法政大学の特色・受験対策
法政大学は、15学部37学科をもつ大学で、市ヶ谷・多摩・小金井に3つのキャンパスを持っています。
多くの文系学部が市ヶ谷キャンパス、経済・社会・現代福祉・スポーツ健康学部は多摩キャンパスになります。小金井キャンパスは主に理系学部です。
受験者数は、明治大学、早稲田大学、日本大学に次ぐ多さですので、合格は容易ではありません。
<学部別>
■経済学部
特徴
法政大学経済学部は経済学科、国際経済学科、現代ビジネス学科の3つの学科が設置されています。2年次から4年次までの3年間じっくり研究できようにゼミを履修できることと、各学生のニーズに対応できるよう60以上のゼミが存在することが特徴です。
対策(英語)
例年の問題構成は、文法問題1問、読解問題3問という内容です。試験時間は90分。
英文の内容は多ジャンルで、出題方式も様々です。ただし整序・空欄補充など問題はオーソドックスなものが多く、決して難易度は高くありません。
一部専門用語など語彙的に難度が高いものもありますが、適所で設問を飛ばしながら進むなど計画的に取り組めば90分以内に一通り解き終えることが可能です。
■経営学部
特徴
法政大学経営学部には経営学科・経営戦略学科・市場経営学科の3学科が設置されています。3学科間の垣根は低く、3学科の科目を横断的に履修することも可能です。経営学部は少人数教育にも力を入れ、演習(ゼミナール)を2年次から履修することができます。
対策(英語)
例年の問題構成は長文読解4題。試験時間が90分。
その中で文法・構文の知識も広く問われます。1題あたりの英文量はそれほど多くないため、冷静に時間配分を考えて解き進めれば時間内に終えることが可能です。難易度はセンター試験より僅かに高いぐらいと考えていいでしょう。
■社会学部
特徴
法政大学社会学部は社会学科・社会政策科学科・メディア社会学科の3学科があります。
カリキュラムの幅広さが特徴で、計15種類のコースから自分の関心や進路に応じて、主専攻として7コースの中から1つ、残り14の中から副専攻として1~3つを選択し履修することができます。
対策(英語)
例年の問題構成は、文法問題1問、読解問題3問という内容です。試験時間は90分。
英文の内容は多ジャンルで、出題方式も様々です。ただし整序・空欄補充など問題はオーソドックスなものが多く、決して難易度は高くありません。
一部専門用語など語彙的に難度が高いものもありますが、適所で設問を飛ばしながら進むなど計画的に取り組めば90分以内に一通り解き終えることが可能です。
■法学部
特徴
法政大学法学部には法律学科、政治学科、国際政治学科の3学科があります。
自分が所属する学科以外の科目も履修でき、多様な科目から柔軟な学習が可能です。将来法律専門職を目指す学生のために「法職講座」という講座があったり、法政大学法科大学院(ロースクール)の教授陣が担当する授業やゼミも多くあったりします。
対策(英語)
他学部と共通内容のため
・法律学科・政治学科 → 国際文化学部 を参照
・国際政治学科 → 経営学部 を参照
■国際文化学部
特徴
法政大学国際文化学部は「文化」をキーワードに国際的な視野で多様なテーマについて学ぶことが可能です。情報文化コース・表象文化コース・言語文化コース・国際社会コースという4コース制を導入し、バランスのとれた国際社会人を育成します。
また海外留学が義務付けられており、英語圏のみならず、独・仏・露・中・西・韓という諸言語圏への留学を選択できます。
対策(英語)
例年の問題構成は長文読解が4題。試験時間は90分です。
他学部同様に読解問題の中に構文・文法・熟語知識などを問う問題が散りばめられているオーソドックスな問題です。試験時間に対して少々ボリュームがあるように感じますが、速読力を養い、時間配分にも留意すれば時間内に完全解答が可能です。
長文の内容ジャンルは多岐にわたりますが、難易度は平易です。
■文学部
特徴
法政大学文学部は4年間を市谷キャンパスで過ごします。
学科には、哲学・日本文学・英文学・史学・地理学・心理学科があります。学生全員がゼミに入ることができ、1人の教授に対して少数の生徒がつき、卒業論文の指導も密にしてもらうことができます。
対策(英語)
例年の問題構成は長文読解3題。試験時間が60分。
経営学部・法学部の試験内容から1題を削り、試験時間が30分短くなっています。
その中で文法・構文の知識も広く問われます。時間に対しての英文量は少し多くなるため、速読力が必要になります。
■キャリアデザイン学部
特徴
法政大学キャリアデザイン学部はキャリアデザインの歴史と現状、課題、キャリアデザインの理論と方法、政策等に関する教育・研究を行うことを目的とする日本初の学部です。
人材・教育等の分野で職業的に他者のキャリア支援を行う場合だけではなく、企業や地域社会などで他社と関わりながら活動する際に活用できる力を養うことができます
対策(英語)
例年の問題構成は長文読解が4題。試験時間は90分です。
他学部同様に読解問題の中に構文・文法・熟語知識などを問う問題が散りばめられているオーソドックスな問題です。試験時間に対して少々ボリュームがあるように感じますが、速読力を養い、時間配分にも留意すれば時間内に完全解答が可能です。
長文の内容ジャンルは多岐にわたりますが、難易度は平易です。
■グローバル教養学部
特徴
法政大学グローバル教養学部(通称GIS)はグローバル社会に求められる真の教養の習得を目的としています。
カリキュラムには一般教養と専門科目の区別がなく、授業はすべて英語で実施されます。ゼミを含むほとんどの授業は10名から20名位の徹底した少人数制で、学生一人ひとりの興味と先行知識に合わせた細やかな指導がされます。留学制度も多様に用意されています。
対策(英語)
例年問題構成は空所補充問題1題、長文読解4題という内容です。
試験時間は90分で、設問文まで全て英語です。
問題文中には非常にレベルの高い語も出てきますので語彙力の強化が不可欠です。またそれと並行して速読力・内容理解力を鍛えておかない限り、時間内に完全解答を目指すことは難しいでしょう。