町田校 第十八回 「現代文を解こう!の会」 ~活動編~

町田校 現代文を解こう!の会

 

先日発足した「現代文を解こう!の会」の活動

 

町田校の土曜日朝

「おはようございます!」と生徒が数名入ってきます。

 

大体人数が集まったところで、全員共通して解いていないであろう国語の過去問を解き始めます。

 

9:10から解き始め、80分経過した後、「何故その答えになるのか?」について、議論が交わしていきます。

 

12月19日の参加人数は5名(発足した週の3名から微増)

 

実施した試験は平均点が低くやや難しい年の問題でしたので、少し議論が多かったのですが、生徒の表情を見ていると、なかなか有意義であったのではないかと思います。

 

「問6は何番にした?④だよね?でも、解答を見ると、③になっている・・・何で④だめなんだろう。」

 

5人の場合、2人-3人に分かれて、

「何故、この選択肢がダメなのか。何故、③が答えなのか」を詰めていきます。

グループで結論が導けない場合、別のグループに「その選択肢を選んだ根拠」を聞いて、納得できるか。納得できなければ、講師に質問します。

 

「僕らは、P.○の5行目あたりを根拠に、④を選んだんですが、何故だめなんですか」

 

時間はかかりますが、この方法で「選択肢をどのように吟味したか」についての根拠を求めることで、本番でも同じ解法で選択できるようになります。

 

本文中から根拠をどのようにもってくるか。どの文とどの文が「同じこと」を言っているのか。論理展開に相違はないか、など細かい部分を確認しながら、選択肢を吟味していきます。

 

2つまでは絞れるけど、どちらかが絞り切れない、というパターンが多くあったようで、最後は「感覚」で選んでしまっているところもあったようでした。

 

鉄則として「根拠は本文中に有り」

 

センター国語の選択肢が良質であるが故、選択肢にミスリードされてしまうことも要因だと思います。

 

前提として「本文中の根拠をもとに」、答えは1つなので、基本選択肢を疑ってみる。

絶対に正しい部分には○をつけて、加点法でも判断してみる。

 

もし、内容が全く分からないのであれば、定義される条件や対立を書き出してみる。これらも一つの策になるかもしれません。(時間に要注意!)

 

選んだ答えを聞いてみると、一致しているか、2つに割れていることが多いです。

 

本文を読んだ上で、選択肢を吟味していれば、選びようがない選択肢もありますが、それでも2つまで絞れたけど、1つに絞り切れない、ということがあれば、再度本文と設問をよく見ましょう。

 

内容は合っていても、「問いの答えになっていない選択肢」の場合もあります。

 

来週、社会の補講実施予定のため、「現代文を解こう!の会」の活動は年末休講期間のどこかで行えれば、良いと思っています。

 

 

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