2018.10.11
志望校の「過去問」の使い方
いつやる?
志望校の過去問は、余裕があれば高3生の夏に1度は解いておきましょう。まずは自分と志望校の距離を把握することが大切です。
また、過去問を解く際は必ず時間を計って演習し、問題の難易度を体感しながら、自分の現在の学力と問題を解くための回答力との差や、自分の弱点を把握し、その後の学習内容の指針に役立てられるように活用するのがポイントです。秋から冬にかけて、受験勉強を効率よくすすめるために必要なのは、志望大学の入試問題を解けるようになるために志望校の「出題傾向」をしっかりと把握しておくことです。
※ 受験勉強が思ったようにすすめられておらず、過去問を解くほどの実力がついていなくてどうしても不安だ、ということであれば、10月以降に過去問演習を引き延ばすことも検討してよいですが、実際に過去問を解かなくても、どのような問題が出題されるのかは問題内容に目を通し、知っておくことで、ふだんの勉強方法もより質の高い学習に変わります。
どのように解く?
過去問演習をするときには、入試問題を解く順番や時間配分など、問題を解くときの「戦略」を考えながら問題を解くようにしましょう。一度、問題全体を俯瞰して自分にとって確実に点が取れる問題を解いてから時間のかかる問題に取り組む、あるいは、全体の問題の中でそれぞれの大問にどれぐらいの時間をかけるかなど、入試本番でどのように問題を解いていくか、戦略を立てておくことが、入試での安定的な得点力をつけるための近道です。
また、過去問は、複数年分解くと、よりよいでしょう。問題演習をする中で間違えた問題を振り返り、なぜ問題を間違えたのか自問自答し、間違えた原因を確認して、その後の学習に活かすことが大切です。答えだけを覚えて点数が取れるようになっても、違う問われ方がしたときに解けないとなれば、過去問演習の効果がうすくなるので、解答のプロセスを理解することを心がけましょう。
EDIT STUDYでは、過去問を演習していてわからない問題があった生徒の質問にも懇切丁寧に対応し、解けるようになるまで教えます。志望校検討はもちろん、合格目標達成までのプロセスまで日々生徒と対話し、どのような大学のどのような問題が解けない生徒に対してどう教えれば合格できるのかを熟知した講師が指導にあたっています。