英語読解セクション【第3・4・5・6問】では「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」を「高い強度で読み解き正解する」ことに重点を置きます。

□対策法の効果

回答時間の短縮 ⇒「全ての情報を逃してはいけない」と解釈出来ない文を何度も読み返したり、重要でない部分に線を引いたりと時間をロスしていませんか? ②正答率の向上 全ての文章を訳すことに必死になりすぎて「何が言いたいことか」という視点が抜け落ちていませんか?   以上のような解き方をしている生徒は読解セクションの得点が安定せず、センター英語100~140点前後をさまようことがよくあります。そこで160点以上で得点を安定させるためにこの補講は存在します。 では「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」を「高い強度で読み解き正解する」ということを具体的に確認していきます。   まず「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」とは以下の3パターンです。 本文中で発見したら必ず傍線を引き、設問を解く際にすぐ確認出来るようにしましょう。   □「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」3パターン各パラグラフの最初と最後の文逆説(buthowever等)の後ろ比較表現・数字関係 ※数字には必ず〇を付けよう   次に「高い強度で読み解き正解する」とは大きく分けて以下3つのルールを実施することを意味します。  

□「高い強度で読み解き正解する」3つのルール

設問と関わる1文を「100%の正確さで日本語訳をすること」 ⇒逆に言えば設問と関わらない分はスピード感を持って70%程度の強度で前から読み進めれば良いのです ②設問と関わる1文から「主張を意識的に読み解くこと」 ⇒本文、パラグラフは「何が言いたいのか」という視点で各自主張を読み解きましょう ③基本的に正解の選択肢は「本文の主張箇所を見事に言い換えている」 ⇒逆に言えば具体例を書いている選択肢は答えになる可能性が極めて低いと言うことが出来ます。 そのため文中で出てきた用語だけを見て選択肢に飛びつかず、選択肢は全て「100%の正確さで日本語訳」を行い、正解を導きましょう。   「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」を「高い強度で読み解き正解する」ために、センター英語読解セクション(第3・4・5・6問)で以上のことを確実に実施しましょう! それではセクション別に対策を確認していきます。     3問 論理展開把握問題対策(ABC問題共通) 問題の傾向が頻繁に変わり、苦手意識を持つ生徒が多いこの問題も「出題パターン」を押さえれば高得点が狙えます。何度も何度も読み返して時間をロスする&失点する生徒が多く見られますが得点源に変えていきましょう!  

3つの出題パターン

1パラ【1主張】が読み取れるか? ・【1主張】は文頭に来る ・【1主張】は逆説の後ろに来る   ②漠然⇒具体の移項を読み取れるか? ・漠然とした【1主張】から具体が来る ・具体の+-をヒントに【1主張】を推測する   ③譲歩⇒逆説(buthowever等)【主張】が読み取れるか? ・逆説前後の論理接続が適切か意識する ・【主張】と異なる譲歩以外の選択肢が正解になる     4問 情報取得問題(AB問題共通) 情報取得という問題の性質上、先に設問に目を通して、何を聞かれるか確認してから本文を読み進めましょう。  

□出題者の2点の意図

数字・比較表現に注意し、簡単な計算が出来るか ⇒数字には〇印をつけて設問を見た時すぐに戻れるようにしよう! ②図表などを隅々まで見て、情報の見落としをしないか ⇒必要な情報は図に書き込みながら読み進めよう!   5問 会話問題 会話の中から事実関係を押さえる設問です。基本的に「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」3パターンを押さえて解けば問題なく答えを導けます。ただしという問題の性質上、先に設問に目を通して、何を聞かれるか確認してから本文を読み進めましょう。特にイラスト問題は本文を読みながら消去法で正解を導くと時間の短縮になるので、「設問を見てから本文」を徹底しましょう。   6問 評論問題 「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」3パターンの効果が最も発揮される問題です。評論という性質上、どれだけ速くパラグラフ・本文の主張を読み解けるかがカギになります。最初に説明したパターンとルールを再確認し、少しテクニカルですが時間短縮と主張を効率よく読み解くために以下の第6問解法を実施しましょう。   □「解くために設問と関わる1文(主張or重要情報)」3パターン各パラグラフの最初と最後の文逆説(buthowever等)の後ろ比較表現・数字関係 ※数字には必ず〇を付けよう   □「高い強度で読み解き正解する」3つのルール設問と関わる1文を「100%の正確さで日本語訳をすること」 ⇒逆に言えば設問と関わらない分はスピード感を持って70%程度の強度で前から読み進めれば良いのです ②設問と関わる1文から「主張を意識的に読み解くこと」 ⇒本文、パラグラフは何が言うために書かれているかという視点で各自主張を読み解きましょう ③基本的に正解の選択肢は「本文の主張箇所を見事に言い換えている」 ⇒逆に言えば具体例を書いている選択肢は答えになる可能性が極めて低いと言うことが出来ます。 そのため文中で出てきた用語だけを見て選択肢に飛びつかず、選択肢は全て「100%の正確さで日本語訳」を行い、正解を導きましょう。   □第6問評論解法 ①A問題を確認 ②A問題すべての該当パラグラフ横に(A)と記入 ⇒該当パラグラフを読んだ時点で内容を忘れずに(A)問題を回答出来る ③設問B(本文の段落と内容をまとめた問題)を確認 ④内容が既に記入されているパラグラフにはその内容を該当パラグラフ横に記入 ⇒該当パラグラフの内容・主張を一瞬で掴んだうえで読むことが出来る ⑤未記入段落横に(B)と記入 ⇒該当パラグラフを読んだ時点で内容を忘れずに(B)問題を回答出来る ⑥①~⑤を実施した後に本文を読み始める ⑦A)(B)問題に該当するパラグラフを読み終えた時点で、設問に回答し、次ぎのパラグラフに進む