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【2020年8月更新】2021年度大学入学共通テスト! 英語はどう変わるの?~リーディング編~

今回は2021年度新入試から導入される「共通テスト」が従来の「センター試験」からどのように変わるのか?に関して見ていきたいと思います。科目ごとで特性も違うので今回は私大文系で配点の高い「英語」に関して見ていきたいと思います。他のコラムで英語の次に変わると言われている「国語」に関しても見ていきますので、国語が気になる方はそちらもご覧ください。今回の記事は2020年8月時点の文科省等の発表を参考に作成しています。英語に関しては①リーディング②リスニングに関して2本立てでお話します。第1弾は①リーディングです。下記の3つの視点でお話していきます。

 

①2021年度新入試の英語配点
②2021年度新入試の英語リーディング問題構成
③2021年度新入試の英語リーディング対策

 

①2021年度新入試の英語配点

 

わかりやすく2020年センター英語と比較していきます。共通テストは発表されている内容と試行テストを参考にしています。

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【2020年センター試験】

リーディング 200

リスニング 50

合計 250点(圧縮して200点換算)

 

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【共通テスト(発表&試行テスト参考)】

リーディング 100

リスニング 100

合計 200

 

これをみると受験生誰しもが「リスニングの配点やばい」と焦りがちですが、ここで重要なのは大学ごとに共通テスト利用の際のリーディングとリスニングの配点を設定しているということです。だから慌てる前に志望校の試験要綱を確認しましょう。

 

②2021年度新入試の英語リーディング問題構成

 


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【2020年センター試験】

☆大問構成は6

1問:発音・アクセント

2問:文法単独問題

3問:文脈把握読解

4問:資料読解

5問:長文読解

6問:長文読解

 

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【共通テスト(発表&試行テスト参考)】

☆大問構成は同じく6

旧センター試験該当の大1問と大2問がなくなり、基本は全て長文読解問題になります。

大問構成が同じ6問でも、文法単独問題がなくなり、長文も今まであまりなかった身近な生活の雑誌やブログなどを扱う文章が試行問題では出題されました。

 

③2021年度新入試の英語リーディング対策

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【2020年センター試験】

発音・アクセントや文法単独問題もあり、文脈把握や資料から情報を読み取る力、そして長文読解に必要な速読力が求められました。そして時間との戦いでもあるため、情報処理能力も必要でした。

 

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【共通テスト(発表&試行テスト参考)】

発音・アクセントや文法単独問題がなくなり、長文のみになるので大雑把に言ってしまうと長文読解に必要な速読力を突き詰めればかなり対策は出来る可能性が高いです。もちろん正確に速く読むために、語彙力や基礎的な文法知識も必要になるので、総合的な英語の力は必要です。ただある程度速読力が身に付けば、正確に問題を解いた上で時間が足りないというセンター試験にありがちな問題もなくなる可能性は高く、高得点を目指すこともできます。そのためにオススメな勉強方法が「速読読み込み」になります。

 

☆速読読み込みとは(EDIT STUDYオススメの英語勉強法)

 

速読読み込みとは一度完璧に文法的に精読した英文を音源を聞きながら繰り返し読むという非常にシンプルな勉強法です。センター試験とその後継である共通テストが顕著ですが、私立大学個別入試でも特に2000年代後半以降は英語を速く読むというスキルが受験生に求められています。読み込みは英語を速く正確に読むために必要な下記3つの要素をいっぺんに身につけられる勉強方法になります。

 

①語彙

 

当然ながら単語・熟語を知らなければ英語は読めません。速読という観点から語彙の問題を考えた場合、単語・熟語への反応速度を上げるという形式で学習を進めておくことが望ましいわけです。反応速度を上げるには反復練習が最も効果的です。

 

②前から読むための文法

 

英語を速く読むという観点でとらえたときに、後ろから英語を訳しあげるという読み方は最悪と言えます。前から読むための文法というのは100%の正確さを捨てる代わりに98%程度の正確さでとにかく速く読むことを目的としています。例えば、普通に勉強している受験生なら”The fact that…”ときた場合、このthat節はおそらく同格のthat節と考えます。100%そうなるとは確信できないまでも英語という言語の性格上「たぶんこうなるだろう」という予測をしながら読んでいきます。速読読み込みで前から読む訓練を徹底しているのはこの予測能力を養うためです。

 

③英語を読むこと自体に慣れる

 

簡単に言うと「これまで読んだ英文の総量=英語力」と言えます。中学で習う英文法程度の知識がある方であれば、あとは大量に英語を読んでいくうちに自ずと英語は読めるようになります。これは不思議なことではありますが、まぎれもない真実です。そのためには大量の英文に触れて英語に慣れる必要があります。

速読読み込みは12回ではなく数十回、数百回単位で行うものですので、読み込み用テキストに出てくる単語・熟語はほとんど見た瞬間に意味が頭に浮かぶレベルまで反復学習することができます。読み込み用テキストを指示通り勉強していれば3000単語程度は見た瞬間に反応できるようになります。さらに、音源と合わせて読み込むことでおおよそ1分につき150語程度の英文量に触れることができ、60分で9000語、共通テスト(試行調査)の総語数約5400語ですので、これは3時間の読み込みで共通テスト約5回分の英文量を精読できているということになります。共通テスト5回分を精読することに比べれば1/10以下の労力で済みます。この異常なまでの効率の良さも速読読み込みがオススメな理由です。

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