こんにちは。EDIT STUDYです。いよいよ年末で共通テスト(旧センター試験)まで2週間強というところまで来ました。今回の記事ではそんな共通テスト(旧センター試験)後の重要な私大の個別試験に向けた勉強に関して、少しでも受験生のお役立ちが出来るようにお話ししていきたいと思います。
まず大前提として共通テスト(旧センター試験)後は完全に「時間との勝負」になります。なぜそのように言えるかと言えば、共通テスト(旧センター試験)後は実際に私大の個別試験当日、試験後の間違えた内容の振り返り、弱点の克服のためのインプット作業、さらに未受験の大学の過去問対策とやるべきことが非常に多いのに対し、時間は限られているからです。
ここで強調しておきたい重要なことは、共通テスト(旧センター試験)後の勉強で一番重要なことは「ルーティンを崩さないこと」です。
ルーティンを崩さない
①インプット作業→②アウトプット確認(過去問対策やアウトプット用の問題集)→③課題の抽出→④課題克服のために自習を最適化→①インプット作業(課題克服)
具体的には上記のようなインプット作業とアウトプット作業を循環させて、自習を最適化することが成績向上で不可欠です。そして受験生のほとんどが共通テスト(旧センター試験)までは自分自身でこうした勉強をルーティン化してきたはずです。
しかし、実際は共通テスト(旧センター試験)後にこの約9-10ヵ月通して構築し、成績を向上させてきたルーティンを崩してしまい、過去問演習過多になり過ぎて成績を下げてしまう受験生が少なくありません。
だからこそ積み上げてきたルーティンを最後の最後まで継続してくことが重要です。過去問対策はあくまでアウトプットの練習であり、過去問演習を繰り返したからと言って点数は伸びません。そこから必ずインプットに繋げなければ「合格」に届きません。共通テスト(旧センター試験)後の時間のない中、ただ闇雲に過去問演習に走るのは非常に危険です。
ルーティンの中で大事なこと
ここで再度強調しておきたいのが、共通テスト(旧センター試験)後は本当に「時間との勝負」です。だからこそ自習の最適化が非常に重要で、ルーティンを崩さないことはもちろんルーティンの中でも特に③課題の抽出→④課題克服のために自習を最適化が非常に重要だということです。
例えば『問題構成は長文が〇問で文法問題が〇問、それに合わせた適切な時間配分は各設問ごとに〇分が理想。なぜなら今回の実際に各設問ごとにかかった時間はそれぞれ〇分、そして各設問ごとの正答率は〇%なので時間配分は申し分ないと言えるから。では時間が適切だったが、失点の多い文法問題の穴を埋めるためにアップグレード(英文法書)の”時制”の単元のインプットを1日30分は取り入れる。』
となれば、自習の中身は「志望校合格」に向けて非常に具体的で最適化出来ていると言えます。逆に言えば、過去問演習でいくらアウトプットをして課題の抽出をしたとしてもそれを克服するために自習の最適化をしなければ、成績は上がらず志望校合格に近づきません。むしろ課題の克服や弱点の強化に繋がるインプットを疎かになり、演習の点数は下がる可能性すらあります。
だからこそルーティンを崩さず、自習を最適化するために過去問演習を通して「自分はなぜこの問題を間違えたのか」「なぜ正解の選択肢を選べなかったのか」を徹底的に考え、適切なインプット作業に繋げ、自習を最適化することで過去問演習で浮き彫りになった課題が解決し、志望校合格に近づくことができるのです。
ただ闇雲に過去問演習に取り組むのではなく、何のためにやるのか?そこで発見した弱点や課題を克服するためにはどんな勉強が必要なのか?を徹底的に考えれば、過去問演習で合格最低点を上回れなくても、そこからの頑張り次第で可能性は拡がります。共通テスト(旧センター試験)後の限られた時間の中でやるべきことを明確にして、自習を最適化して志望校合格に繋げましょう。
是非受験生の皆さんの参考になれば幸いです。