2019.12.15
GMARCH合格を実現するEDIT STUDYの進路指導
こんにちは、進路指導コラムを担当している初田です。
(他塾・予備校では実現困難なEDIT STUDYの難関私大文系に特化したオリジナルの大切なデータのため)
本日はGMARCH合格を実現するEDIT STUDYの進路指導の一部を「ほんの少しだけ」公開します。
生徒と出願先を決定する面談では以下のような(一部抜粋)データを手元に講師は面談実施します。
このリストは大東亜帝国~早慶上智まで私大文系受験をする可能性がある主要大学が全て含まれています。
上記データの「過去5年分の倍率」「2年分の偏差値」「過去2年分の合格最低得点率」「過去2年分の合格最低点」「過去2年分の充足率」から、その年の大学・学部の難易度を予想した上で出願先を検討します。
※充足率とは・・・入学定員に対する入学者数の比率で、これが100%を超えると定員を超過して入学者を受け入れている状態で、100%を割ると定員割れをしている状態
画像には掲載していませんが、画像の右側には簡単に調べられる「出願〆切」「試験日」「発表日」「入金〆切」に加えて、各大学学部の問題傾向(記述・英作などの有無)も見れるようになっていますので、生徒に合った問題傾向の大学・学部を提案できます。
つまり、私大文系入試に必要な情報をすべて1度に確認しながら、生徒ひとり1人に合った出願先を、授業を担当している講師が提案するシステムになっているのです。
(他塾・予備校では2科目以上授業を担当している講師が進路指導することは、システム上ほぼあり得ません)
これだけ膨大な私大文系データを個人で集めるのはとても難しく、たとえ集めたとしても数字の見方・予測をたてるのは実質的には不可能です。
出願先を戦略的に決定して、受験を迎えることは日々の勉強と同じくらい重要なことなのです。
最後に、以下に生徒からよくある質問をカンタンにまとめましたので、出願戦略の参考にして頂ければ幸いです。
Q:倍率と合格最低得点率はどちらが合格の参考になりますか?
A:合格最低得点率です。
倍率はあくまで倍率であり、実質倍率100倍であっても合格最低得点率が70%であれば70.1%を取ることで合格できます。生徒から「志望校の倍率がすごく高いんですが、出願は控えた方が良いですか?」という質問があったりしますが、倍率ではなくその入試方式の合格最低得点率と生徒の過去問での得点率が大切です。
※受験先の合格可能性判定に用いる指標は主に合格最低得点率と倍率の2つですが、合格最低得点率についてはその数値の算定方法(=配点・得点調整の方法)が不明であるため、どの話も「確約」ではありませんのでご了承下さい
Q:どのように倍率を参考にすればよいですか?
A:倍率は合格最低得点率との連動を確認し、翌年度の合格最低得点率がどのように変動するか予測するために用います。
倍率単体での予測では意味が薄いので、必ずセットで考えましょう。
また、倍率変動は大まかに4種類に分類することが可能です。基本的なパターンとして押さえておいてください。
Q:翌年の倍率が高くなりそうです。合格最低得点率も高くなりますか?
A:大学・学部の入試方式ごとに異なります。倍率の上下と合格最低得点率が連動しているかを確認してください。
基本的に倍率と合格最低得点率に一貫した相関はありません。
例えば、関西学院大学文学部哲学倫理学専修全学部日程では以下のようになっています。
※倍率がほぼ半減した2017→2018年度においては2018年度の方が合格最低得点率が高く、2017と比べ倍率が半分以下となった2019では合格最低得点率が2017と同じになっています。このような場合は倍率によって合格最低得点率が変動していないため、合格には「倍率に関わらず75%以上の得点率を取れる」ことが重要になります。
また明治大学政治経済学部政治学科全学部統一入試では以下のようになっています。
※こちらも同様に倍率と合格最低得点率の変動が比例せず、倍率によって合格最低得点率が大きく変動していません。
受験を考えるのであれば来年の倍率ではなく「ひとまず85%以上の得点率を目指す」ことが重要です。
以上、出願戦略の参考にしてみて下さいね!