2015.7.6
■#6(後編)■ ついに登場!塾内テスト唯一満点獲得のSくん
今回は、前回に引き続きSくんのインタビューの後編をお届けします。
勉強方法やモチベーション維持に対して自分なりに色々な工夫をし、継続できているSくんですが、なぜ現役時代は志望校に合格できなかったのか。
また塾・予備校に何を求め、EDIT STUDYをどう感じているのか・・・。
では、Sくんインタビュー後編 「昨年の反省と塾・予備校について」 です。
名川)今までの話を聞いていると、素晴らしく管理・工夫ができている状態だと思うんだけど、そうなると逆に気になるのは去年の過ごし方なんだが・・・現役時代はどうして失敗したの??
Sくん)まずスタートが遅かったです。受験勉強を始めたのは高3の夏からでした。
自分は本当に頭が悪くて、英語の偏差値なんか40ぐらいだったんですよ笑。で、中学の内容から全部やり直して、偏差値50は越えたんですが受験本番までに十分間に合わせることができなかったですね。
あと一応河合塾に行ってたんですが、そこでも失敗したなと思ってます。
今考えればバカだったんですが、塾に行ってたくさん授業を取ることで安心してました。これだけ授業受けていれば成績上がるだろうって。河合塾=精神安定剤みたいになってましたね笑。
授業が面白いのでその場ではすごく理解して、なんだか頭良くなった気分になるんですけど、実際に自分が問題を解く力は全く付いていなかったという・・・そのことに結構あとになって気付きました。
名川)Sくんぐらい自己管理ができる人だったら、もう少し時間があって、勉強の仕方が分かっていたら結果は変わっていたかもしれないけどな〜。
ただ、そういう話は大手予備校のあるあるネタだね・・・。授業が面白いのは素敵なことなんだけど、それで自分の学力を勘違いしてしまう生徒がすごく多い。
加えて、予備校には普段学力をチェックする仕組みがあまりないから、実は大した学力がついていないことに気づけないままの生徒が多いんだよね。
そういう事態を防ぐ意味でもEDIT STUDYは逆にテスト漬けってぐらいテストを頻繁に実施してるんだ。
Sくん)そうなんですよ!僕が最初に言った世の中にアピールしたいEDIT STUDYの良い所っていうのは、まさにそこに関係してることなんですよ。
名川)じゃあ、アピールお願いします笑。
Sくん)おまかせください笑。
受験って2月までのすごく長い道のりだと思うんですよ。志望校合格が最終目標であることには違いないんですけど、時間的に遠すぎてぼんやりしているというか・・。
でもEDIT STUDYは毎授業でテストがあるじゃないですか?とにかく次の授業のテストを絶対に合格するぞっていう短期的な目標設定が日々できるんですよね。
そうすると日常のモチベーションが切れる間がないというか、切らしてる暇がないというか・・とにかくモチベーション維持にすごくいいんです!
しかも日々のテストにちゃんと合格さえしていれば、10ヶ月後には気づいたらMARCH以上に合格できる実力が身についているって話ですよね?
こんなに取り組みやすくて、結果も出るサイクルって最高じゃないですか!?
名川)ありがとう、その通りだよ!
EDIT STUDYの合格保証制度の狙いはまさにそこ。それで実際に実績が出てるから、なんとか生徒全員にそのサイクルに乗ってきてほしいと思ってる。
それにしても、かなりの熱弁にちょっと感動したよ笑。
Sくん)いえいえ、この仕組みにはとても助けられているので。
去年の河合塾で言えば、夏期講習とかイレギュラーな授業があって、結構ペースを崩されるタイミングがあるんですよ。あと、サボろうと思えばサボれちゃうし。
でもEDIT STUDYはそういう講習もないし、1年中決まったサイクルで授業やテストがあるからリズムが崩れないし、サボれないし。
自己管理ができてるって褒めてくれますけど、元々自分は甘えやすいタイプなので、塾に管理してもらえることで本当に助かってるんです!
あともう1個いいですか??
名川)だいぶお腹いっぱいで嬉しいけど、どうぞ笑
Sくん)先生方との距離感が近いのがありがたいです!
自分は結構人に頼ったり甘えたりする性格なので、1年間3教科を1人の先生に近くで見ていてもらえるのが、すごく安心感があって助かります。
お世話になっている先生のためにも合格しなきゃなって思いますし!
名川)そうかそうかー!嬉しいこと言ってくれるね。
確かにここまで生徒と講師の距離が近いのも珍しいかもね。かなり密着型だからな笑。
講師側からしても1人が全教科を教えることで、その生徒の強み弱みが詳細に把握できてアドバイスしやすいし、単純に愛着も湧くからね。当然こっちも絶対に合格させたいなって思ってやってる。
生徒からそういう風に言ってもらえて、2人3脚でやっていければ理想だよ。
話を聞いていると、そりゃ満点もとれるわって納得の内容なんだけど、逆にSくんってモチベーションが切れるようなことはないの?
Sくん)それが最近あったんですよ!!
歯医者で親知らずを抜いたんですが、麻酔がちゃんと効いてない状態で治療が始まったという!
家帰ってからもすごく痛いし、血は止まらないし、その日は1分も勉強しませんでした。
やっと腫れと痛みが引いてきたので勉強もできるようになりましたけど。
名川)確かに、このまえ飴玉を口に入れてるみたいに腫れてたもんね。
さすがにSくんも痛みと流血に耐えながら勉強はできなかったか〜笑
Sくん)はい・・受験期に親知らずを抜くことは絶対オススメしません!!
名川)了解、これからそういう生徒がいたら全力で止めるわ!
性格も穏やかで「いいやつ」オーラが溢れ出ているSくんは「すごいね!」「えらいね!」とこちらが褒めても「いや自分バカなんで」とか「自分に甘くてダメなんです」などの言葉が返ってきます。
謙遜している部分もあるのでしょうが、恐らく本気でそう思って出た言葉だと私には感じられました。
自分に何が足りないか、どうしなければいけないかをきちんと理解し工夫できているのは、このような言葉が本気で出てくるぐらい自分のことを客観視し、考えることができているからだと思います。
現役時代の失敗に対しても失敗の内容を正確に認識し、その事実をきちんと受け入れ、それを今年にどう活かすかということに思考が移っています。
そしてそれをしっかりと行動に移し、地道に継続しています。
こういう生徒の話をすると、生徒・保護者問わず「優秀な人は違うな」「自分にはできない、関係ない」としてすぐに片付けてしまうような人が往々にして存在します。
しかしそれは違うと私は思います。何か生まれ持った能力の差などでは決してなく、どれだけ丁寧に自分と、自分が目指すものと向き合っているかだと思います。
本当はもう1本抜かなければならない親知らずの治療を来年に見送ったというSくんは、恐らくこのままモチベーションを切らすことなく、努力を積み重ね、目標を達成するでしょう。
Sくんの受験に対する取り組み姿勢が周囲へと伝播し、同じように高いモチベーションで受験に立ち向かう生徒が増えていくことを願います。