2019.10.23
大手大学受験塾・予備校が専門性を持てない理由
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大学受験塾・予備校は専門性を持てない?
二大予備校と呼ばれ、学校法人を持つ河合塾、駿台予備校に「医学部専門」「私大文系専門」と呼ばれるような明確なコンセプトはありません。河合塾は「私大文系に強い」、駿台予備校は「国立理系に強い」というような漠然としたイメージはあるものの、基本的には全受験生を対象にコースが設置されており、生徒は志望大学・学部によってコースを決定することになっています。東大、医学部、国公立、早慶クラスなどハイレベルのコースに入るためには、入塾テストがあったり、過去の模試提出があったり生徒を振るいにかけて選抜しているケースがほとんどです。
以下河合塾HPから切り取った合格実績のTOPバナーである。このバナーに2大予備校の狙いが2つの仮説として浮かび上がってきます。
仮説①東大、京大、医学部などを狙う高学力層を取り込みたい
河合塾、駿台予備校、そして衛星予備校の東進ハイスクールなどは東大、京大、医学部に合格者数で競っている状況であり、追随する中堅予備校、大学受験塾も上記の合格者にこだわりをもっています。上記大学に合格するような「高学力層」を特待生の学費免除枠などで早めに囲い込み、合格者数を増やす狙いがあり、このような「高学力層」は学費免除(もしくは1部免除)で予備校・大学受験塾に通塾しているケースが多く存在しています。
仮説②東大、京大、医学部とかは無理でも「MARCHぐらいは合格できそう」と思わせる
低学力層は「東大、京大、医学部の合格が1000人以上もいる、このような大学は自分じゃ合格出来ないけど、MARCHぐらいなら頑張ればイケそう!」という錯覚を起こす可能性があります。また在籍生徒数の多さからMARCHレベルには大量合格しているので、輝く未来が大手予備校・大学受験塾にはあるように見えるわけです。しかしながら一般的にMARCHクラスから合格する生徒は10%以下(コースに100人在籍していたら10人以下しか合格しない)と言われており、そのような錯覚を起こす狙いを持ってTOPバナーを掲載している可能性があります。(予備校・大学受験塾の在り方の問題ですが)東大、京大、医学部に合格する生徒は学費を免除されて受講しているため、実質的に成績下位層が高学力層の授業料を支払っているという言い方も出来るかもしれません。
多くの大学受験塾・予備校が専門性を持たない理由の結論としては、最上位大学の合格者数を掲載することで、あらゆる志望大学・学部の生徒を各コースに誘導できるからということが出来そうです。
EDIT STUDYが「ゼロからMARCH」に特化する2つの理由
①MARCH(GMARCH)合格は「人生の選択肢」を広げることができる
MARCH(GMARCH)に在籍していれば、学歴フィルターに引っかかる可能性が低くなります。価値観の多様化、働き方改革など時代は大きく変化していますが、就職活動においては未だに学歴フィルターが存在します。以下2点の理由から企業は学歴フィルターを採用していると言えます。
1. 数千人、数万人のエントリーシートを選別するために有効な手段である
大企業ともなれば毎年数千~数万の応募があります。その中から同じ基準で、一人ひとりのエントリーシートを丁寧に読んでいる余裕は、時間的にも、人員的にも企業にはありません。そこで優秀な人材を効率よく採用していくために、エントリーシート提出段階で学歴フィルターを使い、振るいにかけているのです。その通過基準が一般的にはMARCH(GMARCH)と言われています。(学歴によっては説明会に参加できないケースもあるようです)
2. MARCH(GMARCH)以上=ビジネスパーソンに必要な力が備わっている
「MARCH(GMARCH)以上=高スペック」という前提が社会的に浸透しているということもあります。実際に会社で働いてみると、学歴がストレートに成果に直結しないことは分かりますが、それを企業が採用段階で見極めるのはとても難しいことです。そのため企業は、「MARCH(GMARCH)以上の人材は頭も良く、ある程度仕事もできるだろう」という仮説ベースで、学歴フィルターを採用しているのです。
<MARCH(GMARCH)以上が就職活動に強いデータ一例>
楽天やヤフーのような高校生でも知っている有名企業でも早慶上智とMARCH(GMARCH)を同等程度採用しています。もちろん学生の母数で見ればMARCH(GMARCH)の学生の人数の方が多いので、就職率という割合で見ればMARCH(GMARCH)のほうが劣りますが、それでも就職可能性は多分にあると言えるのではないでしょうか。
ただ日本郵船以外は日東駒専だとかなり厳しい状況になることが見て取れます。
就職活動を勝ち抜いて、一流企業に入社することが正解だとは決して思いません。
しかしMARCH(GMARCH)以上に進学することで幅広い選択肢を持って人生を過ごしていけることも事実ではあります。人生の選択肢を広げるためにEDIT STUDYはMARCH(GMARCH)に特化しているのです。
②「ゼロから」でもMARCH(GMARCH)なら10か月で合格することができる
その理由はMARCH(GMARCH)の入試問題の性質にあります。
早慶上智との比較も踏まえてみていきましょう。
MARCH(GMARCH)の入試問題に関しては、知識の有無を問う一問一答型インプット問題が多くを占めます。例えば英語でいえば、文中の単語と同じ意味の語句を選択する問題など、いかに多くの知識をインプットしているかが合否の分かれ道になります。そのため10か月という短い期間でも、EDIT STUDYの私大文系に特化した超圧縮カリキュラムを用いれば逆転合格することが可能なのです。そのためEDIT STUDYでは「ゼロからMARCH合格保証制度」を採用し、MARCH(GMARCH)の合格を約束しています。
その一方、早慶上智の入試問題は、単に知識を知っているだけでは解けないアウトプット問題が多くを占めます。例えば「正解を選べ、ただし正解がない場合はNo Errorを選べ」というような知識があった上で、その場で、あらゆる可能性を考えさせる問題が出ます。というのもの早慶上智を受験する受験生は学力のレベルは(東大・京大などの滑り止め受験生もいるため)非常に高く、シンプルに知識を問うインプット型の問題では差がつかないからです。アウトプット型の問題を解くためには地頭の良さ、幼少期から本を読んできたか、など10か月の学習期間だけでは習得し切れない要素が試されます。
EDIT STUDYでも少人数対話式授業を通して、アウトプット型の演習は実施しますが、上記理由から早慶上智の合格を約束することが難しく、MARCH(GMARCH)なら合格保証というカタチで10か月の学習で合格を約束できるという訳です。