2019.12.26
【1】福岡の大手予備校事情
Table of Contents
こんにちは、EDIT STUDY福岡天神校の村山です。
今回は福岡の大手予備校事情について書いていきたいと思います。もう20年以上前になりますが、私自身も福岡で浪人していた経験があり、あれから変わったこと・変わらないこと含めて基本的なことを押さえていきます。
三大予備校とは
今では耳にすることも少なくなってきましたが、かつて大学受験業界では「三大予備校」という言い方がなされ、多くの受験生が3つの予備校のどれかに在籍していました。その3つの予備校とは「駿台」「河合塾」「代々木ゼミナール」を指します。福岡にも三大予備校は全て揃っていますが、代々木ゼミナールは2015年に全国27校舎のうち20校舎を閉鎖し、全国模試からも撤退したことで三大予備校の地位からはやや後退した感があります。代わりに2000年代に入って台頭してきたのが「東進ハイスクール」です。福岡には「東進ハイスクール」もあります。在籍生徒数・東京大学合格者数などを考慮すると、今では「駿台」「河合塾」「東進ハイスクール」が三大予備校といっても過言ではありません。
大手予備校の特徴
上記「駿台」「河合塾」「代々木ゼミナール」「東進ハイスクール」に加えて「四谷学院」も大手予備校と言って差し支えないと思いますが、これら大手予備校はそれぞれ異なる部分もありますが、大きな特徴は共有しています。
それは、
①優秀な講師陣
中小の塾・予備校に比べると講師陣の平均能力は高いと言えます。
②優秀な生徒層
地方から最上位大学・学部(東大・京大・一橋・東工大・国立医学部)を狙うには大手予備校を経由することが多いです。
③優れた学習環境
アクセスしやすい立地で、充実した自習環境を整えています。
の3点です。
したがって、偏差値60以上の高校に通っていて自分で勉強する習慣がある生徒は、大手予備校で他の優秀な生徒と切磋琢磨しつつ勉強するのが向いていると思います。
大手予備校の弱点
大手予備校の弱点はほとんどありませんが、唯一と言っていい弱点は成績の悪い生徒に冷たい点です。大手予備校は全国各地に展開する構造上、誰もが認めるわかりやすい合格実績を出すことが必須であり、結果として合格実績にカウントされない層に対する対応は冷たくならざるを得ません。その点を踏まえたうえでメリットが上回ると考えるならば大手予備校を選ぶとよいと思います。