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試験当日の戦略
試験当日の戦略にまつわる質問集になります。
- Q Q. 最近、忘れ物やテストでのミスが多いです。入試本番でも同じことをしそうで怖いです。
- A A. 自分も忘れ物をしがちな人間なのでよくわかります。過去の生徒が実際にしていたものを紹介すると、「ミスや忘れ物をしている前提で行動する」というものがありました。なぜそこに至ったかですが、その生徒曰く、「自分の行動を振り返ると、ミスをするときは多分大丈夫という考えで動いていることに気づいた」とのことです。先ほどの前提を常に持ってからは、外出前に持ち物を再度確認したり、テストでの見直しの時間を多めに取ったりするようになり、自然とミスの数は減っていきました。同様にこれまでの自分の行動を振り返ることで、より効果的な対策が取れると思いますよ!
- Q Q. 英検を受けてきたのですが、数点差で不合格でした。本番どうしても緊張してしまい、練習と違う 結果や得点になることが多いのですがどうしたら本番に強くなれるでしょうか?
- A A. 自分もすごく緊張するタイプなので気持ちはよくわかります。そんな自分がやっていて効果を感じていた方法をご紹介します。それは、「試験当日の 1 日の流れをざっくり紙などにまとめ、その通りに過ごすようにすること」です。1 日の流れが可視化されることで、後はそれ通りに動けばいいだけなので当日考えることが減り、安心して過ごすことができます。私が何度もやってみて気付いた作成上のポイントは、細かく書きすぎないことと、試験が終わった後の流れも計画しておくことの 2 点です。細かく書きすぎると達成できなくなったときに慌ててしまうのでざっくりとした計画にしておきましょう。
- Q Q. 自分の中では覚えた!と思ってテストに臨んでも、時間が思ったより足りなくなり見直しの時間を 作ることができませんでした。
- A A. 思い出せそうかも、となるとついつい時間をかけて思い出したくなってしまいますよね。ですが、試験は時間が決められているので「〇秒見ても思い出せないものはいったん飛ばす!」と自分の中でルールを決めて模試やテストに臨んでみてください。また、総復習を含めて ES のテストは応用問題は出ず、習ったことと指定範囲だけからの出題になるので、コレを見たらこれ!と「即答」できるようになることを意識すると勉強のクオリティが上がります。
- Q Q. 入試を受けた後に自己採点はした方がいいですか?
- A A. しない方がいいです。理由としては、大学毎に得点調整や偏差値換算など"素点以外の要素"が加わることが多く、また、共通テストと異なり私大側は正解を発表しないため、あくまでも各予備校が発表する予想正解しか情報として手に入りません。早慶上智など最難関大学以外になると、その予備校が発表する予想正解さえなく、ネット上の掲示板で受験生同士が議論した結果出てくる"予想正解もどき"しかありません。この状況で自己採点をする意味はありません。人事を尽くして天命を待ちましょう。
- Q Q. 試験前日に気をつけた方がいいことなどありますか?
- A A. 試験前日はその夜にぐっすり眠れるように早起きしましょう。できれば普段から試験当日の起床時間と同じ時刻に起きて体を慣らしておくのが望ましいです。そして早起きをして何をするかというと、まずは準備物の確認をします。特に時計は忘れずに準備し、緊急時用に時計をもう1つ、それと万が一に備えて腹痛薬まで用意しておくと万全です。時計に関しまして、携帯は当然ながら不可ですが多機能デジタル時計も不可です。また、計算機能等は付いていなくとも少し凝ったデジタル時計では注意を受ける可能性があります。余計な心配をしないでいいようにアナログ時計を(できれば2個)用意しておくことを強くお勧めします。会場には時計がない場合もあり、特に英語の試験で時間を把握できないと致命傷になり得ます。それ以外では試験会場を下見に行っておくと心に余裕ができます。また、すでに勉強は十分やったと言えるレベルの人は神社にお参りに行くのも一手だと思います。前日でも詰め込み学習は可能ですが、どちらかというと本番で試験に集中するための準備を念入りに整える時間だと考えましょう。
- Q Q. 試験前日はよく眠れません。なにか対策はありますか?
- A A. 試験前夜は緊張もあってなかなか寝付けないという話はよく聞きます。さすがに徹夜で試験に臨むのは避けたいところですので、前日は意識的に朝早く起きて夜に寝付きやすいよう生活リズムを戻しておきましょう。また、どうしても寝付けない場合もそれほど心配はありません。目を閉じて呼吸に集中し(マインドフルネス)、横になっているだけでも睡眠効果が得られることが確認されています。眠れないからといって下手に夜遅くまで勉強したりせず、じっと頭と体を休めて本番に挑んでください。
- Q Q. 入試日の昼食は何を食べたらいいとかありますか?
- A A. 特に何を食べた方がいいというものはありませんが、昼食の食べ過ぎには注意しましょう。エネルギーとしてはブドウ糖があれば十分ですので、変に大盛りのお弁当や縁起をかついでカツ丼など食べたりしないように気を付けてください。そうでなくとも午後2時辺りは眠気が襲ってくる時間帯です。慣れないカフェイン飲料などを飲む必要はありませんが、昼食はカロリーメイトやウィダーインゼリー、チョコレート程度で空腹を満たせば十分です。
- Q Q. 入試当日の勉強は何をすればいいですか?
- A A. 英語の試験前はハイスピードで英語の多読を行って「英語脳」にギアチェンジしておくことをおすすめします。国語や選択科目の試験前は最後の最後までインプット作業をしておくのも一手ですが、すでにインプット精度が十分な場合は、パワーポーズ(胸を張り背筋を伸ばした、堂々とした姿勢)を取って深呼吸しながら試験開始を待つのもアリです。
- Q Q. 私大一般入試でも見直しは必要ですか?
- A A. 私大一般入試試験でも安定した高得点のためにできれば見直しをやっておきたいです。入試本番では誰もが緊張もしますが、その代わり普段以上の集中力も発揮できます。その結果、本番で最も良い点数が取れるということはザラにあるのですが、ひとつだけ明確に意識しておかないといけないのが見直しの作法についてです。まず、制限時間60分のテストであればできるだけ50分以内で解き終わるペースで過去問対策をしましょう。最低10分、できれば15分の余裕があればベストです。詳細は配布済みの「見直しの作法」を参照してもらうとして、ここで再度確認しておきたいのは「根拠なく答えを変えない」というルールです。根拠がない場合は絶対に答えを変えてはいけません。変えなかった答えが間違っていたところで大したダメージでもありませんが、一度でも根拠なく答えを変え始めてしまうと全体が崩壊する恐れがあります。
- Q Q. 最初の科目で大失敗してしまいました。もう帰りたいのですが、帰っていいですか?
- A A. 帰ってはいけません。かつて早稲田大学教育学部で一番最初の英語試験が異様に難化し、受験生の平均得点率が30%という年度がありました。ただ試験終了直後は誰もそんなことはわからず、ただただ難しすぎる英語に絶望して、以降の科目を放棄してしまった受験生が続出しました。しかし、実際は稀に見るレベルの難化で英語で差がつかず、そこで気持ちを切り替えて国語と選択科目に集中できた受験生が合格しました。ここから得られる教訓として、やはり終わった科目の点数は気にしないように努めてください。気になる気持ちはわかりますが、正解が発表されているわけでもなく実際の点数がわからない以上は気にしても仕方ありません。できなかったと思っていた科目が意外と(相対的に)高得点だったということもよくあります。フタを開けてみるまで誰にも分かりません。とにかく目の前の一つひとつの科目に全力を尽くすことだけ考えてください。
- Q Q. 大学に受かりたすぎてめちゃくちゃ緊張しています。どうしたらいいですか?
- A A. まず、冷たいように聞こえるかもしれませんが、本番だからといって実力以上のものは出ません。もちろん本番ですので普段より集中力は増しますが、普段の実力以上のものが出るわけではありません。考え方としては、勉強した分だけ点数にできれば十分なのです。自分がしてもいない勉強分まで得点しようとすると変に緊張してしまいます。本番とはいえ特別なことをするわけではなく、いつも通りのことを少し集中力を高めて行うだけと考えてみてください。
- Q Q. 合格発表の日が他の大学の入試日なのですが、合否は確認した方がいいですか?
- A A. しない方がよいです。試験途中に合否確認をして合格していればいいですが、不合格だった場合のダメージが大きく、その後の科目に影響を与えかねません。その日の試験終了後、速やかに結果を確認しましょう。ただし、すでに合格している他の大学・学部の入学金締切日と重なっている場合は親御様に確認を頼んでおきましょう。
- Q Q. 共通テストがダメすぎて私大一般入試でもうまくいくイメージが持てません...。
- A A. 共通テストと私大一般入試はまったく別物です。これは気休めではなく、出題傾向・問題分量・制限時間・難易度設定などあらゆる点で無関係と言ってもいいほどです。本当にいっさい気にする必要はありませんが、どうしても気になるという方は以下の動画に目を通してみてください。
✓【落ち込んでる暇はない】共通テストの結果は、私大受験に関係ない!!
https://youtu.be/RTxa8g-IypY?si=DZRYfd8eXddjb9Iv
- Q Q. 英語演習でいざ問題を解き始めるとつい考え込んでしまう時があります。どうすればいいでしょうか?
- A A. よくアドバイスとしてお伝えしているのは、演習の際に、問題を開いた最初のページの余白に「勇気を持って飛ばす!」など簡単に書いて解き始める前にリマインドすることです。意志に頼らず目に見えてリマインドができますし、スタートの合図ですぐに解き始めるのではなく、一呼吸置くことで余裕を持たせることにもつながるのではないでしょうか。
- Q Q. 英語長文を全部読んでいると時間が足りないので、飛ばし飛ばしで読んだり、設問の該当箇所だけ読むのはありですか?
- A A. 結論から言うと、試験や設問の種類によってはアリです。必要な情報を文章全体からスキャンして探しだすことをスキャニングと言いますが、これはシンプルな設問("What happened in 2000?"や"What is 〇〇?"など)が比較的多い、かつ、長文の難易度がそこまで高くないセンター試験や共通テスト、英検であれば時短になり有効活用できます。ただし、私大の長文は抽象的な表現が多く読解力が必要なため、基本的にはスキャニングではなく全文を読む必要があります。また、スキャニングは英語力以外に情報処理能力の高さ(≒Q&AでAが出るまでが速い、普段からRテストを解くのが速い)が必要ですので、向き不向きがあることも知っておきましょう。
- Q Q. 最近過去問を解くようになって英語の見直しをしたいんですけど、僕の場合、見直しても結局同じことを考えるだけになってしまいあまり意味を感じません。どうしたらいいですか?
- A A. いいチャレンジですね。あらためて「見直し」について詳細にアドバイスしておきますとポイントは3点あります。ぜひ次回から実践してみてください。
① 見直しとは全ての問題をもう一度解き直すことではない。
全ての問題をもう一度解き直す時間はありません。そこで、最初に解いている際に危険を察知した問題に△でも○でも結構ですのでチェックを入れておきます。いったん飛ばしておいて「あとで見直す!」マークなのですが、ここで必要なのが「飛ばす」勇気です。どの問題を飛ばすべきかは経験を重ねて感覚的に掴むしかありませんが、目安としてはひとつの問題に1分以上考え込むことはほとんどないと考えてください。
② 見直しとは改めて一から考え直す作業ではない。
うまく飛ばして解ける人は制限時間10-15分前に解き終えることを目標とします。その後、チェックした問題に戻ってきた際にすべきことは、最初に解いたときに「見逃した情報はないか確認すること」です。問題に熱中する余り冷静さを失って情報を見落としていることは多々あります。テスト後に「あ、冷静に見直したら全然余裕じゃん...」となるケースはよくありますよね。なので、見直し作業では情報の見落としを重点的に再チェックしましょう。そこで新しい情報を読み取ることができ、明確な根拠を示せる場合のみ答えを変更します。
③ 根拠なく(新情報なく)答えを変えてはいけない。
見直し作業で新情報が見つからない場合は最初に解いた際の感覚を信じましょう。むやみやたらに答えを変えてしまってはいけません。一問でも根拠なく答えを変えてしまうと、他の問題も不安になってきて大崩れする可能性が高くなります。原理原則を大事にしましょう。根拠がないなら変えない。それが不正解でも実力不足、仕方ないと開き直ることが、結果的に得点の最大化につながります。
以上、3点を意識して「飛ばし」「見直し」作業をしてみてください。時間切れの心配は小さくなり、ケアレスミスも驚くほど減ります。
- Q Q. こないだ私大の英語過去問を解いていたら論述問題が出てきて、時間がなくなりそうだったので全部飛ばしました。このやり方ってアリですか?
- A A. ナシです。論述問題は受験生が思っている以上に配点が大きいことが多く、たとえば配点が公表されている中央大学では簡単な和訳や英訳でも10点が配点されています。これを完全スルーするのはリスクが大きいため、「わからなくても必ず何か書く」「最悪でも部分点を狙う」という戦略を強く推奨します。
- Q Q. 時間ギリギリになってしまい見直しの時間があまりとれませんでした。書くのが遅いのでしょうか。
- A A. 書くスピードは人それぞれ違っていますし、実際の入試ではそこまで記述は多くありませんので大きな問題ではありません。普段のRテストや総復習を振り返ったときに、まずは2つ確認してみてください。
① 解答できないといけない単語を思い出すことに時間がかかっていないか?
②「思い出せそう…!」と一つの問題に時間をかけすぎていないか?
①については、普段の勉強の中で触れる回数や反復回数を増やしていきましょう。②については、選択科目に限らず英語や国語の演習でも出てきてしまうと時間が足りなくなるので「飛ばす勇気」をもっていきましょう!
- Q Q.ケアレスミスが多くて、本当だったら490点取れたのに、、と後悔しています。どうしたらミスを減らすことができますか?
- A A. 2つあります!まずミスは当日も起こるものとして計算をした方が心理的負担も大きくなく無難です。だからミスを含めて実力と考えて、ミスをしたうえでどこまで点数を伸ばせるのかといった視点で考えてみましょう。
もう一つは必ず見直しの時間をとることを前提にしましょう。飛ばす勇気を使ってとにかく10分程度の時間が取れるようにトレーニングしてください。見直しの時間を確保することでミスを最小限にすることができます。
- Q Q. どこまで対策しても「漢字のミス」や「わかっているところのミス」が発生してしまっています。どうしたらいいですか?
- A A. 問題意識を持てていてすばらしいですね! 二つ考え方があります。
① 全部ミスを消すのは無理であると割り切る
ミスをゼロにすることはできないと割り切るのは一手です。どんなに注意してもヒューマンエラーは発生します。なので、ミスが起こることを考慮したうえで点数を取ることが重要です。
② 必ず見直しの時間を取る
それでも限界までミスを減らしたい場合、必ず見直す時間を取ることが重要です。どの科目のどんな形式のテストでも、とにかくテストと名の付くものは全て、できるだけすばやく終わらせて見直しの時間を確保することを意識しましょう。そうすることで得点を最大化できます。


