町田校【合格進行記】第十三回 ~手遅れか否か~

時の流れは早いもので、今年も残すところあと1カ月となりました。

センター試験まではあと1カ月と半月ほどです。

先日少し触れましたが、町田校では授業がない日に演習をやっている生徒がいます。
彼ら以外にも、個別に過去問演習を行う生徒も増えてきました。

その一方で、この時期になって
「今まであまり必死に勉強してこなかったから、厳しい…」と突然、弱気になる生徒や、「だめだ・・・」と、今にも心が折れそうになっている生徒がいます。

たしかに現状のままだと厳しいかもしれません。

でも、まだ終わったわけではない、と一念発起して、残りの受験シーズンを120%で頑張ったら、結果は変わるかもしれません。

そう信じて、まず現状を変え、続けることが大切だと思います。

例えば、

今まで勉強時間3時間/日 → 今週以降休みなしで10時間/日

これを本番試験日まで「ずっと」続ける、とかそれぐらいの勢いと努力が必要です。

つい先日、10月に受けた模試の結果を持って、報告・相談にきた現役生との一場面

某くん)「先生、この成績なんで、合格はなかなか厳しいですかね?」

辻)「なかなかばっさり斬られたね!たしかにこのままの成績だと合格できるところは少なそう。志望校は法政だっけ?」

某くん)「はい、E判定しかないし、今まであまり必死にやっていなかったし、ダメかなと思いまして」

辻)「率直に言うと、このままだとかなり厳しいだろうね。でも、必死にやる現役生は最後まで伸びるよ」

某くん)「志望校に行けますか?」

辻)「行けるか確定はできないけど、可能性はあるよ。ポイントは諦めず、最後までやり抜くこと。今日から試験日まで、他の誰よりも勉強をした、という自信を持つこと」

某くん)「今まで、勉強やってこなかったので、自信ないんです」

辻)「だから、ひとまず『今日から試験日まで』誰にも負けないくらい勉強するしかないと思うよ。英語は単語を一つでも多く覚えて、社会も用語や流れをしっかりおさえる。苦しくても地道に続ける以外にないんだよね」

某くん)「そうですね。塾に通っているだけで、安心してしまっていました…」

辻)「普段からレギュラーテストを合格するように、合格できないとしても少しでも合格点に近づけるようにうるさく言っていたよね?笑」

某くん)「はい、今になって、それが効いてきました!汗」

辻)「かなりの時差攻撃だね。わからない単語をなくす、文法事項をおさえる、とか本番に向けて、やるべきことはいくらでもあるよ!悔やんでいる時間があるなら、その分勉強に打ち込もう。「良い大学」への進学を考えるなら、それ以外解決の道はない!まずは残っているレギュラーテストを落とさないように取り組もう!」

某くん)「わかりました。今までやってこなかった分を取り返してみようと思います!」

単純なことですが、「誰にも負けない量をこなした」という感覚があれば、自信もつきます。実際に成績も伸びます。
他の人から見て、「あの人は勉強している」ということになれば、なおさらです。

今までのことを悔いても時間は返ってこないので、今この瞬間からの行動を変えれば、未来が変わる、そう信じて取り組むことが大事です。

大事な点を4点挙げておきます。

1. 本人が諦めないこと (諦めたら、そこで試合終了です)
2. 我々が諦めないこと (仮に本人が諦めてしまっても、諦めません)
3. 続けること     (古い!と言われるかもしれませんが、「継続は力なり」)
4. 体調を万全にすること(最大限のパフォーマンスをするため)

寒さも増して、体調も崩しやすい頃です。受験には、気合と体力も重要な要素です。
『身体が資本』ということも忘れず、そして自身に甘えず、最後まで諦めずに頑張って行きましょう!

やや精神論寄りにはなっていますが、今までやることをやってきた人は本番での精神は大事です。
これまでやってこなかった人は、これから「継続する」精神が必要です。

人生にそう多くない、自己鍛錬の場となりますので、自分のためを思って、やっていきましょう。