学習院大学経済学部の国語過去問分析【GMARCH】

こんにちは、GMARCH【過去問分析コラム担当】の岩澤です。
本日は学習院大学経済学部の国語過去問分析を見ていきましょう。

 

構成

大問3(国語常識1題・現代文1題・古文1)

 

時間配分                

国語常識:5分・現代文:30分・古文:20分  試験時間:60

 

解法

入試問題の特徴とポイント

2019年度の大問ごとの配点は【1】国語常識:20点・【2】現代文:60点・【3】古文:40点であった。現代文は評論からの出題が多い。文章内容は社会、言語などバラエティに富んでいる。2019年度に出題された内容は「ナショナルな境界線はいかなる規範的意義を有するのか」という、現代社会の問題性に焦点をあてた題材が出題された。文体としてはそこまで校はというわけではないので読みやすい。古文はここ2年は「おくの細道」や「沙石集」など有名作品から出題される。問題レベルとしては標準的であるので古文でしっかり得点を稼いでおきたい。漢字の書き取り、読み取り問題は新聞記事などでよく目にする漢字が出題されている。日頃から新聞に目を通しておくことは非常に有利に働く。

 

設問形式の特徴とポイント

現代文では、内容説明や内容真偽など文章理解に関わる設問形式が中心である。これらの問題はしっかりとした文脈把握能力が必要とされる。。また内容説明の字数制限付きの抜き出し問題は独特の問題といえる。過去問演習などを通じて問題形式に慣れていきたい。古文は単純に語彙の書き取りや意味を問われるものから口語訳、内容理解など文章全体に関する設問など総合的な問題形式が出題されている。古文読解の基本となるのは文法と単語である。これらは早いうちに仕上げ、読解演習を重ね古文を得点源にしておきたい。漢字問題に関しては、問題数10問に斑点が20点与えられているため、決しておろそかにはできない。普段どれだけ漢字に触れているかが試されている。

 

解答形式の特徴

マークシート法による選択式と記述式の併用