自滅するタイプ

ネット上で相談を受けていますと、大手予備校に在籍している方は不安を抱え込みながら勉強している方が多いように思います。

今回書きたいのはこの不安についてです。

  1. 大学受験情報(予備校講師等)に妙に詳しい
  2. 大学受験参考書・問題集を大量に所有している
  3. 大手予備校の単科講習には必ず飛び付く

以上の条件を満たす方はおそらく不安に駆られて自滅します。そもそも私立文系の大学受験には英語、世界史、現代文、古文の4つしか必要ありません。ところが上記のような自滅型受験生にとっては

  • 「英単語」
  • 「英文法基礎」
  • 「英文解釈基礎」
  • 「英文和訳」
  • 「英作文練習」
  • 「英語長文演習」
  • 「英文法演習」
  • 「世界史通史」
  • 「世界史論述演習」
  • 「世界史マーク型演習」
  • 「文化史」
  • 「現代史」
  • 「地図問題演習」
  • 「現代文基礎」
  • 「現代文論述演習」
  • 「現代文マーク型演習」
  • 「古典文法基礎」
  • 「古典文法応用」
  • 「古文読解基礎」
  • 「古文演習」

…などなど、恐ろしく細分化された勉強が必要になります。そう、予備校で渡されるテキストのタイトルです。単なる認識の差以上に大きな障害がここにあります。

大学受験生当時から気付いてはいましたが、塾を経営し教える側に回ってはっきり悟りました。この細分化は受験生のためではなく完全に教える側の都合です。しかしながら、消化できるはずもないのにそれをありがたがる受験生が多く存在するという事実もまたこの細分化に拍車をかけています。みなさんの中にも妙にテクニックが好きな方が多いのがその証左でしょう。ただし、残念ながらこうなると大抵は自滅します。

理由は単純、処理できません

いいですか。みなさんがやるべきことはひとつ。
基本をしっかり完璧に押さえましょう

「そんなことは聞き飽きた」
「基礎だけやっても大学には受からん」
こういう人のためにもう少し説明を加えておきます。

100点満点のテストがあるとして、そこに出題される問題は一般的に基礎80点・応用20点程度の割合で構成されています。慶應世界史はやや別格ですが、私大最難関の早稲田世界史でさえこの程度です。

いま、基礎習熟度90%応用0%の受験生A君と、基礎70%応用70%の受験生B君がいるとしましょう。応用知識の習得の方が費用対効果は低いので、この状況からB君の方が圧倒的に長時間勉強していることが伺えます。では、実際に予想される得点はどうでしょうか。

  • A君:80点×0.9+20点×0.0=72点
  • B君:80点×0.7+20点×0.7=70点

A君の方が上です。
理論上だけでなく実際にもA君タイプが合格し、B君タイプは不合格になる傾向があります。基礎を完璧にするというのは途中段階ではなく、すでにそこが到達地点といっていいほど大学受験勉強にとって大切なのです。あれこれ手を広げるのは愚策だと理解して頂ければ幸いです。

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