• 科目別対策

    国語、英語、数学などの個別の対策ににまつわる質問集になります。

    Q Q. なんとなく英文は読めるんですけど、文法も説明できないとダメですか?
    A A. 目指す場所によります。早慶レベルを目指す場合はほぼ全員が「なんとなく英文は読める」レベルから受験勉強をスタートしていますので、それだけではアドバンテージになりません。したがって、語彙強化、文法理解、英文読込トレーニングを積み重ねてライバルに差を付けていくという思考が必要です。他方、そこまで上は目指していないという場合は「なんとなく読める」ことは大きなアドバンテージになりえますので、どうしても文法が苦手という場合はフィーリングの方を大事にするという方針もアリです。ただし、その場合でも四基礎文法は必要です。
    Q Q. 並び替えが苦手で不安です。どうすればいいでしょう。
    A A. まずお伝えしておきたいのは、最初はできなくて当たり前です。安心してください。必要なマイン
    ドセットとしては、できない問題について以下の分類を習慣にしておきましょう。

    ① 正解できた問題
    ② 何度かやっているが当てられない問題
    ③ 完全初見の文法問題

    このうち、②のみ注意を払う必要がありますが、①⇒もともとできているので気にする必要なし、③⇒このような初見問題をなくす期間として 8 月までインプット重視期間を用意しているので、逆にどんどん間違えていることは自分の穴を見つけられたラッキーなタイミングとして前向きにとらえる習慣を作りましょう。そして、「次は絶対に間違えない!」を徹底してみてください。どこかのタイミングで必ずブレイクスルーします。一方で、②のように、何度か見た問題に反応できていないのはやり方に工夫がいります。どの部分に反応すべきなのかをしっかりと言語化し、ルーズリーフを使った「小さな反復」など同じミスをしないための取り組みを SS とも相談しながら作っていきましょう。
    Q Q. 整序はどのように復習すればいいですか?
    A A. 総復習テストをしっかり意識できていますね。整序は課題冊子を解き進めていき、根拠を持って答えられないものについては印をつけておきましょう。印をつけた問題は、授業で整序を解説する際に使った解き方の手順がまとまっているプリントで、再度手順を確認し暗記事項は頭に入れておきましょう。その上で印をつけた問題はもう一度解き直して根拠が言えるか確認していきましょう。解き方の手順を丸暗記する方法も有効ですので、時間があれば挑戦してみてください。
    Q Q. 整序の正答率が上がりません。どうしたらいいですか?
    A A. 整序が解けるようになる一番のポイントは「なぜそうなるか」がわかることです。「なぜそうなるか」の説明は授業で一度しただけですので、最初から全部完璧にわかる人は多分いません。learningBox の動画や授業で配ったプリントを利用して復習し、その文がなぜその並びになるかを理解することが大事です。わからないところはいつでも解説しますので、気軽に聞いてくださいね!
    Q Q. 穴埋め問題が苦手です。どうしたらできるようになりますか?
    A A. ポイントは 2 つあります。一つ目は読み込みの回数です。何度も読み込みを行うと英文ごと頭に入ってくるのでおのずと単語が書けるようになります。二つ目は文章ごとに「結局何が言いたかったか?」を考えてみることです。たとえば遺伝子の話、サッカーの起源の話、紫色の話とキーワードからどんな話だったかを思い出してみる練習をしてみてください。ずっと前から訳と読み込みをしているとただ英語を日本語に訳す作業になってしまいがちではないですか? 要約できるレベルで文章としてしっかり理解しながら読むと、一文の抜粋から内容を思い出しやすくなり正答率も上がるのでぜひ試してみてください!
    Q Q. 整序問題の復習をやっているんですが、ほぼ全問題覚えてしまっているような状態になってしまい ました。実践力がこれで付いているのか不安です。
    A A. 本番を意識して素晴らしいですね。そんな時は2点確認しておきたいです。

    ① 自身の答えに S,V,O,C を付記することができるか
    ② 授業で SS(先生)が行っていた通りに解説できるか

    これがこなせるなら、文法を理解した上で英文を暗記できているので大丈夫です。逆に、できていない
    場合は上記 2 点ができるようになることを意識してみてください。
    Q Q. 前置詞がなかなか覚えられません。
    A A. 前置詞についでですが、前置詞だけで覚えようとしていませんか?前置詞単体ではなく、まずは、下線部が引かれている熟語や句を前後の単語と一緒にそのまま丸々覚えるイメージで勉強してみてください。ここを押さえられたら次は、構造解説を参考に前置詞の訳や意味を覚えていきましょう。この際に以前お配りしている前置詞冊子を使っていくとよりイメージが掴みやすくなります。あとは前置詞の意味や訳も意識しながら日々の読み込みを行っていきましょう。ちなみに、前置詞の処理は英語学習中級者がぶつかる壁なので、成長している証拠でもあります!
    Q Q. 英単語の R テストで、合格することはできるようになったが、簡単なものを短期的に覚えてるだけ になってしまっているような気がします。
    A A. それで大丈夫です! 英単語の R テスト自体は 2 周 3 周 4 周とやっていくことになります。そのため、1 回目は簡単なものを中心に覚えているのかもしれませんが、回数を重ねるうちに覚えられるものも増えていきます。R テストの R は Regular・Random・Remind の R です。目の前のテストにしっかり集中してやっていきましょう!
    Q Q. 暗記に苦手意識があり昨年度社会暗記から逃げてしまいました。今年もそうなりそうで不安です。
    A A. 社会は時間をかければ誰でもできるようになります。とはいえ、これまでできなかった生徒がいたことも事実です。その共通点は「その科目に全く興味がないこと」でした。全く興味がないものを覚えるのは難しいです。苦手と自覚している方はとにかく楽しむことを最優先に、参考書やマンガ、YouTube など使えそうなものは全部使ってください。そのうえで、覚えるスピードは人によって違いますが、まずは自分の中でMAXまで時間をかけて試行錯誤してみましょう。最初に全力を注ぎこんで、後から勉強時間を調整していくのが賢明です。やり方は、赤シートで隠してとにかく反復しましょう。声に出して覚えるのも効果があるので自宅などでやってみてくださいね。選択科目は 1 周目に全力を注ぐのが鉄則です。そうすることで 2 周目以降が楽になります。100 点目指して詰め込みましょう。
    Q Q. 去年選択科目がなかなか上がらず苦戦しました。1 問 1 答中心で進めてきたのですが、教科書もや るべきですか?
    A A. 選択科目は教科書が最重要です。1 問 1 答のみですと用語は覚えられていても流れが掴めず、問題を解く際、たとえば正誤問題、論述問題などで対応が難しい場面が多数出てきます。オリエンテーションで説明した通りのやり方でまずは時間をかけてやってみてください。選択科目はコツを掴めば誰でも得意科目にできます。焦らず時間をかけてじっくり進めていきましょう!
    Q Q. 自学教材で『1問1答』を進めていると教科書に載っていない用語も出てきます。これは自分で教 科書に書き込んでもいいですか?
    A A. どんどん書き込んでOKです。教科書のどこに書き込むか探すことも含めて、自分で書き込むのは良い勉強になります。『1問1答』にかぎらず資料集、用語集から追加で書き込んでおきたい知識があれば書き込んでいきましょう。ただし、用語集の頻度がゼロのものはやめておいてください。

    ・参考までに今回も勉強系youtuberのあべしゅんこ氏の動画を紹介しておきます。
    【受験】日本史世界史の勉強法と教科書の使い方
    https://www.youtube.com/watch?v=uUS5VvvI42o
    【日本史世界史】山川の教科書の進め方&読み方。効率よく覚えるコツとNG勉強法も話します。
    https://www.youtube.com/watch?v=mVLI5iGZQYk
    Q Q. 世界史の教科書暗記に苦労しています。やはり何回も反復するしかないですよね...。
    A A. 反復も大事なのですが、もっと大事なのが「世界史を楽しむこと」です。とにかく教科書を覚えればいいんでしょ、という方はそれが一番の近道だと思っているのですが、教科書にはあらすじしか書いておらず、エピソードや寄り道が全然ありません。実は、人はこのような無味乾燥な情報を覚えるのがとても苦手です。たとえば、「280年、西晋は三国時代を統一した。」というシンプルな情報をずっと覚えておくのは大変です。しかし、「三国志最強の英雄といえば乱世の姦雄と評された魏の曹操、曹操の軍師は諸葛亮公明のライバル司馬懿仲達、その司馬懿の孫の司馬炎が魏を乗っ取って西晋を立てたのだから、三国時代を統一したのはもちろん西晋!」というように、一見ムダな知識と合わせて覚えることで非常に印象に残りやすくなります。世界史や日本史の暗記は「急がば回れ」の精神が大事なのです。しっかり覚えたいからこそ、『ムビスタ』や『実況中継』や資料集、用語集、ときにはYouTubeなどの動画も使って、ぜひ回り道を楽しんでみてください!
    Q Q. 教科書を赤シートで隠しながら読んでいるときはできるのに、Rテストになると全然解けません。
    A A. つ対策があります。ひとつは、教科書である程度覚えたと思ったら『問題集冊子』でアウトプットを挟みましょう。教科書と『問題集冊子』を交互に使用しながら完璧にしていくイメージです。それでも解決しない場合は、これまた「急がば回れ」の精神が必要になるのですが、「小さな反復」のイメージでルーズリーフに自分で自作の問題&解答を作ってみてください。たとえば「ニケーア公会議」という用語に対して、教科書の記述を参考に「325年、コンスタンティヌス帝が開催した、アタナシウス派を正統としアリウス派を異端とした公会議は?」というように、問題を自作します。これは暗記が得意な人が自然とやっていることなので、時間はかかりますが抜群に効きます。ポイントは必ず「問い(?)の形にすること」です。
    Q Q. 熟語が覚えづらいです。どうすればよいですか?
    A A. 熟語って大変ですよね。対処法は「時間をかけるべき熟語」と「特に気にしなくていい熟語」を分類することです。たとえば、「on second thought:考え直してみると」などは、そのまま訳しても「2 回目の考えで」ということですから比較的意味の記憶がしやすく、「特に気にしなくていい熟語」に分類されます。一方、「see to...:...に対し適切な処置をする」などは意味を結び付けることが難しいですね。このような熟語は「時間をかけるべき熟語」に分類されます。こちらの熟語には横にペンやマーカーで印を付けておき、選択科目の暗記をする要領で何度も復習しましょう。
    Q Q. 社会の教科書読みをやっていると細部までこだわってしまってすごく時間がかかるのですが何かア ドバイスはありますか?
    A A. 受験勉強としての社会と、教養としての社会を別物として考えてみるのはいかがでしょうか? 教養として社会を勉強するなら、一つひとつの言葉の意味を深く考えつつ、理解していない部分がゼロになるまで知識を体系化していく方が良いと思います。しかし受験では一つでも多くの問いに答えられることがゴールです。最悪、理解できていなくても問題の答えがわかれば得点になります。最初からすべてを理解しようと躍起になるのではなく、しっかり受験を想定した自問自答ができているかどうかを基準として勉強してみてください。
    Q Q. 日本史のテストで漢字ミスをしてしまうのですが、どうすればいいですか?
    A A. 書いて確認しましょう。書くことは時間がかかるため非効率ではありますが、日本史や政経、世界史の中国史など、漢字で問われる部分は一度書いて確認することが効果的です。ただし、毎回書いて確認する、覚えられない単語を10回書いて頭に入れようとする等は、暗記にとって重要な反復回数を下げることにつながり非効率なのであまり推奨できません。
    Q Q. 年号を覚えるのが苦手です。どうしたらいいですか?
    A A. 教科書には黄色マーカーで線を引いているので、まずは教科書を読むたびに「絵面」で数字を覚えるというイメージで進めてみてください。これに関しては最初は「そんなん無理でしょ...」と思っていても、繰り返しやってみたら意外といけたという生徒が多いです。次にやってみてほしいのは、「出てくるたびに確認作業」です。たとえば問題文中に三世一身の法が出てきたら「723年」、安史の乱が出てきたら「755年~」ササン朝「224-651」というように、問題で求められていなくても出てきたら年号を答えることを習慣にしておきます。こうすることで、よく見かける歴史用語と年号は反復回数が増えて自然と暗記できます。「でも、だったら問題文中とかに出てこない用語の年号はどうするんですか?」というツッコミに対しては、「出てこないものは覚えなくてOK」という回答になります。
    Q Q. 歴史科目の勉強で、用語を教科書の位置だけで覚えてしまいます。選択科目の自問自答のやり方に ついて確認したいです。
    A A. 教科書の位置だけ覚えてしまう場合は、その語句を説明できるかどうか確認してみましょう。「いつ(年号)」「どこで(地図)」「誰が」「何を」したか、がポイントです。教科書の波線がマーカー部の語句を導くヒントになりますので活用してください。選択科目は授業を実施した日から覚えていけば暗記時間に余裕ができます。効率も大事ですが、「最初は量で押す」という考え方が健康的です。
    Q Q. 自分の志望校は文法問題が結構出るのですが、『UPGRADE』の勉強のイメージがつかめていない のでアドバイスをください。
    A A.『UPGRADE』などの英文法書の勉強の基本は「①なぜその答えになるか?を説明する」「②訳せるかどうか確認」の2点です。特に①に関しては、答え以外の選択肢も消去法で消せる、説明できる状態を意識すると英文法の知識が固まりやすく、問題や選択肢が変わっても回答できるようになります。
    Q Q. 英語の前置詞に苦手意識があるので意味を覚えていきたいのですが、オススメの参考書はあります か?
    A A. いきなり前置詞の全ての意味を把握しようとすることは現実的ではありません。まずは関正生氏の『前置詞キャラ図鑑』(EDIT STUDY生は前置詞イメージ冊子)などの大枠なイメージの知識漏れはないか確認してみましょう。抜けがあればインプット、なければ並び替え問題を含め速読英単語必修編で出てきた訳やイメージに自信がない前置詞を自分でリストアップして注意事項や意味を辞書で調べつつ確認していくことが効果的です。