2020.7.2
明治大学2021年度(新入試)個別学部日程を検証!
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今回のコラムでは2021年度新入試でMARCH群の明治大学の入試がどう変わるのかについて検証していきます。それぞれの学部で変更点は異なりますので、順番に詳細を見ていきましょう。
明治大学
◆特徴は?
明治大学の2021年度新入試はsimpleだと言えます。なぜsimpleと言えるかというと各大学が2021年度新入試に対する基本方針としてHP上でも「変更しない」「過去を踏襲する」と打ち出しているからです。つまり志望する各大学・学部の従来通りの過去問対策を十分に積めば準備としては問題ないと言えるからです。
◆入試方式は?
明治大学の入試方式は基本的には従来通り全学部日程と個別日程、共通テスト利用という入試方式になります。またこの入試方式自体は他のMARCH学群の大学とも大きく変わりません。外部検定試験枠も各学部で設けられている学部がありますので、外部検定試験のスコア等を利用予定の方は大学HPで確認して下さい。
※外部検定試験枠も例年設けられていた学部と基本的には大きな変更はありません。
memo
ここでは変更点の少ない明治大学の対策の基本方針をあげておきます。各大学・学部の例年の合格最低点は7割前後でかつ出題範囲は高校レベルの基礎問題から7割前後出題されるのが特徴です。また見落としがちなのが受験科目トータルで合格最低点を上回れば合格できるという点です。つまり得意科目で8-9割取れれば、苦手科目で合格最低点を下回ったとしても合格できるということです。共通テストでも問われる「基礎力」(旧センター試験で3科目トータル85%前後のイメージ)と「過去問対策2-3年分」で十分対応できるということです。
ここからは例年と大きな変更なしとは言え、現役生も浪人生も各学部の試験内容の概要を掴みたいと思いますので、下記に明治大学文系学部の個別試験の概要を抜粋しておきます。
各学部試験概要(募集人数、試験内容)
法学部
①募集人数:個別試験375名 全学部115名
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文独立問題なし 地歴・公民→世界史B・日本史B・政治経済から選択
③試験内容:外150点 国語100点 地歴・公民100点
④試験時間:外70分 国語60分 地歴・公民60分
商学部
①募集人数:個別試験485名(英語4技能利用15名)全学部80名
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文独立問題なし 地歴・公民→世界史B・日本史B・政治経済・数学から選択
③試験内容:外150点(4技能:英300点) 国語100点 地歴・公民・数学100点
④試験時間:外80分(4技能:英80分) 国語60分 地歴・公民・数学60分
政治経済学部(募集人数は全学科合計)
①募集人数:個別試験465名 全学部90名
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文独立問題なし 地歴・公民→世界史B・日本史B・政治経済・数学から選択
③試験内容:外150点 国語100点 地歴・公民100点
④試験時間:外60分 国語60分 地歴・公民60分
文学部(募集人数は全学科合計)
①募集人数:個別試験481名 全学部137名
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→現代文B・古典B 地歴・公民→世界史B・日本史Bから選択
③試験内容:外100点 国語100点 地歴・公民100点
④試験時間:外60分 国語60分 地歴・公民60分
経営学部
①募集人数:個別試験342名(英語4技能利用40名)全学部27名(英語4技能利用3名)
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文は除く 地歴・公民・数学→世界史B・日本史B・数学から選択
③試験内容:外150点(4技能:当日試験免除4技能スコアを使用) 国語100点 地歴・公民・数学100点
④試験時間:外70分 国語60分 地歴・公民60分
情報コミュニケーション学部
①募集人数:個別試験392名 全学部25名
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文を除く 地歴・公民・数学→世界史B・日本史B・数学から選択
③試験内容:外100点 国語100点 地歴・公民・数学100点
④試験時間:外60分 国語60分 地歴・公民60分
国際日本学部
①募集人数:個別試験130名(英語4技能利用100名)全学部10名(英語4技能利用18名)
②試験科目:外→英語・ドイツ語・フランス語から選択 国→漢文の独立問題は出題しない 地歴・公民→世界史B・日本史Bから選択
③試験内容:外200点(4技能:当日試験免除、4技能スコアを出願資格として提出) 国語150点 地歴・公民100点
④試験時間:外80分 国語60分 地歴・公民60分