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<2019年10月更新>【新入試現代文-第二問-】プレテスト分析&対策

こんにちは、2021年度大学入試改革(新入試)担当の初田です。

 

今回は、H30年共通テスト試行調査第二回で実施された現代文の第二問について取り上げたいと思います。

 

TOPICS

複数の図や表、資料と本文との関連を問う問題が出題される

従来のセンター試験評論の対策が役に立つ

実用的な文章の出題は要対策

 

複数の図や表、資料と本文との関連を問う問題が出題される

✓従来のセンター試験評論と同様、傍線部と選択肢の解釈は厳密に
✓資料は設問の解答個所を探すイメージ
✓傍線部の単純な解釈に、論旨の理解が求められる

 

H30年第二回試行調査第二問は、従来のセンター試験評論を発展させ、本文の理解や傍線部の解釈を厳密に行う事を前提としつ、それを前提に複数の表や資料にまたがって問題を解いていくという問題でした。

第一問と同様、「論理(情報と情報の関係性)の吟味・構築」や「情報を編集して文章にまとめること」がやはり重要になっており、この傾向は2021年でも踏襲されることは間違いないでしょう。

扱われている資料と問題との関係ですが、資料全てに目を通す必要はありませんでした。問題自体にどの資料を使うのかの指定があり、その指定された資料の中から該当箇所を探して解答するイメージとなります。

法令文や契約文は評論や小説とは異なる文体で書かれていますから、前述の通り、日ごろから自身に関係する携帯などの契約書や学校の校則といった文章に意識的に目を通しておくと良いでしょう。

複数の表にかかわる問題の出題は、本文の論旨と表が何を表しているのかを正確に理解したうえで、解答を選ぶ問題でした。従来のセンター試験では、本文の論旨の正確な理解だけが求められてきましたが、今後は、読み取った論旨から応用的に情報を抽象化、具体化をしたうえで、表の解釈と選択肢を吟味する必要があります。このような処理はある程度の訓練によって身につけれるものですから、日ごろから文章に目を通し、その文章が何を伝えたいのかを読み取る習慣を付けていきましょう。

 

 従来のセンター試験評論の対策が役に立つ

✓特別に難しくなったものはない。今までの知見で十分対策可能
✓情報の抽象化と具体化がカギ

 正確な論旨や選択肢の吟味の在り方は従来のセンター試験評論そのものでした。読解中から重要だと思われるところにチェックを入れ、選択肢一つ一つに○×などを細かく書き入れ緻密に選んでいく事をしっかりと行えば全問正解も難しくないでしょう。むしろ大問が一つ増え、さらに表や資料が掲載される分、本文の分量は少なくなっており読むスピードへの意識は今までよりも少なくて済みました。そういった意味では負担感は少なくなっています。

一方で、情報の抽象化と具体化が新たに求められていることも感じ取れました。本文を読み取ったうえで資料や表を見て、演繹法や帰納法を用いることで問題を解いていく必要があります。言葉にすると小難しいですが、書かれていることに基づいて「考える」ことができるかが問われていると思っていただければよいでしょう。実際に体験することが一番早いと思いますので、興味のある方はぜひ試行調査に取り組んでみて下さい。

 

実用的な文章は要対策

✓実用的な文章は二回連続の出題。学習指導要領に沿った内容となっている

 実用的な文章は学習指導要領の例に挙げられている通り、過去2回の試行調査での出題があるなど、今後も出題の可能性が高いと考えられます。学習指導要領に「実社会に必要な国語の知識や技能を身に付けるようにする」とある通り、今後も社会生活の中で実際に目にするようなテーマの文章や資料などを活用した問題が出題されるでしょう。

受験的な視点で見ると、下記にかかわる文章をいかに読みこなせるかが焦点となります。

 

  • 新聞や広報誌など報道や広報の文章 
  • 案内、紹介、連絡、依頼などの文章や手紙
  • 会議や裁判などの記録、報告書、説明書、企画書、提案書などの実務的な文章
  • 法令文
  • キャッチフレーズや宣伝の文章 
  • インターネット上の様々な文章や電子メール
  • 概念図や様式図,地図,表,グラフなどの 様々な種類の図表や写真を伴う文章

(※出典:文部科学省 高等学校学習指導要領解説 国語編 平成30年7月

 

これらの文章は評論や小説と異なり意識しない事には目に触れづらいですから、共通テストを受験予定の方はよくよく目に入れる意識しておきましょう。読むばかりでなく、実際に学校活動などで作成をするのもよい練習になると思います。是非トライしてみて下さい。

 

 いかがでしたでしょうか。記述式問題と異なり、従来のセンター試験の延長線上に今回の問題は位置づけられていました。

弊塾では現代文を合格ラインまで乗せることを主眼に置いた指導を行っており、その知見が十分に生かせる問題の質であることは間違いありません。

実用的な文章も含め、どのような問題でもしっかりと対応できるよう、2021年度大学入試改革(新入試)に向けて取り組んでいきます。

興味のある方はぜひ弊塾HPをご覧になってくださいね。

 

 

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