講師)いやー、一年前、福大に不合格だったことを思うと成長したねー。
Tくん)EDIT STUDYのおかげです。
◇ ESは自分のペースが作れる
講師)そう言ってもらえると嬉しいです。具体的にはどんなところがTくんに合ってた?
Tくん)前半を英語と社会に特化して進められたのが戦略的によかったと思います。11月段階では世界史はさっき言った通りですが、英語もかなり仕上がっていました。
講師)夏にセンター試験型の問題を解きまくって一気に仕上がった感じあったね。
Tくん)そうですね。とにかく授業の復習とレギュラーテストの復習、それと英語の読み込みも毎日やっていました。言われた通り、カリキュラム通りにやっていけば自分のペースが作れるところがEDIT STUDYの良い点だと思いました。
講師)ありがとう。では、そろそろ最後になるんですが、これから受験勉強に臨む後輩たちにアドバイスをお願いできますか?
◇ 自分事としてとらえる
Tくん)この一年を振り返って僕が個人的に合否の分かれ目だったかなと思うポイントが2つあります。ひとつは勉強仲間は大事だということです。ひとりでもいいので誰か一緒に進めていける仲間がいると頑張れると思います。
講師)そうだね。5人も6人も仲間はいらないかもしれないけど、切磋琢磨できる少数の仲間がいた方が良い結果に終わっている印象はあります。
Tくん)もうひとつは、ちょっと抽象的なんですが、「自分事としてとらえる」ことです。
講師)おお。自分事とは?
Tくん)たとえば塾で読み込みのやり方とか重要性とか説明してもらったら、それを「自分が、何のためにやるか」を考えてちゃんと実行する感じです。総復習テストでも、レギュラーテストのプリントを見直していればある程度点数は取れますが、自分は入試で点数を取るためには教科書を一から見直す勉強方法の方がいいと思ってずっと教科書をやってました。
講師)なるほど。「自分が」「志望校に受かるために」というフィルターで塾のカリキュラムの意味を考えるという感覚で合ってる?
Tくん)そんな感じですね。僕で言えば現代文は個別に参考書で進めたり、読み込みは毎日欠かさずやってたり、英語の伸びが物足りないと感じたら問題集をどんどん解いたりしてました。
講師)ありがとう。「自分事としてとらえる」の意味がよくわかりました。今後の受験生にとっても非常に参考になるアドバイスだと思います。
Tくん)そうなってくれたら僕も嬉しいです。
講師)着実に積み重ねるタイプのTくんですが、大学での目標とかはあるの?
Tくん)筋トレですね(笑
ちょっと去年後半でだいぶ筋肉が減って体重も10kg以上減ってしまったんで、筋肉を増やして80kgくらいを目指したいと思います。
講師)具体的でいい目標ですね。
Tくんならきっと実現できると思います。これからもTくんらしく成長を続けていってください。今日はありがとうございました!