2019.2.8
■OBのDS生活回顧録■ ~2016卒イソくん④~
④入試本番まで~振り返り
世界史総復習が終わり、結果もあまり良くなかったので、英語の勉強のほうがが楽しくて仕方がありませんでした。やればやるだけ点数が上がっていくのでわかりやすく、モチベーションもかなり高かった時期でした。
また、試験が近づくにつれて本番を意識するようになりセンター模試の過去問や赤本にまで手を出し始めていました。実際模試を解けば解くほど点数は上がっていったので、11月終わりの時点で塾内の模試を全て解き終えるほどのペースですすめていました。
友人にも「磯の最近の英語の伸びはやばい」と言われるようになってきていました。
しかしこれは間違いだったと12月の半ばで気づくことになります。
というのも、問題を解くことに重点を置きすぎてしまっていたためインプット作業、つまりは読み込みの時間が減っていたのです。
どんな勉強でもそうですが、問題を解く上で、知っていないことは答えることができません。それを忘れてただアウトプットをし続けた結果、成績はある一定の基準から伸びなくなり、果てにはだんだん点数が下がり始めてしまいました。そこで改めて読み込みの重要性に気付かされました。
それからインプットを中心に勉強に取りくもうとしたのですが、すでに自分の勉強のルーティーンは崩れてしまっており、インプットも上手くいかなくなってしまっていました。だんだん自分の中で「問題を解けば解くほど点数上がる」と感じてしまっていた、それが自分の受験期後半最大の失態だったと今でも感じています。
今まで英語に自信があっただけに、センター試験直前で英語の成績が落ちるというのは正直メンタルにくるものがありました。その結果英語が読めない気がしてきてセンター試験を迎える頃の自分の英語を読む感覚はかなり弱くなっていました。
試験本番も集中して読むことができず、普段より10点ほど低い点数が出てしまいました。苦手だった世界史が得意な範囲が出題され、現代文でも読み進めやすい文章が出題されたため、なんとか切り抜けることができました。
僕は一年間、早稲田大学を目指して勉強に取り組んでいました。
しかし最後の最後で勉強のやり方、EDIT STUDYが提唱している読み込みの効果を忘れ、自己流で勉強してしまい、失敗してしまいました。
結局受験で大切なことは特別なことをしないことだと感じました。覚えたことをひたすら繰り返して忘れたらまた繰り返す、ただそれだけが成績を伸ばすことで一番大切なことだったんじゃないかなと思います。
これから受験を向かえる生徒の方々に伝えたいことは塾の勉強方法を信じてほしいということです。
「読み込みは意味がない、つらいだけ、同じ文章を読むなんて効率が悪い」EDIT STUDYを卒業してMarchに進学した生徒が誰しも一度は考えたことです。
しかしそこで言い訳せず、愚直に読み込みに取り組んだ人が成績を残しているように感じます。これを読んでくださった方もぜひ読み込みを信じて受験を乗り切ってほしいと思います。