2023.10.31
大学受験~商学部に向いている人~
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こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では『大学受験~商学部に向いている人~』というテーマでお話していきたいと思います。大学受験において大学・学部選びは非常に重要です。なぜ今回このテーマでお話するかというと『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確な人は大学・学部選びで迷うことはないでしょうが、明確でない人にとって大学・学部選びは大きな悩みになることが多いからです。
今回の記事が大学受験を控えた『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確でない受験生の大学・学部選びの一助になれば幸いです。今回の記事は第二弾として『商学部』に焦点を当ててお話していきたいと思います。
そもそも商学部とはどんな学部か
そもそも『商学』とはどんな学問でしょうか。商学とは「商い」について学ぶ学問、つまり商売に関する学問のことで、モノの売り買いによって生じる売上や利益など、商業全般やお金の流れについて学びます。「商い」や「商売」というと個人商店のようなイメージがありますが、商学が指す「商い」や「商売」は決して個人の取り行うモノを指すのではなく企業が行っていることも商売にあたります。
要は金融業や貿易など、形は違っても提供する商品があり、消費者がいれば商いであるといえます。販売者と消費者を結びつける商業そのものについて学ぶ学問であり、それに伴う「マーケティング」「流通」「金融」「会計」などを研究の対象とします。では他の文系学部でよく比較対象になる経営学部や経済学部とはどんな違いがあるのでしょうか。
経営学部や経済学部との違い
経営学部の特徴
経営学部は商学部と違って、経済の主体の1つである、特に企業に絞ってその活動や組織基盤、経営基盤といったより実践的な内容を学ぶことになります。商学部が主に学ぶのは販売者と消費者を結びつける商業そのものについて学ぶ学問なのに対し、経営学は企業にフォーカスし、時には具体的な企業をピックアップしてどのように売り上げを構築しているのか、どのように利益を拡大しているのか具体的に学ぶ学問になります。
なので商学よりも企業に特化して企業経営や人事、マーケティングなどの実践的な内容を学ぶのがメインと考えると違いが分かってくるかと思います。
経済学部の特徴
では商学部と比較されやすい代表例でもう1つ経済学部を取り上げてみましょう。経済学とは、私達を取り巻く経済の仕組みや、様々な経済活動の仕組みを研究す る学問になります。経済活動とは主に家計・政府・企業の3つの主体が及ぼす経済活動を指します。具体的には、消費者の消費行動や、政府の景気政策、企業の利潤最大化行動や、銀行の最適な貸付け行動などが挙げられます。
経済学部は基本的に文系学部ですが、上述した経済活動を分析するために数式を用いて学ぶこともあります。多くの大学の講義で取り入れられているマクロ経済学やミクロ経済学がそれにあたります。このように商学部と比較されやすい経営学部、経済学部と比較してみるとより商学部というものが分かってくると思います。
商学部の就職先はどんな企業があるのか?
では商学部に向いている人を知る上で、商学部の特徴や経営学部、経済学部といった近似的な学部との違いが見えてきた上で、商学部の就職先も一例として紹介しておきましょう。下記はGMARCHの中でも屈指の人気を誇る明治大学商学部と中央大学商学部の就職先の一例になります。
明治大学商学部の就職先の一例
明治大学商学部の進路先の特徴としては、製造業・情報通信業・卸売業・小売業・金融業・サービス業が全体の85%を占めています。また、それ以外の進路としては、公認会計士、税理士、証券アナリストといった資格を生かした職業に就く人や、商学部のマーケティングや経営を生かして製造業の広報や経営の仕事に携わる人が多くいます。中でも多い金融関係を業界別でみると【金融関連】は三菱東京UFJ銀行 みずほFG 三井住友銀行 大和証券 野村証券【証券関連】は三菱東京UFJ銀行 みずほFG 三井住友銀行 大和証券 野村証券【情報・通信関連】はソフトバンクグループ NTT東日本 NTTドコモ【メーカー関連】はセイコーエプソン LIXIL 日本電気など多岐に渡る業界業種の一流大手企業への就職が特徴として挙げられます。
中央大学商学部の就職先の一例
中央大学商学部の進路先の特徴は、中央大学経済学部の特徴と似ており、【金融・保険】関連への就職率が多く、21.9%の学生が進路先として選択します。次に来るのは【メーカー】が13.5%、【卸売・小売業】が13.3%とかなり経済学部と似た特徴を持っています。同じように進路先の企業別にみていくと上位に来るのは、みずほフィナンシャルグループ、三菱東京UFJ銀行、りそなホールディングス、明治安田生命保険、損害保険ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損保、三菱UFJモルガンスタンレー証券、野村証券など【金融・保険】関連の一流大手企業の名前がズラリと並びます。また、上述した業界・業種以外でも外資系コンサルティングのアクセンチュアやキーエンスなど一流大手企業の名前が挙げられます。
上記を見て分かるのは、どちらの大学も比較的金融関係が中心で割合は多いですが、多種多様な業界や企業への実績が豊富という点です。また商学部自体が販売者と消費者を結びつける商業そのものについて学ぶ学問であり、それに伴う「マーケティング」「流通」「金融」「会計」などを研究の対象にしているだけあって「マーケティング」「流通」「金融」「会計」関連の企業への就職が多いのも特徴の1つです。
商学部のメリット
では商学部に進学するメリットは具体的にどんなメリットが挙げられるのでしょうか。2つメリットを挙げて具体的に見ていきましょう。
将来の選択肢を幅広く持てる
上述した明治大学商学部の就職先の一例と中央大学商学部の就職先の一例を見て分かる通り、金融関連が中心ではありましたが、多種多様な業界や企業に満遍なく就職実績がありますので、将来の選択肢を幅広く持てるというのは学生にとってメリットでしょう。
特に将来的にやりたいことが決まっていない学生にとっては、将来の選択肢の可能性を拡げる意味でも変に絞り過ぎるよりはメリットがあります。
資格が取得しやすい
2つ目のメリットは資格取得のしやすさにあります。商学部で必ず取得できる資格ではありませんが、公認会計士や税理士、ファイナンシャルプランナーなどは学部で学んだ内容が試験範囲に入っているため、学んだことを生かせる資格といえます。また大学によりますが、多くの大学の商学部ではそういったコースを選択することも出来ます。また大学によっては日商簿記3級を講義で用意しており、卒業のための単位として認定している大学もあります。
他の文系学部に比べて比較的資格が取りやすく、そういったサポートやコースが設置されている大学も多くありますので、入学後の進路を幅広く選択できる点でも学生にとってはメリットと言えるでしょう。
商学部に向いている人
では最後に今回の記事のメインテーマである『商学部に向いている人』をご紹介しておきます。大きく分けて2つの要素があると思いますので、それぞれ説明していきます。
ビジネス全般に関心がある人
商学部では先述した通り、販売者と消費者を結びつける商業そのものについて学ぶ学問であり、それに伴う「マーケティング」「流通」「金融」「会計」などを研究の対象とします。つまり簡単に言えば『ビジネス』に関して幅広く全般的に学ぶことができる学部です。そして大前提としては、能力や性格による向き・不向きは少ない学問です。幅広い範囲を扱っているので、それぞれの得意分野や興味を生かした学び方ができます。
もちろん各大学で設置されているゼミで具体的で専門的な学びを深めることも出来ますので、例えば1.2年時は広くビジネス全般に関して学び、興味の持てる分野が見つかったら、それに関連するゼミに所属し、3.4年時に専門的に学びを深めるといった具合です。
将来の選択肢が定まっていない人
上述してきた通り、商学部はビジネス全般について学びます。またビジネスの観点から社会現象や社会問題を解決する手段を学ぶこともできるので、広く学ぶことができます。また明治大学商学部の就職先の一例や中央大学商学部の就職先の一例を見て分かる通り、将来の選択肢を幅広く持てるため、現時点で将来やりたいことやなりたい職業が定まっていない人が、大学での学びを経て将来の選択肢の可能性を拡げるという意味でもおススメです。
1つ目の向いている人でもお話しした通り、ビジネス全般に関して学びますが、ゼミなどで専門的に知識を深めることも可能ですので、将来やりたいことや将来なりたいものを探すために広く学ぶことができ、見つかり次第深く学ぶことができる商学部はそういった意味でもおススメになります。
EDIT STUDYの出願戦略とは
最後にEDIT STUDYの出願戦略を簡単にご紹介しておきます。EDIT STUDYでは11月から4回に分けて出願戦略面談を実施していきます。上記のような各大学の狙い目学部などを数字データから算出したり、私立文系に絞ってGMARCHを中心とした入試カレンダーを独自に作成したり、様々な情報を私立文系に特化させて出願戦略を練っていきます。また生徒個別の学力状況や将来のやりたいことを見据えた志望校選択ができる様々な仕組みやシステムがありますので、ご紹介していきたいと思います。
週に1度の1on1面談で将来の選択肢を最大限拡げる
上述した客観的な倍率や合格最低点などの数字データや統計データをもとに生徒の視野を拡げるお手伝いを週に1度の1on1面談で実施したり、11月から始まる4回に及ぶ出願戦略面談で個別で実施していきます。また個別の面談はもちろんですが、授業やクラス単位でも今回の記事のようなおススメの併願校や学部などをクイズ形式で出題するなど、視野を拡げるお手伝いを実施していきます。
もちろん当たり前のことですが、最終的なご判断は生徒様・保護者様、つまりご家庭でのご判断を尊重させていただいておりますが、EDIT STUDYでは様々な数値データなどを使って視野を拡げ、将来的な選択肢の可能性を拡げるお手伝いを出願戦略では実施していきます。
各生徒の個別学力状態から具体的に算出する
またEDIT STUDYは出願戦略面談を実施するSS(先生)が全て正社員で、出願戦略面談も全社員が厳しい研修を受けています。その年その年で更新される入試情報を全社員が同クオリティで提案できるように研修後のチェックテスト等も設けて日々研鑽を積んでいます。
その上で担当のSS(先生)が生徒の受験科目3科目全ての成績を把握しているので、客観的な数字データ(日々の学習時間の記録や年間600回に及ぶ各科目の復習テストの結果や塾内模試の結果、各大学の過去問演習などのデータ)をもとに各大学の科目配点で生徒の特性に合った受験校や併願校の選定を生徒と作戦を練りながら算出します。
他にも英検などの外部検定試験スコアの利用や、2科目受験、小論文など本人の適性に合わせて志望校を一緒に決めていくスタンスで寄り添いつつ視野を拡げるお手伝いを実施しています。このように研修を受けた正社員のSS(先生)が感覚だけでなく、客観的な数字データをもとに3科目全ての成績を把握しているからこそ、将来的な選択肢の可能性を拡げる志望校選びのお手伝いが出来ると自負しています。
属人的に人に依存するのではなく、システム(正社員の研修でクオリティを担保し、週に1度の1on1面談や11月からの4回に及ぶ出願面談などサービスとしてシステムで固定します)に落とし込んでクオリティを維持しています。研修の中では具体的な数値データの使い方や入試カレンダーの使い方、狙い目の穴場学部の情報共有など全SS(先生)が同クオリティで提案できるように、研修などのシステムを充実させています。それを実現するためにも雇用形態的に全員正社員で雇用し、研修でクオリティを担保できるようにしています。
まとめ
今回の記事では大学受験を控えた『将来のやりたいこと(夢)』や『大学で学びたいこと』が明確でない受験生の大学・学部選びの一助になればと考え『大学受験~商学部に向いている人~』というテーマでお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん就職や学びもやる気さえあれば、みなさん次第でどの学部でも将来の選択肢の可能性を拡げることはできます。少しでも納得度の高い大学・学部選びができ、志望校合格を勝ち取れるようにモチベーション高く目の前の受験勉強に取り組んでいただければ幸いです。
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