2019.5.8
就活に「学部」って関係ある?
大学受験の志望校選びで「学部って、どんな風に選べば良いですか?」と聞かれることがあります。
学部選びは、どんな人生を過ごしてきたか、何がしたいか、によって、本当に人それぞれです。
そこで、大学入学後に多くの人が経験する就職活動を軸に『就活に「学部」って関係ある?』を検証していきましょう。
<結論>
・就活に「学部」って関係ある?⇒関係ありません
・就活を考えて志望校選びするなら「学歴>>>学部」
<2つの理由>
①企業は学生に「学部で学んだスキル」を求めていない
②企業は「就活生のポテンシャル」を判断して採用するから
理由①企業は学生に「学部で学んだスキル」を求めていないから
一部の就活生は「企業は学部で学んだスキルを求めて採用している」と考えがちです。そして、これまで自分が学部の勉強の中で触れていない業種に対しては「知識もスキルもないから」と、勝手に選択肢から省いてしまったりします。
その一方で、企業側の考え方は全く違います。企業側は「会社の事業を担う中で知識・スキルを身につけてくれれば良い」と考えています。
事実、学部・学科などに関係なく、内定者全員に、内定後に資格の取得、業界本などを読むように伝えるが多く、内定者には、入社までの期間に勉強し、知識スキルを身に着けることが求められます。そのエビデンスとして早稲田大学・文化構想部の就職先ランキングは以下の通り。
【文化構想学部】
1位 損害保険ジャパン 14人
2位 特別区(東京23区)職員 9人
2位 三菱東京UFJ銀行 9人
2位 三井住友銀行 9人
5位 東京都職員Ⅰ類 7人
⇒文化構想学部で学んでる可能性が極めて低い「金融機関」が1・2位を独占しています。
⇒企業は学生に「学部で学んだスキル」を求めていないということが出来ます。
理由②企業は「就活生のポテンシャル」を判断して採用するから
採用において企業は、就活生の「ポテンシャル」に対して、投資する価値があるかを判断して採用を決めています。この事実は、大企業だけでなく、中小企業やベンチャーに関しても同じです。というのは、企業は新卒に対して早い段階で「社員教育(知識だけなく、クレド・カルチャーなど)」に投資することが業績UPを図る上で、「学部」を考慮する理由はないのです。逆に、ポテンシャルという視点では、学歴は「勉強ができる」「努力できる」という点をある程度、保証してくれます、そのため就活において学歴フィルターは存在していると言えるでしょう。就活を考えて志望校選びをするなら「学歴>>>学部」ということになります。そして学歴フィルター突破の登竜門がMARCH(マーチ)という訳です。
このような背景から、EDIT STUDYは「ゼロからMARCH(マーチ)以上合格を実現することで人生の選択肢を広げる」という理念を掲げ、事業を運営しています。