2019.1.16
私大文系受験生がセンター試験の結果を正しく使って、一般入試に臨む正しい4STEP
STEP1 センター試験の問題用紙に自分の選んだ回答がわかるように印をつける
センター試験の採点後の点数は「成績通知」を希望した人だけに4月中旬以降に通知されます。つまり出願校決定時に頼りになるのは「自己採点結果だけ」ということになります。
そのため「自己採点ミス」だけは絶対に起こさないよう慎重に確認する必要があります。
基本的なことですが「自己採点ミス」を防ぐためにできることは「問題用紙へのメモ徹底」と「ダブルチェック」です、問題用紙に自分の選んだ解答がわかるように印をつけることです。当たり前のことのようで当日の緊張感のなかで、頭が真っ白になってしまうこともあるので過去問演習の際も本番を意識して印をつけるようにして下さい。
EDIT STUDYでは1月に実施するセンター試験過去問演習では本番を想定し、マークシートを読み取った点数と自己採点結果の照合作業を実施します。点数が一致していない生徒にはマークミスをしている旨を伝え、原因と対策をアドバイスします。
STEP2 予備校から公開される解答速報で自己採点する【センター試験当日夜】
センター試験当日夜に予備校から解答速報が発表されます。
持ち帰った問題用紙を出して自己採点してみましょう。そして、あなたが出願した大学・学部の昨年度のボーダーと照合して合否の可能性を探ってみてください。
ただしボーダーはその年のセンター試験の難易度や志望者によって異なりますので、翌週水曜日の判定システム公開を待ちましょう。
EDIT STUDYではセンター試験当日夜に自己採点結果をメールで送信してもらうことになっており、講師は結果に関係なく健闘を称えるメールを返します。
STEP3 各予備校から公開される判定システムを利用する【センター試験翌週水曜昼頃】
判定システムとはセンター試験の自己採点した点数を入力するだけで出願した大学・学部の合格可能性を確認できるシステムです。
判定システムには河合塾の「バンザイシステム」、駿台ベネッセの「データネット」、東進ハイスクールの「合否判定システム」があります。
必ず2つ以上(河合塾バンザイシステムは必ず利用)のシステムを利用して下さい。
※2018年度入試での河合塾の集計者数は「445,158名」と大学入試センター試験受験者の8割を占めており、業界最多の集計数を誇ります
2つの判定システムの結果が「B&B判定」以上の場合、自己採点の計算ミスやマークミスがない限り合格可能性は非常に高いと判断出来ます。
(B&C判定は合格している可能性が60~70%あります)逆にC&C判定以下の場合は不合格になっている可能性が高いと考えて下さい。
※志望大学の度数分布図を確認してB判定に近いC判定なのか、D判定に近いC判定なのか、を確認して下さい。
STEP4 判定システムの結果を踏まえて、一般入試の出願校を決定する
2つの判定システムの結果がBB判定以上の場合はその大学・学部には合格、CC判定以下の場合は不合格になっている前提で、割り切って一般入試の出願先を決めましょう。
稀に「BB判定以上でもマークミスをしていたらどうしよう・・・合格しているか不安だ」とセンター利用で出願した滑り止めの大学・学部を受けなおす人がいますが、そのような出願は「第一志望に合格する」という視点でお勧めできません。(逆にセンター試験で滑り止めが確定しなかった生徒は下から受けなおす必要があります)
センター試験から一般入試が終わるまでの期間は短く、その間に各大学・学部の過去問対策をしたり、入試を受けたりと最終的には「時間との勝負」になります。無駄に多くの大学・学部を受験することは第一志望の過去問対策の時間を奪います、また入試自体かなりの体力を使うためコンディション不良の中で第一志望を受験する可能性が高くなります。
どうしても心配な人は「センター利用はマークミスで不合格になった前提」で1~2大学・学部滑り止めを受験するようにして下さい。
EDIT STUDYでは(BB判定以上は合格、それ以下は不合格の前提で)センター試験翌週の月曜・火曜に自己採点結果を踏まえて面談を実施し、一般入試の出願先を戦略的に仮決定(出願期間締め切りになる大学・学部は出願)します。そして水曜日の判定システムの結果を見て正式決定し、出願してもらいます。
さいごに
センター試験の結果が良かった生徒は「センター試験が上手くいったから一般入試も良い結果になる!」、センター試験の結果が悪かった生徒は「センター試験と一般入試は別物だから、一般は良い結果になる」というメンタリティで一般入試に臨むようにしましょう。
最後はメンタル勝負です、「合格マインド」を持って志望校合格を掴み取りましょう!
※週・曜日に関してはセンター試験を土曜日に全て終えた私大文系受験生(社会選択)を対象に記載しています