<2020年8月更新>【学習院・成蹊大学】2021年度入試変更点

今回はGMARCHの一角である学習院大学とGMARCHに迫る勢いで人気・実力ともにあがっている成蹊大学の2021年度の新入試に関して見ていきたいと思います。それぞれの大学で昨年からの変更点と一般選抜入試の入試方式ごとの内容を軸に見ていきましょう。

 

学習院大学

 

一言でいうと?

 

学習院大学の2021年度新入試は「受験機会の拡大」という観点でチャンス拡大になります。具体的にいうと昨年度までなかった共通テスト利用入試(旧センター利用入試)を導入し、基本的なコア試験やプラス試験は昨年度までを踏襲するので単純に受験機会は純増します。

 

 

※国際社会科学部のプラス試験はコロナウィルス拡大の影響を受け2021年度は実施しません。

ではそれぞれの入試方式を詳しく見ていきましょう。

 

①コア試験

 

コア試験とは学習院大学の一般選抜のメインの試験になります。各学部・学科ごとに独自の試験問題を作成するので基本的には一般的な過去問対策がメインになります。続いて学部ごとの試験科目・配点を載せておきます。

法学部

 

 

経済学部

 

 

文学部

 

 

国際社会科学部

 

 

②プラス試験

 

学習院大学のプラス試験は試験日選択の幅が広げられる利点はあります。また英語資格・検定試験の成績が活かせるのも特徴です。

※経済学部以外は私大文系専願者の受けられる3科目受験ではなく、数学や理科の科目が必要なため割愛します。

 

経済学部

 

③共通テスト利用入学者選抜(新設)

 

共通テスト利用は基本的に共通テストのスコアのみで判定をします。2021年度の新入試からの採用なので各学部ごとのボーダーや最低点などの参考値になるものがないため、基準が分からないという点はあります。もちろん受験回数を増やすことが出来、チャンス拡大するという点はおおいにあります。

※経済学部・国際社会科学部は私大文系専願者の受けられる3科目受験ではなく、数学や理科の科目が必要な4科目型や6科目型のため割愛します。

 

法学部

 

 

文学部

 

 

 

成蹊大学

 

続いて成蹊大学です。成蹊大学のHP上で入試要項は未掲載なものの、現時点で「一般選抜における教科・科目は現行通りとする」としているため、2020年度に改組された経済学部の入試問題以外は大きな変更はない可能性が高いです。下記に現時点で分かっている2021年度新入試の成蹊大学文系学部の一般選抜試験の概要を抜粋しておきます。基本的に大幅な変更はありませんが、一部の学部・入試方式で変更がありますので、まずは変更点を確認しておきましょう。

※今回の記事は8/4時点の成蹊大学のHPに入試要項などが未掲載の状態で発表されている内容をもとに作成しています。

 

変更のある学部・入試方式

 

✓学部:経済学部(2020年度に改組)

✓科目:外国語・国語の新科目(外国語と国語両方の範囲からの出題)

✓配点:外国語:国語=1:1

✓出題方式:マークセンス方式と記述両方

 

成蹊大学の経済学部は元々2020年度に改組された学部であり、学部方針がグローバル化社会で活躍できる人材の育成に主眼を置いているため新入試でこうした変更が入る予定です。この「外国語・国語」の科目に関しては、同時に英語と日本語の問題を読み解き、設問に答える力が求められます。ただし従来の成蹊大学経済学部の入試問題からかけ離れた内容にはしないとされています。つまり成蹊大学に合格するだけの英文を読んで理解する力や国語の基本的な読解力、いわゆるきちんとした基礎力があれば対応しきれるとも言えます。続いて他の大幅な変更のない学部の入試方式等も確認していきましょう。

 

入試方式

 

 

試験科目・配点

 

一般選抜における教科・科目は大きな変更はないので2020年度入試要項を見て参考にしてください。先ほど詳細を確認した経済学部のA方式のみ「外国語」と「国語」→「外国語・国語」で一体的に出題されます。成蹊大学の現在発表されている内容でいけば、「現行通り」と言っているので一般選抜の教科・科目や配点、募集人員などは2020年度の入試要項を参考に出来そうです。ただし、10月末に2021年度入試要項掲載予定なので、受験者の方は必ず確認しましょう。

 

以下2019年10月時点コラム——————————————

2019年11月1日、文科省は大学入試での英語民間試験の来年度導入を延期することを表明しました。
以下大学・学部情報は2019年10月時点のコラムになりますので、導入延期を踏まえた新たな情報は各大学・学部のHPをご確認下さい。本コラムでも順次情報を更新していきますので、引き続き本コラムをよろしくお願いします。

 

 

 

早慶上智ICUMARCHと呼ばれる私立大学群の入試改革への対応を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

特にMARCHは一発逆転が狙える上位私立大学群であるだけに今後の動向に注目をしたいところです。

さて今回からは、MARCHと同レベルと言われる学習院大学、成蹊大学、そして就職に強い日本女子大、東京女子大の2021年度大学入試改革(新入試)の対応ついてみていきたいと思います。

学習院大学:個別試験を維持、共通テスト利用枠を新設し、国の4技能試験は使用しない。

成蹊大学:一般入試において4技能試験を利用。

 

【学習院大学】

現行の入試制度を概ね踏襲し、共通テスト利用枠をわずかながら新設することで受験生の幅を広げようと考えているのが学習院大学です。もともとセンター試験利用枠がない珍しい大学でしたが、共通テストでの記述問題の導入によってより幅広く受験生の実力を測れるとしてその採用を決めるなど非常に一貫した態度でこの2021年度大学入試改革(新入試)に対応しています。

また、今回の国の改革に伴う英語外部試験の利用はどの学部学科でもありません。(国際社会科学部プラス試験においてのみ活用されますが、国のシステムを介さず独自の方法で活用するとの事です。)

なお、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価についてはまだ公表されていません。

(出典:入学試験の変更点

【成蹊大学】

一般入試において4技能試験を全面的に使用するとしています。評価は国の定める4技能試験を段階別に得点換算し、加点を行うというもので、成蹊大学の受験にあたっては事実上4技能試験の受験が必須化したと言ってもよいでしょう。なお、共通テストの枠も設けられますが、こちらについては4技能試験のスコアをどのように扱うかの記述はありませんでした。また、調査書の評価は入学後の指導に用いられるのみで、入試の得点に影響はありません。

成蹊大学を志望する方が、どの程度のスコアを取得している必要があるかは未知数です。この辺りは実際に結果が明らかにならないとわからない部分であるため、受験を考えるのであれば知識の基礎を固めつつスピーキング・ライティングの能力を身に着けることを志向しておくべきでしょう。

(出典:2021年度入学者選抜の変更に関する予告

学習院大学・成蹊大学共にしっかりと知識を身に着けた人がまっとうに合格していく大学であるだけに2021年度大学入試改革(新入試)の対応が分かれていて興味深いところです。

成蹊大学は実際の受験者としてどの程度の外部試験スコアを持っている必要があるのか未知数です。

一方、学習院大学はスコアを不要としているため、一発逆転を目指すような層の受験者が増え競争が激しくなることが予想されます。現在もすでにそうですが、今後に至ってはより確実な基礎知識が合格のために必要になる事でしょう。

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