2015.12.14
■#19■進路面談〜センター試験利用入試のすゝめ
12月に入ってから全生徒と順番に「進路面談」を実施しています。
厳密には第1回進路面談にあたるもので、
・全体的な志望校の確認
・センター試験利用入試の受験校の確定
・残り時間に対する計画やアドバイス
が主な面談内容です。
特に重要なのが2番目、「センター利用入試で受験する学校の決定」です。
センター試験がなかった世代の親御さんや学校の先生の中には馴染みが薄い方がいらっしゃいますが、非常に確実かつラクな受験方法です。
ネットや書類で出願手続きだけしておき、あとはセンター試験を受験すればその得点データに基づいて各出願校の合否が決定します。
センター試験は一般入試とは異なり問題傾向・平均点が例年安定しています。
また弊塾でもセンター試験の演習を各教科とも相当量実施します。
以上から、本番に自分が獲得できる点数の予想がつきやすく、合否の予想が立てやすいのです。
さらに具体的な出願計画に言及をすれば、生徒たちにはセンター試験本番での点数の「最低の場合・最高の場合」の両者を予想してもらいます。
そしてその範囲の中で最低から最高まで均等に出願校が分布する形で決定してもらいます。
最も重要なのは「最低ライン」の出願です。
いわゆる「滑り止め」と言われる「絶対合格できる大学」を冷静に選んで、確実に出願することです。
センター利用で1つも合格ができていないと、2月の一般入試でも広い範囲で出願・受験をしなくてはなりません。
まだ1校も合格がないという精神的不安、たくさん受験しに行かなければならない肉体的疲労、受験校増加による金銭的負担、など悪いことだらけです。
具体的にいえば、もしセンター利用で日東駒専に受かっていれば一般入試ではMARCH以上だけ受ければよく、センターでMARCHに受かっていれば一般で早慶以上だけ受ければよくなるわけです。
こんな便利な受験方法を使わない手はありません。
面談にあたり生徒と話していると、中には「僕はMARCH以外に受かっても、どうせ行かないんで受けません!」とか中には「早稲田以外受けません」という猛者もいます。
しかしEDIT STUDYではそのような出願計画は受け入れません。
志望校以下の大学に、進学しないことと受験しないことは別です。
念のために幅広く受験をして合格校を持っておき、最終的に3月に進路を決定すればいいのです。
その3月に1つも進学先がない中で再挑戦を選択することと、いくつかの選択肢(進学先)がある中で再挑戦を含めて比較検討し選択することでは、心持ちが全く異なるのです。
実際に進路面談をしていると強気な生徒・弱気な生徒と様々で、その子の性格が垣間見れて面白いのですが、一緒に話しながら平均5校程度の出願先を決めています。
出願計画は1年間の勉強計画と同じぐらい重要です。
ここを間違えると、これまでの全てが無駄になってしまいます。
そのようなことのないようリスクヘッジを行った中で、生徒の志望を叶えてあげられるよう話していきたいと思います。