2019.10.24
<2019年10月更新>【中央大学】2021年度入試変更点
2019年11月1日、文科省は大学入試での英語民間試験の来年度導入を延期することを表明しました。
以下大学・学部情報は2019年10月時点のコラムになりますので、導入延期を踏まえた新たな情報は各大学・学部のHPをご確認下さい。本コラムでも順次情報を更新していきますので、引き続き本コラムをよろしくお願いします。
以下2019年10月時点コラム——————————————
中央大学は全体での方針に各学部が独自に入試制度をくみ上げている印象です。
2021年度入試以降の入試については「知識・技能」および「思考力・判断力」を重視したものにしつつも現制度にて実施している「一般入試」、「統一入試」を維持、共通テストを用いた入試制度を新設し、その場合は英語外部試験のスコアを一部加味する方向で検討しているとしています。(詳しくはこちら:入試情報)
TOPICS
〇学部によって英語外部試験の使われ方が異なる。要チェック!
✓英語外部試験の使われ方をチェックしよう
✓共通テスト枠での記述式問題についてチェックしよう
各学部の入試概要を下記に列記しますので、興味のある学部をチェックしてください。
■中央大学経済学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。
英語検定利用入試においてはCEFR A2 相当の資格あるいはスコアが出願資格となり、学部独自試験として国語、選択科目で取得した得点に合算され合否判定に用いられます。
また、共通テスト利用入試(併用・単独)では、英語外部試験のスコアが共通テストの得点に加点され、記述式問題についても合否判定に用いられます。
■中央大学商学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。
英語検定試験利用入試においてはCEFR B1 以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されていますが、資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。
また、共通テスト利用入試(単独併用)での記述式問題が合否判定に用いられます。
■中央大学文学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(単独)、英語検定試験利用入試があります。
英語検定試験利用入試においては学科ごとにことなる出願資格が課されています。スコアはCERF換算ではなく各英語外部試験の得点が具体的に課されているため、個別に確認する必要があります。詳細を確認するようにしてください。
また、共通テスト利用入試(単独)での記述式問題が合否判定に用いられます。
■中央大学法学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)があります。
英語外部試験のスコアを利用するとの記述は現在のところありません。
共通テスト利用入試(併用・単独)では、記述式問題が合否判定に用いられます。
■中央大学総合政策学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)があります。
学部独自入試では、独自入試の得点のみで合否判定が出る方式と、学部独自試験+英語外部試験のスコアを得点に加算した合計点で合否判定を行う方式があります。なお英語外部試験を利用する方式については詳細は未定です。
共通テスト利用入試において、CERF A2 以上の資格、スコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。
共通テスト利用入試(併用・単独)における記述式問題の利用は未定です。
■中央大学国際経営学部
学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。
英語検定試験利用入試においてはCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されており、取得したスコアが得点換算され合否判定に使用されます。
共通テスト利用入試では単独方式において記述式問題が合否判定に用いられます。
■中央大学国際情報学部
学部独自入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。
英語外部検定利用入試では、概ねCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。
共通テスト利用入試(併用・単独)における記述式問題の利用は未定です。
法学部が英語外部試験のスコアを利用しないとしているのが流石といったところでしょうか。各入試制度の募集人数次第では受験生の英語外部試験の受験が事実上必須化するかもしれませんので、もう少し詳細を確認していきたいところです。