④ 自学自習形式のメリット・デメリット

 

こんにちは。EDIT STUDYです。今回の記事では「 ④自学自習形式のメリット・デメリット」という題名で各塾・予備校の形式ごとのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。大学受験における塾・予備校の形式ごとでご紹介しますので、是非塾・予備校選びのご参考にしてください。

 

自学自習形式に合う生徒とは

 

自学自習形式とはその名の通り自分で学び、自分で勉強していくスタイルになり、勉強は参考書を中心に学んでいくスタイルです。ということは授業がある塾・予備校と違って自分のペースで進められるメリットがあります。受験までにやるべきことをイメージして自分の計画を作りこなせるようであれば学習効果が高まるでしょう。

 

自学自習形式は問題を理解してどんどん進められるなら効果を発揮します。しかし、その裏には参考書を理解するための基礎学力が必要になってきます。大学受験参考書の多くは過去に各大学で出された問題を中心に作られています。例えば高3から勉強を始めたばかりの人はそもそも参考書に書いてあることが理解できない状況に陥り、消化不良のままになってしまいます。

 

高3までに勉強習慣が無かった人が自学自習形式の塾・予備校に入ると上記のような事がよくおこります。参考書は「何をやるか」ではなく「どうやるか」が9割です。参考書の使い方がわからない人は自学自習型に向いていない可能性が高いです。

 

つまり自学自習形式はある程度勉強習慣があり、高2までの授業の内容が理解できていて、自分で勉強を進めていける人にとって効果が発揮すると思われます。また参考書の学習もスケジュールを綿密に立てる必要があるため、自身で復習計画やスケジュール管理、修正が出来る、つまり自己管理能力が求められます。こうした基礎学力や勉強習慣、自己管理能力がある生徒にとっては効果を発揮できるでしょう。

 

サポートは基本的に大学生

 

なぜ上記のように基礎学力や勉強習慣、自己管理能力がある生徒でないと使いこなせないのか、これは自学自習形式の塾が抱える大きな問題点があります。それはサポートをするのは、基本的に大学生のアルバイトだからです。当たり前ですが、個別指導でも自学自習形式でも人数を確保するのは現実的に難しいため、基本的に大学生のアルバイトを集めます。

 

つまり大学生によって受験の経験も違いますし、合格した大学のレベルも異なります。そして極めつけはその雇用形態からまともな研修やトレーニングが出来ないため、クオリティコントロールが出来ないという点があります。こうした問題点もありますし、クオリティが不十分で経験値の浅い大学生のアルバイトに立ててもらった学習計画で成績を最大化出来るでしょうか。

 

ですから、自学自習形式の場合は生徒さん自身に基礎学力や勉強習慣、自己管理能力が求められるわけです。

 

メリット

 

・授業を受ける手間が省ける
・自身の志望校に合った参考書カリキュラムを作成してもらえる
・学習計画の管理をしてもらえるので勉強時間を確保しやすい

デメリット

 

・参考書の「解説」ではなく「使い方」のため、分からない問題は分からないままになる
・ほとんどのコーチが大学生アルバイトのため、クオリティのバラツキが非常に大きい
・スケジュール管理は最終的に受験生個人のため自己管理能力が高くないと成績が伸びない

 

というわけで自学自習形式の予備校の場合は基礎学力や勉強習慣、自己管理能力がある生徒でないと自学自習形式の良さを使いこなすことは難しいと言えます。

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