2019.12.19
学習院大学経済学部の過去問分析【GMARCH】
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こんにちは、GMARCH【過去問分析コラム担当】の岩澤です。
本日は学習院大学経済学部の過去問分析を見ていきましょう。
構成
大問数7題、マークセンス法と記述式の併用である。記述式では英文和訳、内容説明、和文英訳などが見られ、英文和訳は字数制限がついていることが多い。
時間配分
Ⅰ:30分 Ⅱ:20分 Ⅲ:10分 Ⅳ~Ⅶ:5分×4
解法
入試問題の特徴とポイント
読解問題3題、文法・語彙2題、会話文1題、英作文1題という大問構成が定着している。読解問題においては、様々なテーマから出題があり、1,2は読解総合問題で、空所補充、同意表現、書き換え、内容説明、英文和訳、内容真偽などが頻出である。3は空所補充のみである。文法・語彙問題は空所補充と誤り指摘が出題され、幅広い文法知識が問われる。会話文は短い対話ののち、空所に当てはまる正解の選択問題である。
英作文は短文英訳が2問出題されるが、一部語句の指定があることが多い。
難易度は標準的。ただし大問数が多いので、神経質になる必要はないが、時間配分にはなれておく必要がある。読解問題の配点が6割以上を占めている。英文は標準的で良質なものなので、日ごろの読み込みをしていれば問題はないだろう。素早く情報を処理する能力ではなく「1文単位の正確な読解」が求められる。全体の趣旨を正確に把握して読み込むことを意識しよう。記述式の内容説明や英文和訳も出題されるので読解力に加え、表現力についても留意したい。文法・語彙問題では、基礎的な読解と英作文。会話文の出題がある。UPGRADEをしっかりとこなしておこう。誤り指摘では正確な文法・語法の知識が問われる。学習の際は、根拠を持って選択肢をすべてつぶしていくことを意識しよう。
会話文では空所補充で完成させる問題が出題されており、短い会話の中から状況を正確に把握することが求められる。慣れない言い回しもあるが、基本的な文法事項で選択をすることは可能なので、まずは文法的に当てはまるか、ということは意識したい。センター試験の過去問をやりこむとよい。総じて、例年の出題傾向は非常に類似しており、過去問対策が有効である。全学部的にも似通っているので、受験の際はどの学部を受けるにしても、複数学部の問題をこなしておくとよいだろう。
英作文
記述式でしっかりと対策をしておきたい。エッセーのような本格的な記述問題ではないため、英語で考えを記述する能力ではなく、構文や語彙の知識を問う文法問題的な要素が強い。書き出しの語句や最終語句の指定が与えられているので、頭の中にある文法をしっかりと整理しておくこと。スペルミスによる減点は何としても避けたい。
解答形式の特徴
記述式とマークシート法による選択式。