町田校【合格進行記】第十一回 ~ここから始動~

久しぶりの更新となりました。
(決してさぼっていたわけではありません!!)
本番シーズンまで3カ月とちょっととなりました。
現役生は「これから」という子もいると思いますが、遅ればせながらこの時期にエンジンをかけはじめたばかりの生徒との会話を紹介します。

毎回の授業で実施されるテストの結果が思わしくなく、授業後にその生徒へ声をかけた一場面。

辻「毎回のレギュラーテストで徐々に点数は上がってきているけど、まだあまり合格できていないね。どんな風に勉強しているの?」

某くん「社会は毎回4時間~6時間くらいかけて範囲を3周しているんですが、覚えられないんです。」

辻「それはなかなか時間がかかっているね。現役生は時間が限られているから、2時間なら2時間といったようにある程度、時間を区切って集中して覚えないと。点数から見ても、英語に手が回っていない状態だよね?」

某くん「はい。社会に時間がとられた上に覚えられず、英語は全く手をつけていない、ということが結構あります」

辻「やっぱりそうか~。英語は大前提として、毎日実施することだね!仕込をきっちり行った上で、読込をする。毎回、新しくやった範囲をその都度きっちり仕込んでおけば、仕込時間はそんなにかからないはずだよね。それから、1課から履修範囲全部の読込を行っても、まだ1時間くらいしかかからないはず。」

某くん「毎日やるものですか?」

辻「毎日やるものです。最初にも話しているけど、英語は簡単には伸びないけど、大学受験では必須だし、配点も高いところが多いからね。」

某くん「社会が覚えられないのはどうしたらよいですか?」

辻「さっきの話だと、4時間以上やっているけど、4時間以上かけている割には解答できている数が少ないと思うんだよね。教科書をだらだら読むだけで時間が過ぎていないかな?」

某くん「教科書を読んでいると、結構時間経っていますね」

辻「そうだよね。でも読んでいるだけで覚えられたら、天才だと思うよ。だから、読みながらマーカで塗る作業をしたり、読み進めていく中で『これ何だっけ?何をした人だっけ?』っていう感じで自問自答していかないと。思い出す回数が多ければ、多いほど定着すると思うよ。現状だと読んで、用語を見てはいるけど、思い出す作業=アウトプットにはなっていないよね」

某くん「なるほど。だからテストの時に思い出せないんですかね」

辻「おそらくそうだと思う。見たことあるけど何だっけ、で終わっちゃう。」

某くん「そうなんですよね。漢字も最初か最後の1字は浮かぶんですけど、ほかが出てこないんです」

辻「書いて覚える人もいるから、書いてみたら?全部を書くと時間がかかるからおすすめできないけど。自問自答しながら、漢字が怪しいところ、なかなか覚えられないところは書き出して、覚えるというのもアリかな」

某くん「今まで全然書いていなかったので、ちょっと書いてやってみます」

辻「そうしてみて。じゃあまた行き詰ったら、相談して!」

なかなかテストで点数を取れないと悩んでいた某くんが次回のテストでどれくらい点数をとってくるのか、楽しみです。

何となくわかってはいるけど、実際どうやったら良いかわからない生徒もいると思います。
やり方は人それぞれではありますが、覚えられない人は騙されたと思って、一度徹底的にやってみることをお勧めします。

本当に『逆転合格』をするつもりであれば、残りの期間を本気で勉強しないと思った結果は出せませんので、頑張って行きましょう。