2025.6.21
「夏から塾・予備校」は間に合う? 〜受験生が知っておくべき“現実”と“選択”〜
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こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では『「夏から塾・予備校」は間に合う? 〜受験生が知っておくべき“現実”と“選択”〜』というテーマでお話ししていきたいと思います。
「夏から塾に通い始めても、もう遅いのでは?」
多くの受験生や保護者がこの時期に感じる不安です。特に部活引退後や学校の三者面談を経て、「そろそろ本腰を入れなければ」と感じている方にとって、“夏から塾”という選択は非常に現実的なタイミングです。
しかし一方で、その選択が「効果的かどうか」は塾のタイプや指導体制によって大きく異なります。
今回は、「夏から塾・予備校」は間に合う? 〜受験生が知っておくべき“現実”と“選択”〜というテーマについて、塾のカテゴリー別に具体的な注意点を交えながらお伝えします。
夏から塾は遅いのか?
結論から言えば、「遅くはないが、甘くはない」です。
大学受験まで残された時間は約半年〜8か月。夏をどれだけ“濃密”に過ごせるかが勝負の分かれ目になります。特にこれまで本格的に受験勉強をしてこなかった生徒にとっては、夏は「逆転のための最後の起点」とも言えるでしょう。
ただし、「塾に行けばなんとかなる」と思って安易に塾を選ぶと、時間とお金を無駄にしてしまう可能性があることも忘れてはいけません。
塾のカテゴリー別に見る「夏から通う」リスクと可能性
① 集団授業型の予備校(授業中心)
このタイプの塾では、すでに年間カリキュラムが進行しており、夏は応用や演習に移行しています。そのため途中からの合流は非常に難しく、理解が追いつかずに消化不良になるケースが多いです。
たとえ夏期講習を受けられたとしても、それは既存の授業の延長線上であり、「基礎からの逆転」には不向きです。
→ 途中合流は基本的におすすめできません。
② 個別指導型の塾
一見「自分のペースに合わせてくれる」ように見える個別指導塾。しかし、担当するのは大学生アルバイト講師であることが多く、夏からの逆転に必要な全体カリキュラムの戦略や受験計画の経験に乏しいことが現実です。
そのため、勉強習慣づけや定期テスト対策には効果的でも、大学受験のラストスパートには対応しきれない可能性が高いのです。
→ 個別指導塾は夏からの「逆転合格」には不向きなケースが多いです。
③ 自立学習型の進学塾
近年増えているのが、映像授業や自習管理をベースにした“自立型”の塾や、“学習計画設計”に重点を置く塾です。このタイプの塾では、夏からでも戦略的にスケジュールを組み直す仕組みがあるため、状況次第では逆転も可能です。
ただし、カリキュラムが最初から夏スタートを想定している塾である必要があります。夏だけ講習を取って満足してしまうような「スポット型」では成果が出にくい点に注意しましょう。
また個別指導と同様に担当するのは大学生アルバイト講師であることが多く、夏からの逆転に必要な全体カリキュラムの戦略や受験計画の経験に乏しいことが現実です。
→ 条件付きで効果あり。「夏スタートのカリキュラム設計」がカギ。
実は多い、夏からの「転塾」
春から塾に通っていたけれど、「授業についていけない」「成果が出ていない」「先生と合わない」といった理由で、夏に塾を変える生徒は少なくありません。
特に以下のようなケースでは、夏が転塾の“最終タイミング”となります。
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予備校の集団授業についていけず、学習内容の定着が感じられない
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個別指導で勉強しているが、成績が伸びる気配がない
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志望校に対して、今の塾では戦略的な提案が得られない
転塾する際は、「夏からでも合流できるカリキュラムがあるか」「過去に夏スタートで合格した生徒の事例があるか」といった点を確認しましょう。塾の“受け皿としての柔軟性”が問われる時期でもあります。
まとめ:夏は“最後のスタートライン”。ただし選択は慎重に。
夏からの塾選びは、“今後の半年”を左右します。
「途中合流でもついていける」という甘い言葉に惑わされない
個別指導=安心、ではなく、指導者の質と戦略性を見極める
「逆転」の可能性は、カリキュラムと実績のある環境にこそある
夏からでも巻き返しは可能です。ただし、それは「正しい選択」と「本気の覚悟」があってこそ。受験はすでに始まっています。塾に通う目的を曖昧にしたまま夏を迎えるか、戦略的に動き出すか・・・。分かれ道は、今ここにあります。
EDIT STUDYでは毎年『夏からコース』で何人もの生徒がGMARCHの逆転合格を勝ち取っていますので、夏からコースでなぜ難易度の高い6月からのGMARCHの逆転合格が可能か、最後にご紹介したいと思います。
夏からコースのカリキュラムとは
英語:中2の基礎からGMARCH以上合格まで
具体的なカリキュラムの内容としては、英語は「基礎≒中2の基礎文法」から実施します。前述した通りこの基礎が非常に重要で、英文の基本的な読み方の土台になります。受験生の大半がこの基礎が疎かな状態、つまり正確に英文を読めていない状態で応用に入ってしまい、結局読めないという状況に陥ります。
もちろん基礎から丁寧に開始した上で、GMARCH以上合格に必要なレベルの読解まで定着をさせます。実際に12月中に英語の授業でGMARCH以上合格に必要な英文読解が終了し、年内時点で定着させるところまでカリキュラムで到達する内容になっています。そこからは丁寧に受験本番まで読解や演習に取り組んでいきます。
カリキュラムから置いていかれないように、1日おきに授業があり、必ず中日は前日の授業の復習をするカリキュラムになっています。また授業内容が理解できたかどうか、確認の復習テスト(授業内容からしか出題されない)もあるので何度も反復し中2の基礎からGMARCH以上合格までに必要な英語の基礎的な知識を固めていきます。
選択科目:ゼロから共通テストレベル9割まで到達
また次に選択科目は7月末に入塾し各生徒の進捗に合わせてオーダーメイドカリキュラムで進めていきます。歴史科目で言うと教科書の1ページ目から開始し、早い生徒は月中に全範囲を終了させます。これは公立高校のほとんどが全範囲が最後まで終わらない、終わったとしても1月の入試直前などがほとんどなのに対しかなりのアドバンテージになります。
もちろん、ただ単にハイペースで進めるのではなく、選択科目は基本的に暗記科目なので丁寧に反復作業を中心に進めていきます。具体的には英語と同じく復習テストを何度も反復することです。例えば歴史科目は教科書の全範囲を28範囲に切り分けますが、各範囲を2周、3周と繰り返しテストを実施します。またセンター演習などを10年分実施し、さらに解き直しの復習テストも実施することで、反復回数を徹底し記憶の定着をはかります。こうしてカリキュラムを完遂するとセンターレベルで満点や9割以上、そしてGMARCH以上の個別試験でも9割以上を取ることが出来るようになります。
国語:時間をかけず足を引っ張らないレベルまで
最後に国語ですが、ただでさえ夏からの開始で時間がありませんので、必要最低限の時間を割き、足を引っ張らないレベルまで引き上げていきます。具体的には現代文に関しては授業内で要点をおさえ、読み方・解き方の型を定着させ、センターレベルや個別試験で7割程度は安定して取れる状態に持っていきます。そのためにも現代文の暗記領域である漢字や現代文キーワードは自習課題で設定し反復を実施してもらいます。
また古文も苦手としている受験生が多いですが、実はイメージの問題で古文は基本的に①単語(300単語ほど:英単語がGMARCH以上合格に3000~5000単語必要と言われています。)②文法事項(動詞の活用・助動詞・敬語表現)の基本をおさえれば十分GMARCH以上の試験で得点は取れます。こちらも授業内容の復習テストなどで反復して定着を図り、7割から7割5分が取れるように仕上げていきます。
つまり国語も勉強時間を最小限に抑えつつ、足を引っ張らないレベルまで構築し3科目トータルでGMARCH以上の合格を掴み取れるようにカリキュラムが設計されているわけです。
授業担当講師が実施する週に1度の1on1で自習計画を最適化
また夏からの開始の場合、残された時間が限られているため「勉強時間」が非常に重要なことはお分かりいただけたと思いますが、勘の鋭い方はその中でも「自習時間」が重要なことにお気づきだと思います。もちろん授業も大事ですが、科目バランスはもちろんやるべき内容も非常に重要になってきます。
そこでEDIT STUDYでは週に1度授業を直接担当している講師が生徒と1on1を実施して自習計画の最適化を図っていきます。なぜ授業担当講師課というと授業の様子や理解度を把握できている講師の方が、生徒の得意や苦手を把握しているので的確に自習計画やバランスを練ることが出来るからです。
だからこそEDIT STUDYでは少人数対話式反転授業という授業スタイルにもこだわっています。1クラス10名前後でかつ質問をしながら常に生徒に「なぜその答えにしたか」を確認します。こうすることで授業内の理解度を生徒・講師が明確に把握できるのです。さらに1on1の際には日々の授業の内容からしか出ない復習テストの結果はもちろん、日々の学習記録も見ながら各科目のバランスまで最適化していきます。
EDIT STUDYでは入塾後に学習管理ノートで学習記録をつけてもらい、日々の勉強時間や科目ごとのバランスを見える化し、復習テストの結果だけでなくプロセスにもフォーカスし、ポジティブな部分に焦点を当てて褒めて認め、モチベーション維持・向上に寄与します。また当たり前のことですが、ソフト的な部分を把握している授業を担当している講師が客観的な数字データも活用することで科目バランスや内容なども細かく見ることが出来るので、大学受験において重要な勉強時間の各科目のバランスや内容の最適化を図ることが出来るのです。
今回の記事でもしご興味がございましたら、今年もEDIT STUDYで「夏からMARCHコース」を募集する予定です。お一人おひとり丁寧に指導させていただく観点で、1クラス10名の少人数定員制で先着順となっております。無料個別相談・体験授業も実施予定ですので、まずは資料請求やご登録など前向きにご検討くださいませ。
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