2016.1.7
町田校 第二十一回 ~センター英語リスニングがとれない~
寒中見舞い申し上げます。
2016年 最初の更新となりましたが、早くも一週間が経とうとしています。さて、センター試験まであと”8日”と目前に迫ってまいりました。
受験生は正月気分も味わうことなく、さぞ追い込んでいたことと思います。今週もセンター試験過去問の演習を繰り返していますが、ここにきて意外とリスニングがとれない。。。
そんなことはありませんか?町田校ではそんな声がちらほら聞こえてきました。リスニングで得点できないのは何故か考えてみました。
リスニングには
① 解き慣れ
② 聞き慣れ が必要ではないでしょうか。
センター英語のリスニングで満点は厳しいかもしれませんが、ある程度演習し、慣れることで7割程度は取れるようになると思います。全然聞き取れなかったという生徒がいますが、「全てが聞こえなければ、解答できない」というわけではありません。特に第1問、第3問、第4問Aなどはポイントを絞って聞くことである程度の点数になると思います。
例えば、第1問では設問を見れば、一目瞭然!聞かれることはわかります。簡単な間違い探しのような絵、時間、曜日などが選択肢に入っていることが多いです。当たり前のことですが、選択肢がながめて、「何が聞かれるか」を想定して、聞けば正答を導けるのではないでしょうか。選択肢が”時間”であれば、”時間”と”数字”を集中して聞きます。
大体、簡単な計算が絡むことが多いので、数字も重要です。日本語で簡略化してみると・・・
A)「今、何時?」
B)「12:00だよ」
A)「もうそんな時間!?行かなきゃ!」
B)「何か用事でもあるの?」
A)「1時間後にジョンと会う約束なんだ」
→ 設問「Aさんは何時に予定(約束)がありますか」
流れる英文を字で読むととても平易な文であることがわかります。言うまでもありませんが、答えは12:00の1時間後で、「13:00」です。
一般的に言われていることですが、選択肢や設問は先に目を通しておけば、「何が聞かれるか(聞かれそうか)」がわかるため、その点を聞き取ろうとすれば良いと思います。これが「解き慣れ」です。解きなれていないだけの受験生の場合、「解き慣れ」るだけで7割以上は取れると思います。
普段から英語に触れていれば、「聞き慣れ」については全く問題ないのですが、なかなかそうもいかないと思います。まずは演習しましょう。演習をして、解答をチェックしますが、この時に日本語訳は見ず、流れる英文を見ながら、もう1度CDを聞いたら、内容がわかるかどうかです。これで内容がわかれば、単に聞き取れていないだけです。聞き取れていない要因として、発音がとんでもないことになっていることが多く、「見たらわかる」けど、聞いてもわからない。ということが起こります。こういった場合には時間が許す限り、演習を行い、「英文を見ながら聞いてわかるか」を繰り返しましょう。これは塾長のコラム「How to use CD」にありますが、「読み込み」の要素です。
一方、読みながら聞いてみてもわからない、という方は語彙に問題がありそうです。語彙が不足している場合、”リスニングに足を救われる”どころか、”筆記の時点でひっかからない点数”をとってしまっている可能性が高いです。そういった場合には、リスニングより前に単語や会話表現を覚えましょう。筆記の点数ありきのリスニングです。
単語を詰め込む段階の受験生は、残り8日間であっても、毎日欠かさず「読み込み」をやりましょう。そうすれば、少しであっても「聞き慣れ」るはずです。英語は追い込みというより、積み重ねの要素が大きいため、大幅に伸びる!ということは言えませんが、1点にこだわる姿勢の人は諦めず最後まで徹底的にやりましょう!