2023.10.31
大学受験~社会学部に向いている人~
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こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では『大学受験~社会学部に向いている人~』というテーマでお話していきたいと思います。大学受験において大学・学部選びは非常に重要です。なぜ今回このテーマでお話するかというと『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確な人は大学・学部選びで迷うことはないでしょうが、明確でない人にとって大学・学部選びは大きな悩みになることが多いからです。
今回の記事が大学受験を控えた『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確でない受験生の大学・学部選びの一助になれば幸いです。今回の記事は第三弾として『社会学部』に焦点を当ててお話していきたいと思います。
そもそも社会学部とはどんな学部か
そもそも『社会学』とはどんな学問でしょうか。社会学とは、社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を体験・統計・データなどを用いて分析することで解明する学問です。なので研究対象も個人から国家レベルまで、非常に幅広くなります。
さらに、政治、経済、環境、都市、文化、教育、福祉、歴史、言語など扱う領域も多岐にわたります。つまり、あらゆる社会・営みの中に法則性を探るという自由度の高く、「社会学的な視点で研究できるもの」ならば全てを「○○社会学」といった研究対象とすることが可能なのが社会学の特徴でもあります。では他の文系学部でよく比較対象になる経営学部や商学部とはどんな違いがあるのでしょうか。
経営学部や商学部との違い
経営学部の特徴
経営学部は社会学部と違って、経済の主体の1つである、特に企業に絞ってその活動や組織基盤、経営基盤といったより実践的な内容を学ぶことになります。例えば、経済学が先述した3つの主体の経済活動を広く見る学問に対し、経営学は企業にフォーカスし、時には具体的な企業をピックアップしてどのように売り上げを構築しているのか、どのように利益を拡大しているのか具体的に学ぶ学問になります。
なので社会学でも扱う領域である”経済”よりも企業に特化して企業経営や人事、マーケティングなどの実践的な内容を学ぶのがメインと考えると違いが分かってくるかと思います。
商学部の特徴
では社会学部と比較されやすい代表例でもう1つ商学部を取り上げてみましょう。商学部で主に学ぶのは販売者と消費者を結びつける商業そのものについて学ぶ学問になります。つまり、経済学で挙げた経済活動を行う3つの主体の家計と企業の経済活動や結びつきを学ぶ学問になります。
それに伴って商学部の研究対象でよく挙がるのが「マーケティング」「流通」「金融」「会計」などになります。このように比較すると社会学部と商学部の違いも見えてくるかと思います。
社会学部の就職先はどんな企業があるのか?
では社会学部に向いている人を知る上で、社会学部の特徴や経営学部、商学部といった近似的な学部との違いが見えてきた上で、経済学部の就職先も一例として紹介しておきましょう。下記はGMARCHの中でも屈指の人気を誇る立教大学社会学部と法政大学社会学部の就職先の一例になります。
立教大学社会学部の就職先の一例
立教大学社会学部の卒業後の進路として特徴的なのは、卒業後の進路は、一般企業が多いですが、中でも製造業・卸売業・小売業・金融業が全体の約6割を占めています。ただし、それだけでなく、マスコミやジャーナリズム、公務員、非営利民間団体などを含め、幅広い領域に進んでいます。各業界・業種別に主な就職先企業をみてみると【製造業(メーカー)】だと川崎重工業、ヤクルト本社、雪印メグミルク、トヨタ自動車、TOTO、キーエンスなど大手企業の名前が挙がります。また、【卸売・小売業】だと、双日、三越伊勢丹、大塚商会などがあり、【金融業】だと三菱東京UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行などメガバンクの実績が挙げられます。それ以外で【メディア】関連の一流大手企業で言えば、朝日新聞社、博報堂、NHKなどそうそうたる顔ぶれが並びます。
法政大学社会学部の就職先の一例
法政大学社会学部の卒業後の進路先の特徴としては、業界別にみると【通信・情報サービス】が一番多く、学部全体の33.3%で【金融・保険】が14.7%で続き、次いで【卸売・小売業】が14.5%で続くといった状況です。就職先の企業を個別で紹介すると、日清製粉グループ本社,東レ,大正製薬,出光興産,三菱電機,日産自動車,大日本印刷【商社】だと大手総合商社の三井物産,【金融関係】だと日本銀行,みずほフィナンシャルグループ,三井住友銀行,三菱UFJ銀行,SMBC日興証券,三井住友海上火災保険,【通信・情報サービス】だとNTTドコモ,NTT東日本,時事通信社,毎日新聞社,読売新聞,講談社,NHK,TBSテレビ,テレビ朝日,それ以外の大手企業の実績だと東京ドーム,ヤフー、松竹等が挙げられます。また、官公庁の大手だと外務省,皇宮警察本部,国土交通省などの実績があり、非常に多岐に渡ります。
上記を見て分かるのは、どちらの大学も比較的金融や小売り関係が中心で割合は多いですが、多種多様な業界や企業への実績が豊富という点です。これも社会学部がカバーする領域が政治、経済、環境、都市、文化、教育、福祉、歴史、言語など多岐にわたり、かつ研究対象も個人から国家まで幅広い研究対象としている特徴が表れています。
社会学部のメリット
では社会学部に進学するメリットは具体的にどんなメリットが挙げられるのでしょうか。2つメリットを挙げて具体的に見ていきましょう。
将来の選択肢を幅広く持てる
上述した立教大学社会学部の就職先の一例と中央大学社会学部の就職先の一例を見て分かる通り、金融関連が中心ではありましたが、多種多様な業界や企業に満遍なく就職実績がありますので、将来の選択肢を幅広く持てるというのは学生にとってメリットでしょう。
特に将来的にやりたいことが決まっていない学生にとっては、将来の選択肢の可能性を拡げる意味でも変に絞り過ぎるよりはメリットがあります。
資格が取得しやすい
2つ目のメリットは資格取得のしやすさにあります。大学によっては公務員試験のための講座が卒業単位に含まれている大学や学科もありますし、そういったコースを選択することも出来ます。また社会学部ならではの資格取得も可能です。
例えば、図書館司書、学芸員、社会福祉士、社会福祉主事、社会教育主事、認定心理士など、大学によってさまざまな資格の取得課程が用意されているケースがありますが、ほかの学部ではあまり見られないユニークな資格が取得できるコースが設置されている大学もあります。。こうしたサポートやコースが設置されている大学も多くありますので、入学後の進路を幅広く選択できる点でも学生にとってはメリットと言えるでしょう。
社会学部に向いている人
では最後に今回の記事のメインテーマである『社会学部に向いている人』をご紹介しておきます。大きく分けて2つの要素があると思いますので、それぞれ説明していきます。
社会現象全般に関心がある人
社会学では、社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を体験・統計・データなどを用いて分析することで解明するので、研究対象も個人から国家レベルまで、非常に幅広くなります。さらに、政治、経済、環境、都市、文化、教育、福祉、歴史、言語など扱う領域も多岐にわたります。
もちろん各大学で設置されているゼミで具体的で専門的な学びを深めることも出来ますので、例えば1.2年時は広く社会現象全般に関して学び、興味の持てる分野が見つかったら、それに関連するゼミに所属し、3.4年時に専門的に学びを深めるといった具合です。
将来の選択肢が定まっていない人
上述してきた通り、社会学部は社会現象全般について学びます。また社会的な視点から研究できるものは全て研究対象になりますので、非常に幅広く学ぶことができます。また立教大学社会学部の就職先の一例や法政大学社会学部の就職先の一例を見て分かる通り、将来の選択肢を幅広く持てるため、現時点で将来やりたいことやなりたい職業が定まっていない人が、大学での学びを経て将来の選択肢の可能性を拡げるという意味でもおススメです。
1つ目の向いている人でもお話しした通り、社会現象全般に関して学びますが、ゼミなどで専門的に知識を深めることも可能ですので、将来やりたいことや将来なりたいものを探すために広く学ぶことができ、見つかり次第深く学ぶことができる社会学部はそういった意味でもおススメになります。
EDIT STUDYの出願戦略とは
最後にEDIT STUDYの出願戦略を簡単にご紹介しておきます。EDIT STUDYでは11月から4回に分けて出願戦略面談を実施していきます。上記のような各大学の狙い目学部などを数字データから算出したり、私立文系に絞ってGMARCHを中心とした入試カレンダーを独自に作成したり、様々な情報を私立文系に特化させて出願戦略を練っていきます。また生徒個別の学力状況や将来のやりたいことを見据えた志望校選択ができる様々な仕組みやシステムがありますので、ご紹介していきたいと思います。
週に1度の1on1面談で将来の選択肢を最大限拡げる
上述した客観的な倍率や合格最低点などの数字データや統計データをもとに生徒の視野を拡げるお手伝いを週に1度の1on1面談で実施したり、11月から始まる4回に及ぶ出願戦略面談で個別で実施していきます。また個別の面談はもちろんですが、授業やクラス単位でも今回の記事のようなおススメの併願校や学部などをクイズ形式で出題するなど、視野を拡げるお手伝いを実施していきます。
もちろん当たり前のことですが、最終的なご判断は生徒様・保護者様、つまりご家庭でのご判断を尊重させていただいておりますが、EDIT STUDYでは様々な数値データなどを使って視野を拡げ、将来的な選択肢の可能性を拡げるお手伝いを出願戦略では実施していきます。
各生徒の個別学力状態から具体的に算出する
またEDIT STUDYは出願戦略面談を実施するSS(先生)が全て正社員で、出願戦略面談も全社員が厳しい研修を受けています。その年その年で更新される入試情報を全社員が同クオリティで提案できるように研修後のチェックテスト等も設けて日々研鑽を積んでいます。
その上で担当のSS(先生)が生徒の受験科目3科目全ての成績を把握しているので、客観的な数字データ(日々の学習時間の記録や年間600回に及ぶ各科目の復習テストの結果や塾内模試の結果、各大学の過去問演習などのデータ)をもとに各大学の科目配点で生徒の特性に合った受験校や併願校の選定を生徒と作戦を練りながら算出します。
他にも英検などの外部検定試験スコアの利用や、2科目受験、小論文など本人の適性に合わせて志望校を一緒に決めていくスタンスで寄り添いつつ視野を拡げるお手伝いを実施しています。このように研修を受けた正社員のSS(先生)が感覚だけでなく、客観的な数字データをもとに3科目全ての成績を把握しているからこそ、将来的な選択肢の可能性を拡げる志望校選びのお手伝いが出来ると自負しています。
属人的に人に依存するのではなく、システム(正社員の研修でクオリティを担保し、週に1度の1on1面談や11月からの4回に及ぶ出願面談などサービスとしてシステムで固定します)に落とし込んでクオリティを維持しています。研修の中では具体的な数値データの使い方や入試カレンダーの使い方、狙い目の穴場学部の情報共有など全SS(先生)が同クオリティで提案できるように、研修などのシステムを充実させています。それを実現するためにも雇用形態的に全員正社員で雇用し、研修でクオリティを担保できるようにしています。
まとめ
今回の記事では大学受験を控えた『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確でない受験生の大学・学部選びの一助になればと考え『大学受験~社会学部に向いている人~』というテーマでお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん就職や学びもやる気さえあれば、みなさん次第でどの学部でも将来の選択肢の可能性を拡げることはできます。少しでも納得度の高い大学・学部選びができ、志望校合格を勝ち取れるようにモチベーション高く目の前の受験勉強に取り組んでいただければ幸いです。
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