2021.9.18
【2024年8月更新】大学受験勉強に必要なのは復習?予習?
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こんにちは。EDIT STUDYです。大学受験の勉強となるとよく「効率の良い勉強方法は何か?」と考える人も多いと思います。その中でも今回の記事では「大学受験勉強に必要なのは復習?予習?」というテーマでお話ししていきたいと思います。そもそもこのテーマでお話しする上でそれぞれが担う目的、その違いについてまずお話していきたいと思います。
予習の目的
まず最初に予習の目的に関してお話ししていきたいと思います。当たり前のことですが、予習というだけあって”予め学習する”です。この目的はシンプルに「内容を理解する」という目的があり、そのために事前に学習をしておくことを指します。基本的に授業の内容を理解するために事前に学習をするというのが予習の大きな目的、意味合いになります。
ここで着目したいのは「授業の内容を理解するため」という点です。つまり基礎的な授業であれば、事前に理解するための予習は必要がないということです。ではどのような授業を受ける際に予習が必要か?これは基礎的な知識を理解している前提で進む応用的な内容の授業の場合、予習が必要になります。
例えば大手予備校や中堅予備校の高3生向けで展開される授業の場合でも、そもそもの高2までの基礎的な知識が”ある一定以上理解している前提”で授業が進みますので、事前に予習をして”一定以上理解している前提”にはなっておく必要があります。これが予習の目的になります。
復習の目的
一方復習は読んで字のごとく「習った内容を繰り返し学習すること」です。つまり授業内容の”定着を図るため”に実施する目的があります。基礎事項の定着や習得をするために何度も反復して学習するのがまさに”復習”になります。つまり復習は基礎的な内容はもちろん、応用的な内容も含めて”定着を図りたいとき”に実施すべき勉強方法です。
暗記科目や暗記事項、基礎的な内容は定着するまでこの復習が必要になります。つまりほとんどの場合、受験が終わるまで繰り返し行うことになります。だからこそ復習は大学受験において非常に重要な意味合いを持ちます。後ほどその理由について詳しくお話しすることにします。
では予習、復習それぞれの目的について見てきましたが、その上でどちらがより重要なのかについてお話ししていきたいと思います。これに関しては大学受験の出題範囲や構成、難易度などの構造について触れておく必要があります。
大学受験の出題傾向と難易度
大学受験に関しては”意外”と思う方が多いかもしれませんが、ほとんどの大学で出題される問題の7-9割が基礎問題で構成されています。これは私立文系になるとその傾向は顕著で、超難関私大で有名な早稲田大学でも基礎問題が7割、1-2割がいわゆる難問と呼ばれる問題、そして1割あるかないかが、奇問や悪問といった構成になっています。
これはGMARCHだとさらに顕著になり、7‐8割が基礎問題、1-2割が難問、1割弱が奇問、悪問になり基礎問題の割合はさらに増えます。また日東駒専になれば大学や学部によっては9割基礎問題で構成されていると言っても過言ではないほどです。そうなってくると勘の鋭い方は「それだけ基礎問題で構成されている割合が多いなら学習において復習が重要なのでは?」とお気付きになるかと思います。
圧倒的に復習が大事
以上のことから大学受験において必要なのは復習?予習?というテーマでお話ししてきましたが、結論から申し上げますと「圧倒的に復習が大事」となります。前提でそれぞれの目的についてお話ししましたが、基本的に基礎の定着や授業内容の定着を図るのが復習です。
どの大学も少なくとも7割以上が基礎問題で構成されており、大抵の場合の合格最低ラインは7割前後に設定されております。例えば受験生Aさんが応用問題(いわゆる難問など)を一生懸命準備をしてきて、応用問題を全て正解して出来るとします。基礎問題は正答率6割で全体の4割強正解出来ているとします。合計は6割強の正答率なので単純計算ですが、合格ラインは超えていないため合格は出来ません。それに比べBくんが、7割以上出題される基礎問題を確実に落とさずに正解できれば、応用問題を全て落としたとしても正答率は7割で十分合格は出来るということです。
必然的に基礎の定着を図る「復習」が大学受験の勉強において重要な役割を担うことになってきます。基礎さえ落とさずに正解できればGMARCHだろうが合格ラインを超えることが出来るからです。ただし予習が一切不要といっているわけではありません。一部予習が必要な授業内容もあるからです。
それが大手予備校や中堅予備校などが実施している高3からの応用的な授業の内容になります。基本的に大手予備校や中堅予備校が実施する高3生向けの授業は高2までの基礎事項が分かっている前提で授業が一方通行で進みます。また「〇〇大学対策講座」などは基礎事項がある程度わかっているだけでなく、基本的な解法パターンなども知っている前提で授業が展開されますので、そういった授業を受ける際は事前に基礎事項などの予習が必要になってきます。
つまりおおよそ7割は基礎が固まっており、残りの基礎の部分を固めることと応用問題の対応が課題として残っており、それらを埋めるために大手予備校や中堅予備校の高校3年生から始まる応用的な授業を受講する人にとっては予習が重要な要素になってくるわけです。
そうではなく基礎固めから丁寧に開始して、GMARCH以上の合格を狙う受験生にとっては大学受験の勉強のメインは復習が担うことになります。これは意外と理解されていない事実で、私立文系の大学受験は壮大な暗記といっても過言ではありません。つまり基礎を徹底的に復習して定着させれば十分合格が狙えるので、必然的に勉強のほとんどを復習に費やすことになるわけです。
EDIT STUDYでは復習の量やバランスを1on1で最適化
ではこうした授業の復習がメインになるのが分かったらあとは適切な量やバランス、そしてタイミングが重要になってきます。いつのタイミングで確認テストは実施するべきか、3科目のバランスは時期によって変えるべきか、どの項目から優先的にやるべきか、こうした復習にまつわる悩みはつきものですよね?
EDIT STUDYでは週に1度授業を担当している講師が直接1on1面談を実施し、自習計画、復習内容、量、バランス、タイミングを最適化していきます。もちろん授業を担当しているので生徒の得手不得手を熟知し、科目バランスも理解できているのでこうした最適化が出来るわけです。
復習がメインというお話しをしてきましたが、せっかくなので最後に大学受験生向けの私立文系の大学受験でおススメの参考書の特徴、適正な学力やタイミング、使い方について参考書ごとにお話ししたいと思います。各科目、参考書ごとでリンクを作って載せておきますので、大学受験を控えており該当の参考書の使用を検討している方や、何を使ったらよいか迷っている方は是非参考にしてみて下さい。
英語
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・読んで見て覚える 重要古文単語315
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EDIT STUDYでは生徒が適正なタイミングで復習を実施し、そこから課題を抽出し、自習に繋げられるような取り組みやシステムが構築されており、日々生徒の自習計画を最適化し、成績向上に寄与しています。最後に簡単にその取り組みやシステムをご紹介しておきます。
少人数対話式反転授業だから理解度が高まる
大抵の受験生の多くが「自分が何が分からないのか分からない」「どこからどのくらい始めれれば良いか分からない」という悩みにぶつかってしまいます。こうした生徒が正確に自身に最適な参考書や課題を選ぶことが出来るかと言えば難しいですよね。
EDIT STUDYではそうした数多くの生徒を10か月でMARCH以上合格に導くために「少人数対話式反転授業」という授業スタイルを実施することで10か月という短い期間で生徒の理解力を圧倒的に高めています。EDIT STUDYの「少人数対話式反転授業」には生徒が理解力を高めるための重要な4stepがありますでの各stepを順にご紹介しておきます。
1.Question
1クラス平均10名の少人数クラスで、講師が生徒一人ひとり名前を呼んで、質問を投げかけます。「誰が、いつ、何を、どう、あてられるわからない緊張感」の中だからこそ生徒の集中力が最大化されます。
2.Conversation
生徒は講師に当てられ回答した際、常に「なぜ、その回答にしたか?」根拠を問われます。講師から「なぜ?」という質問を受け続けることで、生徒は「回答と根拠をセットで考える」というクセがつき、入試に必要とされる思考力・判断力が自然と身につきます。
3.Positive Focus
正解、不正解だけではなく、正しい解答へのプロセス、チャレンジする姿勢など、ポジティブな要素に焦点を当て、褒める、認めることで生徒の意欲を高めます。ポジティブな空気はクラス全体のモチベーションを高め、質問しやすい雰囲気を生み出します。
4.Presentation
最後に授業内容をインプットする時間をとった後、その内容をプレゼンしてもらうことで「人に教える経験」をしてもらいます。なぜならラーニングピラミッド理論では「人に教えること」が最も学習効果が高いと証明されているからです。ただ、生徒がすべてを人に教えるということはハードルが高いため、プレゼンでは講師が生徒に質問サポートをし、生徒には対話を通して「人に教える経験」をしてもらいます。対話式授業の中で「人に教える経験」を積み重ねていくと、復習する時も「人に教える」つもりで勉強することが習慣化し、学習効果が自然と高まります。
だからこそ生徒の理解力が10カ月という短い期間でMARCH以上に合格出来るレベルまで高めることが出来るのです。またこうした授業内に対話があるので、生徒も講師も生徒自身の得手不得手を明確に把握できますし、対話を通して生徒との信頼関係が出来てきます。
授業担当講師が実施する1on1で自習計画を最適化
またEDIT STUDYでは週に1度授業を直接担当している講師が生徒と1on1を実施して自習計画の最適化を図っていきます。なぜ授業担当講師課というと前述した通り授業の様子や理解度を把握できている講師の方が、生徒の得手不得手を把握しているので的確に自習計画やバランスを練ることが出来るからです。
さらに1on1の際には日々の授業の内容からしか出ない復習テストの結果はもちろん、日々の学習記録も見ながら各科目のバランスまで最適化していきます。EDIT STUDYでは入塾後にstudyplusというアプリで学習記録をつけてもらい、日々の勉強時間や科目ごとのバランスを見える化し、復習テストの結果だけでなくプロセスにもフォーカスし、ポジティブな部分に焦点を当てて褒めて認め、モチベーション維持・向上に寄与します。
また当たり前のことですが、ソフト的な部分を把握している授業を担当している講師が客観的な数字データも活用することで科目バランスや内容なども細かく見ることが出来るので、大学受験において重要な勉強時間の各科目のバランスや内容の最適化を図ることが出来るのです。このように少人数対話式反転授業で生徒の得手不得手を把握し、把握した授業担当講師が週に1度の1on1で個別課題を提示できるので生徒の成績が最大化するわけです。