古文助動詞表の罪

よく古文の参考書などのまえがきに、

「古文が苦手な生徒の実に9割が助動詞の暗記でつまずいているのだ!」

というようなことが書かれていますが、本当でしょうか。
仮に本当だとしたらそれは勉強の仕方が変だとしか言えません。

みなさんが必死に覚えている助動詞表。
必ず古文参考書の巻末に掲載されているアレですが、結論から言うとアレを覚えても特に意味はありません。しかも覚えること自体がものすごく大変という、考え得る最悪の勉強法です。私も中2の定期テストで全暗記させられましたが、すぐに忘れました。助動詞表丸暗記には「何のために?」が見えにくいのです。

それでは助動詞を覚えなくていいのかといえばそうではなくて、覚え方に少し工夫をしましょう。助動詞で覚えなければならない事項は「意味」「接続」「活用型」の3つですから、それを覚えればいいだけなのです。助動詞表は結果として埋まるようになりますが、あくまで結果であって目的ではありません。ここのところ、よろしくお願いします。

具体的な暗記法としてはそれぞれの助動詞に対して、

  • 問1. 意味は何か?
  • 問2. 接続は何形か?
  • 問3. 活用型は何か?

という3つの問いを設定していくのです。
たとえば「べし」はどうか、「けむ」はどうか、「けり」はどうか、という風にひとつひとつ潰していきます。意味は最初から細かく覚えようとしないで大枠だけで大丈夫です。覚えるべき助動詞自体は20個程度ですので真剣に取り組めば1~2時間で暗記完了すると思います。優秀な日本の学生たちがこんな簡単なところでつまずくなんてことは通常考えられませんので、諸悪の根源は助動詞表、そしてその丸暗記を強要する古文教師ということになりそうです。そもそも古文が好きで古文ばかり勉強してきた教師はそれでいいのかもしれませんが、学生は古文だけを勉強するわけではないのです。

全ての助動詞に関して瞬間的に上記の問いに答えられるようになれば仕込みは完了で、このように勉強した人は即座に品詞分解に入れます。繰り返しますが、助動詞表を丸暗記してしまった人は品詞分解の段階に入ると高確率でつまずきます。

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