2019.12.19
学習院大学法学部の過去問分析【GMARCH】
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こんにちは、GMARCH【過去問分析コラム担当】の岩澤です。
本日は学習院大学法学部の過去問分析を見ていきましょう。
構成
試験時間90分、大問数7題、マークセンス法と記述式の併用で、マークセンス法が大半を占める。記述式では英文和訳、内容説明、和文英訳などが見られ、英文和訳は字数制限がついていることが多い。合計設問数45/記述問題数9が基本的な設問数である。
時間配分
大問1~大問2 計60-70分
大問3~大問7 計20-30分以内
解法
入試問題の特徴とポイント
例年ほとんど出題変化がなく、今年度もこの形式を踏襲してくる可能性が高い。全体的な内容を問うよりも、下線部についての意味を問う設問が多い。解答には下線部にある単語・構文の意味が分かれば解けるものと、数か所にわたって根拠を求めて解く必要のあるものがある。読解問題の形式は過去数年間を通じてほぼ一貫している。[ IV ]以降は単発の文法問題で構成されており、最後の和文英訳もupgradeに出てくる基本熟語の組み合わせで書けるものであるため、時間としては10分程度で解答可能だろう。[ III ]の空所補充も10分以内で解答できるため、最初の[ I ][ II ]に70分ほどかけられるイメージである。これは記述問題を考慮しても時間制限としては非常にゆるい。長文に集中したい場合は[ III ]から解答を始めて、時間的・精神的に余裕を持った状態で[ I ]に戻ってくるとよい。
学習院大学全学部の出題傾向は非常に似通っているので、過去問対策が有益な学習となる。また、法学に即した問題も出題された年もあるため、練習の参考にしたい。
文法・語彙は慣用表現・熟語・構文の知識が求められる。誤り指摘問題も幅広く文法の知識を問う形となっている。
会話文では、語句や応答文の空所補充による完成問題が出題されている。いずれにせよ基本的な問題がほとんどのため、UPGRADEやセンター試験の過去問が良い教材となるだろう。
英作文
基本的な構文で書ける水準の問題が多いので、構文集(UPGRADE等)の例文を暗記すると良い。語彙も基本的なものであるが、誤字などには気をつけよう。
解答形式の特徴
記述式とマークシート法による選択式。